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公開番号
2024115888
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-27
出願番号
2023021777
出願日
2023-02-15
発明の名称
車体下部構造
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
B62D
25/20 20060101AFI20240820BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】ポール衝突による側突荷重の入力時に発生する捩れを抑制して、室内側への変形量を低減すること。
【解決手段】各フロアフレーム16は、フロア部12との閉断面内において第2延出部材28を有し、この第2延出部材は、車両前後方向に沿って第1クロスメンバ22から第2クロスメンバ24まで延出すると共に、車両前方に向かうにつれて第2延出部材28とフロアフレーム16との間で構成される閉断面の縦断面積が大きくなるように設けられ、アウトリガ20は、第2延出部材の中央よりも後方側に配置されている
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両のフロア部の車幅方向中央側に配置された保護対象部品と、
前記保護対象部品の車幅方向外側に配置され、車両前後方向に沿って延出する左右一対のフロアフレームと、
前記保護対象部品の車両前後方向にそれぞれ配置され、車幅方向に沿って延在して前記左右一対のフロアフレーム同士をそれぞれ連結する第1クロスメンバ及び第2クロスメンバと、
前記フロアフレームの車幅方向外側に配置され、車両前後方向に沿って延在するサイドシルと、
前記サイドシルと前記各フロアフレームとを連結するアウトリガと、
を備え、
前記各フロアフレームは、前記フロア部との閉断面内において延出部材を有し、
前記延出部材は、車両前後方向に沿って前記第1クロスメンバから前記第2クロスメンバまで延出すると共に、車両前方に向かうにつれて前記延出部材と前記フロアフレームとの間で構成される閉断面の縦断面積が大きくなるように設けられ、
前記アウトリガは、前記延出部材の中央よりも後方側に配置されていることを特徴とする車体下部構造。
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【請求項2】
請求項1記載の車体下部構造において、
前記延出部材は、
前記フロアフレームとの間で前記閉断面を構成する平板部と、
前記平板部から上方又は下方に延出する脚部と、
前記平板部の車両前方端部から前記フロアフレームまで延びる前壁と、
を備え、
前記前壁は、車両前後方向において前記第1クロスメンバの前側壁と後側壁との間に配置されていることを特徴とする車体下部構造。
【請求項3】
請求項2記載の車体下部構造において、
前記前壁は、前記フロアフレームの側壁に結合される第1フランジを有し、
前記第1フランジは、前記第1クロスメンバの第2フランジに結合されていることを特徴とする車体下部構造。
【請求項4】
請求項1記載の車体下部構造において、
前記各フロアフレームは、車両前方に向かうにつれて車両下方側に傾斜する屈曲部を有し、
前記閉断面は、前記屈曲部よりも車両前方に位置し、
前記アウトリガの少なくとも一部は、前記屈曲部よりも車両前方に位置し、且つ、車幅方向において前記閉断面と重畳する位置に配置されていることを特徴とする車体下部構造。
【請求項5】
請求項1記載の車体下部構造において、
前記第2クロスメンバは、車両前後方向においてセンタピラと重畳する位置に配置され、
前記アウトリガは、車幅方向において前記センタピラの車両前方端部と重畳する位置に配置されていることを特徴とする車体下部構造。
【請求項6】
請求項2記載の車体下部構造において、
前記前壁は、車両前後方向に突出し且つ車幅方向に沿って延出するビード部を有することを特徴とする車体下部構造。
【請求項7】
請求項1記載の車体下部構造において、
前記フロアフレームは、前記閉断面内にバルクヘッドを有し、
前記バルクヘッドは、車幅方向において前記アウトリガの後壁と重畳する位置から前記第2クロスメンバの前壁と後壁との間まで延出していることを特徴とする車体下部構造。
【請求項8】
請求項1記載の車体下部構造において、
前記アウトリガは、前記閉断面内に他の延出部材を有し、
前記他の延出部材は、車幅方向内側に向かうにつれて車両下方に傾斜し、前記フロアフレームの下方側まで延びていることを特徴とする車体下部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等の車両の車体下部構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、交通参加者の中でも高齢者や障がい者や子供といった脆弱な立場にある人々にも配慮した持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する取り組みが活発化している。この実現に向けて車体剛性に関する開発を通じて交通の安全性や利便性をより一層改善する研究開発に注力している。
【0003】
例えば、特許文献1には、フロントサイドフレームの車両後方に延びるフロントサイドリヤエンドを配置した車体下部構造が開示されている。さらに、特許文献1では、このフロントサイドリヤエンドと閉断面を構成するスティフナの車両前方にバルクヘッドを配置している。
【0004】
特許文献1では、スティフナの車両前方にバルクヘッドを配置することで、前突荷重の入力時にフロントサイドリヤエンドが変形することを抑制することができる、としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-83565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、例えば、バッテリや燃料タンクが近傍に配置された場合、ポール衝突のように車体側面の一部のみに側突荷重が入力されるとフロアクロスメンバに捩れが発生する。このため、ポール衝突時の側突荷重を確実に伝達する必要がある。
【0007】
このように、車体剛性に関して、特許文献1に開示された車体下部構造では、車体剛性が低下するおそれがある。
【0008】
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、ポール衝突による側突荷重の入力時に発生する捩れを抑制して、室内側への変形量を低減することが可能な車体下部構造を提供することを目的とする。そして、延いては、持続可能な輸送システムの発展に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記の目的を達成するために、本発明は、車両のフロア部の車幅方向中央側に配置された保護対象部品と、前記保護対象部品の車幅方向外側に配置され、車両前後方向に沿って延出する左右一対のフロアフレームと、前記保護対象部品の車両前後方向にそれぞれ配置され、車幅方向に沿って延在して前記左右一対のフロアフレーム同士をそれぞれ連結する第1クロスメンバ及び第2クロスメンバと、前記フロアフレームの車幅方向外側に配置され、車両前後方向に沿って延在するサイドシルと、前記サイドシルと前記各フロアフレームとを連結するアウトリガと、を備え、前記各フロアフレームは、前記フロア部との閉断面内において延出部材を有し、前記延出部材は、車両前後方向に沿って前記第1クロスメンバから前記第2クロスメンバまで延出すると共に、車両前方に向かうにつれて前記延出部材と前記フロアフレームとの間で構成される中空部の縦断面積が大きくなるように設けられ、前記アウトリガは、前記延出部材の中央よりも後方側に配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明では、ポール衝突による側突荷重の入力時に発生する捩れを抑制して、室内側への変形量を低減することが可能な車体下部構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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