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公開番号
2025127251
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024023871
出願日
2024-02-20
発明の名称
液体吐出装置、およびメンテナンス方法
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B41J
2/165 20060101AFI20250825BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】使用状況に基づいてメンテナンス実施のタイミングを最適化し、印刷開始時から良好な印刷品質が得られる液体吐出装置を提供する。
【解決手段】液体を吐出するヘッド4と、ヘッド4のメンテナンスを行う維持回復機構20とを備える液体吐出装置であって、ヘッド4のメンテナンスを実施するタイミングを管理するメンテナンスタイミング管理手段804と、ユーザーによる液体吐出装置の使用状況を学習する使用状況学習手段802と、を備え、メンテナンスタイミング管理手段804が、使用状況学習手段802が学習した液体吐出装置の使用状況に基づき、ユーザーによる液体吐出装置の使用開始予想時刻T2を判断するとともに、使用開始予想時刻T2の直前にメンテナンスが実施されるようにメンテナンス開始時刻T1を設定し、設定されたメンテナンス開始時刻T1に維持回復機構20によるメンテナンスを実施する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を吐出するヘッドと、前記ヘッドのメンテナンスを行う維持回復機構とを備える液体吐出装置であって、
前記ヘッドのメンテナンスを実施するタイミングを管理するメンテナンスタイミング管理手段と、ユーザーによる前記液体吐出装置の使用状況を学習する使用状況学習手段と、を備え、
前記メンテナンスタイミング管理手段が、前記使用状況学習手段が学習した前記液体吐出装置の使用状況に基づき、ユーザーによる前記液体吐出装置の使用開始予想時刻を判断するとともに、前記使用開始予想時刻の直前にメンテナンスが実施されるようにメンテナンス開始時刻を設定し、
設定された前記メンテナンス開始時刻に前記維持回復機構によるメンテナンスを実施することを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記メンテナンスタイミング管理手段が、前記使用状況学習手段が学習した前記液体吐出装置の使用状況に基づき、待機中の前記液体吐出装置における前記ヘッドに対する自動メンテナンスのスケジュールを設定し、
設定されたスケジュールに基づき前記維持回復機構によるメンテナンスを実施することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記自動メンテナンスの頻度が、前記ヘッドが吐出する液体の乾燥速度、沈降速度、及び吐出量、並びにヘッド環境の温湿度に基づいて設定される温湿度係数の少なくともいずれかを用いて決定されることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記使用状況学習手段は、ユーザーが前記液体吐出装置を使用する曜日及び時刻を学習し、
前記メンテナンスタイミング管理手段は、前記使用状況学習手段が学習した前記液体吐出装置の使用状況に基づき、前記使用開始予想時刻を判断することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記メンテナンスタイミング管理手段は、前記使用状況学習手段が学習した前記液体吐出装置の使用状況と、前記ヘッドが吐出する液体の乾燥速度、沈降速度、及び吐出量、並びにヘッド環境の温湿度に基づいて設定される温湿度係数の少なくともいずれかと、を用いて待機中の前記液体吐出装置における前記ヘッドに対する自動メンテナンスのスケジュールを最適化することを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
複数の前記ヘッドを備え、複数の前記ヘッドに対するメンテナンスのタイミングが、前記ヘッドごとに決定されることを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
複数の前記ヘッドを備え、複数の前記ヘッドに対するメンテナンスのタイミングが、前記ヘッドが吐出する液体の種類ごとに決定されることを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
液体を吐出する複数のヘッドと、前記ヘッドのメンテナンスを行う維持回復機構と、使用状況学習手段及びメンテナンスタイミング管理手段を有する制御手段と、を備える液体吐出装置のメンテナンス方法であって、
前記使用状況学習手段が、ユーザーによる前記液体吐出装置の使用状況を学習するステップと、
前記メンテナンスタイミング管理手段が、前記使用状況学習手段が学習した前記液体吐出装置の使用状況に基づき、ユーザーによる前記液体吐出装置の使用開始予想時刻を判断するステップと、
前記メンテナンスタイミング管理手段が、前記使用開始予想時刻の直前にメンテナンスが実施されるようにメンテナンス開始時刻を設定するステップと、
前記維持回復機構が、設定された前記メンテナンス開始時刻に前記ヘッドのメンテナンスを実施するステップと、を含むことを特徴とするメンテナンス方法。
【請求項9】
前記メンテナンスタイミング管理手段が、前記使用状況学習手段が学習した前記液体吐出装置の使用状況に基づき、待機中の前記液体吐出装置における前記ヘッドに対する自動メンテナンスのスケジュールを設定するステップを含むことを特徴とする請求項8に記載のメンテナンス方法。
【請求項10】
前記メンテナンスタイミング管理手段が、前記使用状況学習手段が学習した前記液体吐出装置の使用状況と、前記ヘッドが吐出する液体の乾燥速度、沈降速度、及び吐出量、並びにヘッド環境の温湿度に基づいて設定される温湿度係数の少なくともいずれかと、を用いて待機中の前記液体吐出装置における前記ヘッドに対する自動メンテナンスのスケジュールを最適化することを特徴とする請求項8または9に記載のメンテナンス方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置およびメンテナンス方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
液体吐出ヘッドを備える液体吐出装置(例えば、インクジェットプリンタ等)において、乾燥性が高いインクや沈降成分を含んだインクを使用する場合、装置の待機中にノズル内でインクが固着して詰まりが生じ、吐出不能となることがある。
このような不具合を防止するために、一定の間隔で自動メンテナンスを実施する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1では、インクの吐出不良が発生する間隔を予測してメンテナンスを適切なタイミングで実行する方法が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、メンテナンス実施後から印刷開始(装置使用開始)までの経過時間が長くなると、インクの乾燥や沈降の影響を受けやすくなり、印刷開始時に良好な印刷品質が得られないことがある。一方、印刷開始時にメンテナンスが実施されると、不要な待ち時間が発生してしまうこととなる。
また、装置の状態や使用状況を考慮せずに自動メンテナンスを高頻度で実施すると、過剰にインクを廃棄することとなり、インク消費量の増加につながるという課題がある。
【0005】
そこで本発明は、使用状況に基づいてメンテナンス実施のタイミングを最適化し、印刷開始時から良好な印刷品質が得られる液体吐出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の液体を吐出する装置は、液体を吐出するヘッドと、前記ヘッドのメンテナンスを行う維持回復機構とを備える液体吐出装置であって、前記ヘッドのメンテナンスを実施するタイミングを管理するメンテナンスタイミング管理手段と、ユーザーによる前記液体吐出装置の使用状況を学習する使用状況学習手段と、を備え、前記メンテナンスタイミング管理手段が、前記使用状況学習手段が学習した前記液体吐出装置の使用状況に基づき、ユーザーによる前記液体吐出装置の使用開始予想時刻を判断するとともに、前記使用開始予想時刻の直前にメンテナンスが実施されるようにメンテナンス開始時刻を設定し、設定された前記メンテナンス開始時刻に前記維持回復機構によるメンテナンスを実施することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、使用状況に基づいてメンテナンス実施のタイミングを最適化し、印刷開始時から良好な印刷品質が得られる液体吐出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る液体吐出装置の概略構成を示す斜視図(A)、正面図(B)、及び側面図(C)である。
本発明の一実施形態に係る液体吐出装置の概略構成を示す平面図である。
ヘッドの一例を示す説明図である。
本実施形態の液体吐出装置の制御部の概要のブロック説明図である。
使用状況から使用状況テーブルを作成する説明図である。
一週間の使用状況テーブルから、曜日別使用状況テーブル及び時間別使用状況テーブル使用状況テーブルを作成する説明図である。
使用開始予想時刻とメンテナンス開始時刻の説明図である。
温度及び湿度から定められる温湿度係数の一例を示す温湿度テーブルである。
自動メンテナンスのスケジュール例を示す説明図である。
本発明の実施形態に係る電極の製造装置の一例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る液体吐出装置及びメンテナンス方法について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る液体吐出装置の斜視図(A)、正面図(B)、及び側面図(C)である。図1の液体吐出装置はガーメントプリンタである。
図1において、X方向は、主走査方向または液体吐出装置100の左右方向である。また、図1において、Y方向は、布地(印刷対象あるいは液体付与対象)の搬送方向またはその反対方向であり、液体吐出装置100の前後方向である。図1において、Z方向は、液体吐出装置100の上下方向である。X,Y,Z方向は、互いに直交する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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