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公開番号
2025127346
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024024041
出願日
2024-02-20
発明の名称
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
,
個人
主分類
G06F
8/65 20180101AFI20250825BHJP(計算;計数)
要約
【課題】ファームウェア格納用パーティションにインストールされているファームウェアの更新に失敗した場合に、ファームウェア格納用パーティション以外の他のパーティションにインストールされているアプリケーションを連動して切り替えることができる情報処理装置の提供を目的とする。
【解決手段】本発明の一態様に係る情報処理装置は、ファームウェア格納用パーティションと、アプリ格納用パーティションと、を含む第1記憶領域と、フラグ情報を記憶する第2記憶領域と、フラグ情報に基づいたファームウェア格納用パーティションに格納されたファームウェアを起動させる第1起動部と、第1起動部がファームウェア格納用パーティションに格納されたファームウェアを起動させた後、フラグ情報に基づいてアプリ格納用パーティションに格納されたアプリケーションを起動させる第2起動部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
自装置の起動時に実行されるファームウェアを格納する複数のファームウェア格納用パーティションと、アプリケーションを格納する複数のアプリ格納用パーティションと、を含む第1記憶領域と、
前記ファームウェアを起動させる前記ファームウェア格納用パーティションを選択する情報を含むフラグ情報を記憶する第2記憶領域と、を含む記憶部と、
前記フラグ情報に基づいた前記ファームウェア格納用パーティションに格納された前記ファームウェアを起動させる第1起動部と、
前記第1起動部が前記ファームウェア格納用パーティションに格納された前記ファームウェアを起動させた後、前記フラグ情報に基づいて当該ファームウェア格納用パーティションと対応付けられた前記アプリ格納用パーティションに格納された前記アプリケーションを起動させる第2起動部と、
を備える情報処理装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記記憶部の前記第1記憶領域は、
第1のファームウェアを格納する第1ファームウェア格納用パーティションと、第2のファームウェアを格納する第2ファームウェア格納用パーティションと、
前記第1ファームウェア格納用パーティションと対応付けられた第1のアプリケーションを格納する第1アプリ格納用パーティションと、前記第2ファームウェア格納用パーティションと対応付けられた第2のアプリケーションを格納する第2アプリ格納用パーティションと、の各パーティションを含み、
前記第1起動部は、
前記フラグ情報が第1の値を示す場合は、前記第1ファームウェア格納用パーティションに格納された前記第1のファームウェアを起動させ、前記フラグ情報が第2の値を示す場合は、前記第2ファームウェア格納用パーティションに格納された前記第2のファームウェアを起動させ、
前記第2起動部は、
前記フラグ情報が前記第1の値を示す場合は、前記第1アプリ格納用パーティションに格納された前記第1のアプリケーションを起動させ、前記フラグ情報が前記第2の値を示す場合は、前記第2アプリ格納用パーティションに格納された前記第2のアプリケーションを起動させる、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記ファームウェアの更新に成功すると、前記フラグ情報が前記第1の値を示す場合は前記第1の値を前記第2の値に更新し、前記フラグ情報が前記第2の値を示す場合は前記第2の値を前記第1の値に更新する更新部をさらに備える、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第1起動部および前記第2起動部は、
前記更新部による前記ファームウェアの更新が成功した時は、更新後の前記フラグ情報に基づいた前記パーティションに格納された前記ファームウェアを起動させる、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記更新部による前記ファームウェアの更新が失敗した時は、エラーを通知する通知部をさらに備える、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記更新部は、
前記ファームウェアの更新失敗時には、前記フラグ情報を維持する、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記記憶部の前記第2記憶領域は、外部ストレージ内に設けられる、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
自装置の起動時に実行されるファームウェアを格納する複数のファームウェア格納用パーティションと、アプリケーションを格納する複数のアプリ格納用パーティションと、を含む第1記憶領域と、
前記ファームウェアを起動させる前記ファームウェア格納用パーティションを選択する情報を含むフラグ情報を記憶する第2記憶領域と、を含む記憶部を備える情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
前記フラグ情報に基づいた前記ファームウェア格納用パーティションに格納された前記ファームウェアを起動させる処理と、
前記ファームウェア格納用パーティションに格納された前記ファームウェアを起動させた後、前記フラグ情報に基づいて当該ファームウェア格納用パーティションと対応付けられた前記アプリ格納用パーティションに格納された前記アプリケーションを起動させる処理と、
を含む情報処理方法。
【請求項9】
自装置の起動時に実行されるファームウェアを格納する複数のファームウェア格納用パーティションと、アプリケーションを格納する複数のアプリ格納用パーティションと、を含む第1記憶領域と、
前記ファームウェアを起動させる前記ファームウェア格納用パーティションを選択する情報を含むフラグ情報を記憶する第2記憶領域と、を含む記憶部を備える情報処理装置に実行させるプログラムであって、
前記フラグ情報に基づいた前記ファームウェア格納用パーティションに格納された前記ファームウェアを起動させる処理と、
前記ファームウェア格納用パーティションに格納された前記ファームウェアを起動させた後、前記フラグ情報に基づいて当該ファームウェア格納用パーティションと対応付けられた前記アプリ格納用パーティションに格納された前記アプリケーションを起動させる処理と、
を実行させるプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
情報処理装置において、ファームウェアが破損した際にシステムを起動することができない状態を復旧させる技術が知られている。例えば、特許文献1において、フラッシュROM内に複数のBIOS(Basic Input/Output System)データが格納されたブロックを備え、システムの立ち上げが行われたブロックと異なるブロックに対して、BIOSの書き換えを行う技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
情報処理装置は、UEFIにあるブートエントリ情報をもとにファームウェア格納用パーティションを選択する。ファームウェア格納用パーティションとは、ブートローダ、カーネルなどのシステムが保存されている領域である。情報処理装置が起動する場合、まず、UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)を起動させた後、UEFIがブートローダ、カーネルなどをブートさせ、カーネルがアプリケーションを起動させる。なお、UEFIは、OS(Operating System)を起動するためのソフトウェアの一種であり、ハードウェアとOSの間のインターフェースとして働き、ハードウェアの初期化を行い、OSのブートローダを起動することができる。UEFIは、BIOSの後継として拡張されたファームウェアである。
【0004】
このため、UEFIが起動するプロセスであるブートローダを起動させるファームウェア格納用パーティションしか決めることができず、アプリケーションが格納された他のパーティションのアプリケーションを起動させるパーティションを選択することはできない。よって、ファームウェア格納用パーティション更新失敗時にはファームウェアのみしか復旧できず、アプリケーション格納用パーティション更新失敗時にはアプリケーションのみしか復旧できない。
【0005】
本発明は、ファームウェア、アプリケーションのいずれの更新に失敗した場合であっても、復旧処理が可能な情報処理装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る情報処理装置は、自装置の起動時に実行されるファームウェアを格納する複数のファームウェア格納用パーティションと、アプリケーションを格納する複数のアプリ格納用パーティションと、を含む第1記憶領域と、前記ファームウェアを起動させる前記ファームウェア格納用パーティションを選択する情報を含むフラグ情報を記憶する第2記憶領域と、を含む記憶部と、前記フラグ情報に基づいた前記ファームウェア格納用パーティションに格納された前記ファームウェアを起動させる第1起動部と、前記第1起動部が前記ファームウェア格納用パーティションに格納された前記ファームウェアを起動させた後、前記フラグ情報に基づいて当該ファームウェア格納用パーティションと対応付けられた前記アプリ格納用パーティションに格納された前記アプリケーションを起動させる第2起動部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一実施形態によれば、ファームウェア、アプリケーションのいずれの更新に失敗した場合であっても、復旧処理ができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成図である。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置のソフトウェア構成図である。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の制御部のハードウェア構成を示すブロック図である。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の制御部の機能ブロック図である。
比較例に係る情報処理装置におけるパーティションの起動方法を説明するための図である。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置における、フラグ情報が第1の値を示す場合のパーティション起動方法を説明するための図である。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置における、フラグ情報が第2の値を示す場合のパーティション起動方法を説明するための図である。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置におけるファームウェアの更新成功時のパーティション起動方法を説明するための図である。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置におけるファームウェアの更新失敗時のパーティション起動方法を説明するための図である。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置における第1起動部および第2起動部のアクティビティ図である。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置における更新部のアクティビティ図である。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置における通知部のアクティビティ図である。
本発明の一実施形態に係る情報処理方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
【0010】
[第1実施形態]
<ハードウェア構成>
図1は本発明の一実施形態に係る情報処理装置1のハードウェア構成図である。情報処理装置1は、記憶部2と、制御部3と、外部メモリ4と、操作部5とを備える。情報処理装置1は、インターネットなどのネットワーク回線を介してネットワークサーバ6と通信可能に接続される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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