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公開番号
2025122831
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024018513
出願日
2024-02-09
発明の名称
シート搬送装置、及び、画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B65H
5/06 20060101AFI20250815BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】搬送経路でシートが搬送停止する異常が生じたときに、その搬送停止したシートを取り除く作業を簡単におこなう。
【解決手段】第1、第2アクチュエータ91、92は、搬送経路においてシートPが正常に搬送されているときには、第4、第5搬送ローラ対34、35のニップ圧が基準値になるように制御されて、搬送経路においてシートPが搬送停止する異常が生じてしまったときには、第4,第5搬送ローラ対34、35のうち、そのシートPを挟持していて複数の手動操作ノブ71、72のうち手動操作される1つの手動操作ノブ72に対応する第5搬送ローラ対35のニップ圧が基準値よりも大きくなるように制御されて、そのシートPを挟持していて複数の手動操作ノブ71、72のうち手動操作されない手動操作ノブ71に対応する第4搬送ローラ対34のニップ圧が前記基準値に対して同等以下になるように制御される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
隙間をあけて対向するように配置されて、シートが搬送される搬送経路を前記隙間に形成する一対の搬送ガイド部材と、
前記搬送経路において搬送方向に間隔をあけて配置されて、前記搬送方向に沿うように回転してシートを挟持・搬送する複数の搬送ローラ対と、
前記複数の搬送ローラ対をそれぞれ手動で回転させる複数の手動操作部材と、
前記複数の搬送ローラ対のそれぞれのニップ圧を別々に増減可能なニップ圧可変手段と、
を備え、
前記ニップ圧可変手段は、
前記搬送経路においてシートが正常に搬送されているときには、前記ニップ圧が基準値になるように制御されて、
前記搬送経路においてシートが搬送停止する異常が生じてしまったときには、前記複数の搬送ローラ対のうち、当該シートを挟持していて前記複数の手動操作部材のうち手動操作される1つの手動操作部材に対応する搬送ローラ対の前記ニップ圧が前記基準値よりも大きくなるように制御されて、当該シートを挟持していて前記複数の手動操作部材のうち手動操作されない手動操作部材に対応する搬送ローラ対の前記ニップ圧が前記基準値に対して同等以下になるように制御されることを特徴とするシート搬送装置。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記異常の有無と、前記異常が生じた位置と、を検知可能な複数のシート検知センサが、前記搬送経路に設置され、
前記複数のシート検知センサの検知結果に基づいて、前記複数の手動操作部材のうち手動操作される1つの手動操作部材が定められて、前記ニップ圧可変手段が制御されることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項3】
前記手動操作されない手動操作部材に対応する搬送ローラ対は、前記ニップ圧がゼロになるように搬送ローラ対を構成する駆動ローラと従動ローラとが離間されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート搬送装置。
【請求項4】
前記搬送経路を露呈可能な開閉ドアを備え、
前記開閉ドアの開放動作をトリガーにして前記ニップ圧可変手段が制御されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート搬送装置。
【請求項5】
前記複数の搬送ローラ対は、それぞれ、駆動ローラと従動ローラとを具備し、
前記ニップ圧可変手段は、複数の前記従動ローラをそれぞれ別々に移動可能な複数のアクチュエータであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート搬送装置。
【請求項6】
前記一対の搬送ガイド部材は、湾曲した前記搬送経路を形成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート搬送装置。
【請求項7】
前記一対の搬送ガイド部材は、一方の搬送ガイド部材に対して他方の搬送ガイド部材が前記隙間を広げる方向に移動可能に構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート搬送装置。
【請求項8】
請求項1又は請求項2に記載のシート搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、シートを搬送するシート搬送装置と、それを備えた画像形成装置と、に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置において、一対の搬送ガイド部材によって形成された搬送経路に複数の搬送ローラ対を間隔をあけて設置して、複数の搬送ローラ対によってシートを搬送する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
一方、特許文献1には、搬送ローラ対(レジストローラ対)において、レジスト板に突き当てるようにシートを搬送してシートの斜行を補正するときには搬送力を弱く設定して、斜行補正後に転写ニップに向けてシートを搬送するときには搬送力を強く設定する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のシート搬送装置は、搬送経路でシートが搬送停止(ジャム)する異常が生じたときに、その搬送停止したシートを取り除くために手動操作部(操作ノブ)を手動操作して、搬送ローラ対を回転させてシートをニップに挟持されない位置まで移動させていた。しかし、その手動操作が簡単ではなく、シートがスリップしてしてしまう不具合などが生じていた。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、搬送経路でシートが搬送停止する異常が生じたときに、その搬送停止したシートを取り除く作業を簡単におこなうことができる、シート搬送装置、及び、画像形成装置、を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明におけるシート搬送装置は、隙間をあけて対向するように配置されて、シートが搬送される搬送経路を前記隙間に形成する一対の搬送ガイド部材と、前記搬送経路において搬送方向に間隔をあけて配置されて、前記搬送方向に沿うように回転してシートを挟持・搬送する複数の搬送ローラ対と、前記複数の搬送ローラ対をそれぞれ手動で回転させる複数の手動操作部材と、前記複数の搬送ローラ対のそれぞれのニップ圧を別々に増減可能なニップ圧可変手段と、を備え、前記ニップ圧可変手段は、前記搬送経路においてシートが正常に搬送されているときには、前記ニップ圧が基準値になるように制御されて、前記搬送経路においてシートが搬送停止する異常が生じてしまったときには、前記複数の搬送ローラ対のうち、当該シートを挟持していて前記複数の手動操作部材のうち手動操作される1つの手動操作部材に対応する搬送ローラ対の前記ニップ圧が前記基準値よりも大きくなるように制御されて、当該シートを挟持していて前記複数の手動操作部材のうち手動操作されない手動操作部材に対応する搬送ローラ対の前記ニップ圧が前記基準値に対して同等以下になるように制御されるものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、搬送経路でシートが搬送停止する異常が生じたときに、その搬送停止したシートを取り除く作業を簡単におこなうことができる、シート搬送装置、及び、画像形成装置、を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
シート搬送装置を示す構成図である。
シート搬送装置の搬送経路でシートのジャムが生じた状態を示す図である。
(A)正常時におけるシート搬送装置の動作を示す概略図と、(B)ジャム発生時におけるシート搬送装置の動作を示す概略図と、である。
ジャム発生時に搬送ガイド部材が移動される動作を示す概略図である。
ジャム発生時の制御の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
図1に示すように、画像形成装置1の中央上方には、中間転写ベルト8が設置されている。また、中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した感光体ドラム2Y、2M、2C、2K(作像部)が並設されている。さらに、中間転写ベルト8は、その下方で2次転写ローラ15(2次転写ベルト16)に圧接して、画像形成部としての2次転写ニップを形成している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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