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公開番号
2025130306
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027406
出願日
2024-02-27
発明の名称
液体吐出ヘッド及び液体を吐出する装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B41J
2/14 20060101AFI20250901BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】ノズル板と流路部材とを精度よく位置決めすることができる液体吐出ヘッドを提供する。
【解決手段】ノズル板101の主基準の位置決め孔130aと流路部材たる下部ハウジング10bの位置決め孔131aに挿入され、ノズル板101を下部ハウジング10bに位置決めする位置決め部材たる位置決めピン140は、ノズル板の位置決め孔130aと下部ハウジング10bの位置決め孔131aの双方に対して所定の隙間を有して挿入されている。この位置決めピン140は、固定部材160aと下部ハウジング10bの位置決め孔131aの内周面とによりZ方向に平行な姿勢で挟持固定されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
ノズルを有するノズル板と、
前記ノズルから吐出する液体が流れる流路を有する流路部材と、
前記ノズル板の位置決め孔と前記流路部材の位置決め孔に挿入され、前記ノズル板を前記流路部材に位置決めする位置決め部材とを備えた液体吐出ヘッドにおいて、
前記位置決め部材は、前記ノズル板の位置決め孔と前記流路部材の位置決め孔の双方に対して所定の隙間を有しており、
前記位置決め部材の前記位置決め孔への挿入方向に直交する方向から前記位置決め部材を押し込んで、前記位置決め部材の外周面を2つの位置決め孔のうち少なくとも一方の位置決め孔の内周面に当接させて前記挿入方向に平行な姿勢で前記位置決め部材を前記位置決め孔内で固定する固定部材を設けたことを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記ノズル板は、拡散接合により前記流路部材に接合されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項3】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記ノズル板、前記流路部材、前記位置決め部材および前記固定部材は、同一材料で構成されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項4】
請求項3に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記ノズル板、前記流路部材、前記位置決め部材および前記固定部材は、同種のステンレス鋼材からなることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項5】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記流路部材は、前記位置決め部材の前記位置決め孔への挿入方向に直交する方向に延びて、前記流路部材の外周面と前記流路部材の位置決め孔とを連通し、前記固定部材が挿入される連通孔を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項6】
請求項5に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記連通孔は、雌ネジ部を有し、前記固定部材には、前記雌ネジ部にネジ止めされる雄ネジ部を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項7】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記ノズル板には、複数のノズルが配列されたノズル列を有し、
前記ノズル板のノズル配列方向の両端部が、前記流路部材に位置決めされることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項8】
請求項7に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記ノズル板のノズル配列方向の一端側に配置された位置決め孔は、丸孔であり、前記ノズル板のノズル配列方向の他端側に配置された位置決め孔は、ノズル配列方向に長い長孔であることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項9】
請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記ノズル板には、複数のノズルが配列されたノズル列を有し、
前記ノズル板は、前記ノズル板のノズル配列方向の両端部と、前記ノズル配列方向において前記両端部の間に位置する中央部の3箇所で、前記流路部材に位置決めされており、
前記ノズル板のノズル配列方向の前記両端部に配置された位置決め孔は、前記ノズル配列方向に長い長孔であり、前記ノズル配列方向の前記中央部に配置された位置決め孔は、丸孔であることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項10】
請求項8または9に記載の液体吐出ヘッドにおいて、
前記丸孔の位置決め孔に挿入される位置決め部材のみ前記固定部材により固定することを特徴とする液体吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッド及び液体を吐出する装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ノズルを有するノズル板と、ノズルから吐出する液体が流れる流路を有する流路部材と、ノズル板の位置決め孔と流路部材の位置決め孔に挿入され、ノズル板を流路部材に位置決めする位置決め部材とを備え、ノズル板は、前記流路部材に接合される液体吐出ヘッドが知られている。
【0003】
特許文献1には、上記液体吐出ヘッドとして、流路部材たるハウジングの位置決め孔とノズル板の位置決め孔に位置決め部材たる位置決めピンを挿入してノズル板をハウジングに位置決めした状態で、ノズル板をハウジングに接合するものが記載されている。ノズル板のハウジングへの接合は、拡散接合であり、20MPa以上の圧力をハウジングとノズル板の界面にかけた状態で、真空度1.0×10
-4
Pa、800℃~1000℃で昇温後、10分~1時間の温度を保持して接合する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ノズル板とハウジングなどの流路部材との位置決め精度に課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、ノズルを有するノズル板と、前記ノズルから吐出する液体が流れる流路を有する流路部材と、前記ノズル板の位置決め孔と前記流路部材の位置決め孔に挿入され、前記ノズル板を前記流路部材に位置決めする位置決め部材とを備えた液体吐出ヘッドにおいて、前記位置決め部材は、前記ノズル板の位置決め孔と前記流路部材の位置決め孔の双方に対して所定の隙間を有しており、前記位置決め部材の前記位置決め孔への挿入方向に直交する方向から前記位置決め部材を押し込んで、前記位置決め部材の外周面を2つの位置決め孔のうち少なくとも一方の位置決め孔の内周面に当接させて前記挿入方向に平行な姿勢で前記位置決め部材を前記位置決め孔内で固定する固定部材を設けたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ノズル板と流路部材とを精度よく位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態の液体吐出ヘッドの正面図。
同液体吐出ヘッドを斜め下方から見た斜視図。
下部ハウジングを取り外した液体吐出ヘッドの正面図。
下部ハウジングを取り外した液体吐出ヘッドの下端部の拡大斜視図。
液体吐出ヘッドのX方向に垂直な断面図。
(a)は、液体吐出ヘッドのY方向に垂直な断面図であり、(b)は、流路内の液体の流れを示す図。
実施例1におけるノズル板と下部ハウジングとの位置決め構造について説明する図。
拡散接合の工程フロー図。
拡散接合装置の概略図。
従来の不具合について説明する図。
実施例2におけるノズル板の底面図。
実施例3の構成を示す概略図。
実施例4の構成を示す概略図。
比較例2の構成を示す概略図。
比較例3の構成を示す概略図。
液体を吐出する装置としてのインクジェットプリンタの概略構成図。
インクジェットプリンタの自動車に対する配置例を示す斜視図。
本実施形態の液体吐出ヘッドを備える液体を吐出する装置としての電極製造装置の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものである。以下の説明はこの発明における最良の形態の例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
【0009】
図1は液体吐出ヘッド1の正面図であり、図2は液体吐出ヘッド1を斜め下方から見た斜視図である。なお、図1、図2において、液体吐出ヘッド1の長手方向(ノズルの配列方向)をX方向、液体吐出ヘッド1の短手方向をY方向とする。また、液体吐出ヘッド1の高さ方向(ノズル111からの液体吐出方向)をZ方向とする。そして、これ以降の図もこの座標の定義は、特に断りがない限り同様であるとする。
【0010】
液体吐出ヘッド1は、ハウジング10と、複数のノズル111が配列されたノズル板101とを備えている。ハウジング10は、上部ハウジング10aと液体の流路112(図5参照)が形成された流路部材たる下部ハウジング10bを有する。上部ハウジング10aと下部ハウジング10bは一体的に形成することも可能である。上部ハウジング10aと下部ハウジング10bは、拡散接合で一体化される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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