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公開番号
2024131668
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023042082
出願日
2023-03-16
発明の名称
画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B41J
11/42 20060101AFI20240920BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】先端部分を切除することがなく、記録媒体のカール量に応じた吸引搬送を行うことができ、吸引搬送の際に記録媒体の浮き上がりを低減できる画像形成装置。
【解決手段】記録媒体110を搬送する搬送手段209、液体吐出ヘッド221、排出領域bにおいて記録媒体のカール量を検知する検知手段210、制御手段300を備える画像形成装置である。搬送手段は、複数の孔205を有する支持部材204と、記録媒体を吸引する吸引手段208とを備える。制御手段は、検知手段が記録媒体のカール量を検知した後、記録媒体を巻き戻し、記録媒体の先端を、印字領域に位置させる、又は、印字領域よりも搬送方向の上流側であって印字領域の近傍に位置させるとともに、記録媒体のカール量に応じて吸引手段の吸引力を設定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ロール状に巻かれたシート状の記録媒体を搬送するとともに、前記記録媒体を搬送する方向を変更可能な搬送手段と、
前記記録媒体に液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記記録媒体が搬送される方向のうちの一の方向を前記記録媒体の搬送方向とし、前記液体吐出ヘッドが前記記録媒体に液体を吐出する領域を印字領域とし、前記印字領域よりも前記搬送方向の下流側の領域であって前記記録媒体が排出される領域を排出領域としたとき、前記排出領域において前記記録媒体のカール量を検知する検知手段と、
前記搬送手段を制御する制御手段と、を備え、
前記搬送手段は、前記印字領域で前記記録媒体を支持し、複数の孔を有する支持部材と、前記支持部材を介して前記記録媒体を吸引する吸引手段と、を備え、
前記制御手段は、前記検知手段が前記記録媒体のカール量を検知した後、前記記録媒体を前記搬送方向とは逆方向に巻き戻し、前記記録媒体の先端を、前記印字領域に位置させる、又は、前記印字領域よりも前記搬送方向の上流側であって前記印字領域の近傍に位置させるとともに、前記記録媒体のカール量に応じて前記吸引手段の吸引力を設定する
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、前記記録媒体のカール量と、前記記録媒体の特性並びに装置使用環境における温度及び湿度から選ばれる少なくとも一つ以上の条件と、に基づいて前記吸引手段の吸引力を設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記記録媒体の前記搬送方向への搬送量の累計を累計搬送量としたとき、
前記制御手段は、前記累計搬送量に基づいて前記吸引手段の吸引力を再設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記吸引手段の吸引力を再設定する際、前記累計搬送量が増加するに従って、連続的又は段階的に前記吸引手段の吸引力を増加させる
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記累計搬送量と、前記記録媒体の特性並びに装置使用環境における温度及び湿度から選ばれる少なくとも一つ以上の条件と、に基づいて前記吸引手段の吸引力を再設定する
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記検知手段は、前記記録媒体のカール量を検知する際、前記記録媒体の先端位置が一の点から他の点までの到達時間に基づいて前記記録媒体のカール量を求める
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ロール状に巻かれたシート状の記録媒体を搬送し、記録媒体に画像を形成する画像形成装置が知られている。このような画像形成装置では、記録媒体を引き出し、記録媒体を吸引しながら搬送する吸引搬送が知られている。従来、吸引搬送する際に、記録媒体の巻き癖による浮きを抑制して搬送する技術が提案されている。
【0003】
特許文献1では、支持部材(プラテン)の表面に記録媒体(記録シート)を吸着させて搬送する搬送装置が開示されている。特許文献1では、記録媒体の種類、記録媒体の先端位置、プラテンから記録媒体が浮き上がった部分の高さに基づいて吸引圧力を設定している。特許文献1によれば、記録媒体の種類、記録媒体の先端部の位置に応じて記録媒体を吸引する圧力を適切かつ短時間で設定することができるとしている。
【0004】
特許文献2では、記録媒体の先端部のカール量を取得し、その量に基づいて記録領域から下流側への突出量を制御する記録装置が開示されている。特許文献2によれば、ロール状の記録媒体の記録領域での浮き上がりを抑制しつつ、記録媒体を節約することができるとしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、シートがプラテンから浮き上がった部分の高さを制御に用いており、このような方法の場合、初期にシートを備え付けた場合に、シートの先端が画像形成に使用されない。そのため、シートの先端を切除することになり、画像形成に使用できる部分が廃棄されてしまう。
特許文献2では、ロール紙の残量により用紙の先端部のカール量を推定し、記録媒体の先端を記録領域から下流側へ突出させている。このような方法では、記録領域から下流側へ突出させた記録媒体を切除することになるため、画像形成に使用できる部分が廃棄されてしまう。
【0006】
そこで本発明は、先端部分を切除することがなく、記録媒体のカール量に応じた吸引搬送を行うことができ、吸引搬送の際に記録媒体の浮き上がりを低減できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、
ロール状に巻かれたシート状の記録媒体を搬送するとともに、前記記録媒体を搬送する方向を変更可能な搬送手段と、
前記記録媒体に液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記記録媒体が搬送される方向のうちの一の方向を前記記録媒体の搬送方向とし、前記液体吐出ヘッドが前記記録媒体に液体を吐出する領域を印字領域とし、前記印字領域よりも前記搬送方向の下流側の領域であって前記記録媒体が排出される領域を排出領域としたとき、前記排出領域において前記記録媒体のカール量を検知する検知手段と、
前記搬送手段を制御する制御手段と、を備え、
前記搬送手段は、前記印字領域で前記記録媒体を支持し、複数の孔を有する支持部材と、前記支持部材を介して前記記録媒体を吸引する吸引手段と、を備え、
前記制御手段は、前記検知手段が前記記録媒体のカール量を検知した後、前記記録媒体を前記搬送方向とは逆方向に巻き戻し、前記記録媒体の先端を、前記印字領域に位置させる、又は、前記印字領域よりも前記搬送方向の上流側であって前記印字領域の近傍に位置させるとともに、前記記録媒体のカール量に応じて前記吸引手段の吸引力を設定する
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、先端部分を切除することがなく、記録媒体のカール量に応じた吸引搬送を行うことができ、吸引搬送の際に記録媒体の浮き上がりを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の画像形成装置の一実施形態を説明するための概略図である。
制御系の一例を説明するためのブロック図である。
本発明の画像形成装置の一実施形態を説明するための要部概略図である。記録媒体のカール量を検知する状態を説明するための概略図である。
記録媒体のカール量を検知する状態を説明するための概略図であり、図3に示す状態から時間経過した状態を示す図である。
印刷可能状態の一例を示す概略図であり、図4に示す状態から時間経過した状態を示す図である。
カール量の検知の一例を説明するための概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る画像形成装置について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
(【0011】以降は省略されています)
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