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公開番号2024114328
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2023020014
出願日2023-02-13
発明の名称バグフィルタ装置
出願人株式会社サタケ
代理人
主分類B01D 46/02 20060101AFI20240816BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】濾布の脱着作業を行い易くして、作業者の作業性を向上させるとともに、濾布の濾布取付管への取り付け状態を確認し易くしたバグフィルタ装置を提供する。
【解決手段】筐体2の内部を区画壁11により上下に区画し、下部を濾過室R1、上部を清浄室R2となし、区画壁11には、区画壁11を貫通して濾過室R1と清浄室R2とを連通させる複数の濾布取付孔12を設けるとともに、区画壁11に取り付けられ、各濾布取付孔12の周縁から濾過室R1側に延設された濾布取付管13とを具備したバグフィルタ装置1であって、区画壁11には、濾布取付孔12の配置箇所によって管路長の異なる複数種の濾布取付管13を配設した。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
筐体の内部を区画壁により上下に区画し、下部を濾過室、上部を清浄室となし、前記区画壁には、該区画壁を貫通して前記濾過室と前記清浄室とを連通させる複数の濾布取付孔を設けるとともに、前記区画壁に取り付けられ、前記各濾布取付孔の周縁から濾過室側に延設された濾布取付管とを具備したバグフィルタ装置であって、
前記区画壁には、前記濾布取付孔の配置箇所によって管路長の異なる複数種の濾布取付管を配設したことを特徴とするバグフィルタ装置。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記区画壁には、前記区画壁の中心付近に設置した濾布取付孔に、管路長が標準的な長さの第一の濾布取付管を配設する一方、前記区画壁の外周縁付近に設置した濾布取付孔に、前記第一の濾布取付管よりも短い管路長の第二の濾布取付管を配設してなる請求項1記載のバグフィルタ装置。
【請求項3】
前記第一の濾布取付管の管路長をLとしたときに、前記第二の濾布取付管の管路長を0.6L~0.8Lとしてなる請求項2記載のバグフィルタ装置。
【請求項4】
前記区画壁には、前記筐体に設けた点検口から奥側に向かって順に管路長が短い第三の濾布取付管、管路長が中間の第二の濾布取付管、管路長が長い第一の濾布取付管を配設してなる請求項1記載のバグフィルタ装置。
【請求項5】
前記第一の濾布取付管の管路長をLとしたときに、前記第二の濾布取付管の管路長を0.6L~0.8Lとなし、前記第三の濾布取付管の管路長を0.3L~0.5Lとしてなる請求項4記載のバグフィルタ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バグフィルタ装置に係り、特に、作業者による濾布の脱着作業の際の作業性を向上させる取り付け構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来のバグフィルタ装置の濾布の取り付け構造について言及すれば、以下の仕様となっている。
【0003】
一般的なバグフィルタ装置101(特許文献1の段落0013及び図9(本願)参照)は、筐体102の内部を区画壁103により上下に区画し、下部を含塵空気導入室104、上部を浄化空気室105とし、含塵空気導入室104は塵埃発生源(図示省略)に接続する一方、浄化空気室105は吸引装置Fに接続されている。上記区画壁103には多数の有底筒状の濾布107を垂下して取り付け、各濾布107には、各列毎にそれぞれクリーニング用のパルス空気供給管108を配備し、それぞれの濾布107に対して噴射ノズル109を取付けた構造となっている。
【0004】
このようなバグフィルタ装置101の各濾布107の取り付け構造について、特許文献2及び図10(本願)を参照して説明する。バグフィルタ装置101において、下部の含塵空気導入室104と上部の浄化空気室105とに区画する区画壁103には、濾布取付管110が具備されている。この濾布取付管110は筒状に形成されており、フランジ110aと取付管部110bとベンチュリ管111とにより構成される。区画壁103上には、フランジ110aを載置させ、ビス113等によって固定されている。この濾布取付管110は、区画壁103に多数設けられており、例えば、区画壁103が矩形状である場合、碁盤の目のように複数列、複数行で整然と並んで配設されている。
【0005】
次に、濾布取付管110に濾布107を取り付ける構造を説明する。濾布107は筒状であって、中に円筒形の保持枠(リテーナ)114を内包させた(固定状に垂下した保持枠(リテーナ)114下端から濾布107の開口部を被せる)状態で下から上に向かってずり上げ、濾布107の上端開口部を濾布取付管110の取付管部110bの外側に嵌め込んでおく。そして、取付管部110bの外周囲には溝状の窪み110cを設けているから、濾布107の外側から伸縮可能な締付バンド(別名、クランプバンド、ホースバンド、ワイヤバンドともいう。)115により窪み110cに沿って締付け保持する。これにより、濾布取付管110からの濾布107の脱落防止を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2006-167565号公報
登録実用新案第3000497号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述したように、バグフィルタ装置101の区画壁103には、多数の濾布107が垂下して取り付けられ(図9)、濾布107の取り付け・取り外しなどの脱着作業は、作業者による手作業で行われるために、以下のような問題点が生じていた。
【0008】
(1)区画壁103に対して濾布取付管110が互いに狭いピッチで多数配設されているので、濾布107を保持する締付バンド115用のねじ回し(ドライバ)、スパナ又はレンチなどの工具が入りにくい(作業性が悪い)。
(2)濾布取付管110への濾布107の取り付けや、締付バンド115による締め付け保持の状態が確認しにくい。これにより、濾布107の濾布取付管110への装着ミスによる集塵機能の低下といったトラブルが発生する可能性がある。
【0009】
本発明は上記問題点にかんがみ、濾布の脱着作業を行い易くして、作業者の作業性を向上させるとともに、濾布の濾布取付管への取り付け状態を確認し易くしたバグフィルタ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明では、筐体の内部を区画壁により上下に区画し、下部を濾過室、上部を清浄室となし、前記区画壁には、該区画壁を貫通して前記濾過室と前記清浄室とを連通させる複数の濾布取付孔を設けるとともに、前記区画壁に取り付けられ、前記各濾布取付孔の周縁から濾過室側に延設された濾布取付管とを具備したバグフィルタ装置であって、
前記区画壁には、前記濾布取付孔の配置箇所によって管路長の異なる複数種の濾布取付管を配設する、という技術的手段を講じた。
(【0011】以降は省略されています)

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