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公開番号2024175458
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-18
出願番号2023093255
出願日2023-06-06
発明の名称検査装置および選別装置
出願人株式会社サタケ
代理人弁理士法人勇智国際特許事務所
主分類G01N 21/85 20060101AFI20241211BHJP(測定;試験)
要約【課題】 光学式検査装置において、一つの光学センサ当たりの対象物の撮像可能領域を広げる。
【解決手段】 対象物の状態を検査するための検査装置は、対象物に回転力を付与するように構成された回転力付与部と、回転力によって回転しながら移送される対象物を、同一の対象物を複数回撮像可能なフレームレートで撮像するように構成されたエリアセンサと、同一の対象物についてのエリアセンサの複数回の撮像によって得られる複数の画像に基づいて対象物の状態を識別するように構成された識別部と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
対象物の状態を検査するための検査装置であって、
前記対象物に回転力を付与するように構成された回転力付与部と、
前記回転力によって回転しながら移送される前記対象物を、同一の対象物を複数回撮像可能なフレームレートで撮像するように構成されたエリアセンサと、
前記同一の対象物についての前記エリアセンサの複数回の撮像によって得られる複数の画像に基づいて前記対象物の前記状態を識別するように構成された識別部と
を備える検査装置。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
請求項1に記載の検査装置であって、
前記回転力付与部は、前記対象物に前記回転力を付与するように構成されたフィーダを含み、
前記エリアセンサは、前記フィーダから落下してシュート、コンベアまたはローラを介することなく空中を移送される前記対象物を撮像するように配置された
検査装置。
【請求項3】
請求項2に記載の検査装置であって、
前記回転力付与部は、前記フィーダの下流側移送縁部から放出された前記対象物が部分的に衝突するように前記下流側移送縁部に隣接して配置された被衝突部材を含み、
前記エリアセンサは、前記被衝突部材への衝突の後に空中を移送される前記対象物を撮像するように配置された
検査装置。
【請求項4】
請求項1に記載の検査装置であって、
前記対象物を摺動的に移送するための摺動面を有するシュートを備え、
前記回転力付与部は、
前記シュートの摺動面上に配置された凸部を含み、
前記対象物が前記摺動面を摺動しているときに前記凸部に衝突することによって前記対象物に回転力が付与されるように構成された
検査装置。
【請求項5】
請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の検査装置であって、
前記エリアセンサの視野の大きさおよび前記フレームレートは、前記対象物の回転に起因して前記同一の対象物を全周的に撮像できるように設定された
検査装置。
【請求項6】
請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の検査装置であって、
前記検査装置は、前記エリアセンサとして、単一のエリアセンサのみを備える
検査装置。
【請求項7】
選別装置であって、
請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の検査装置と、
前記識別部の識別結果に基づいて前記対象物の選別を行うように構成された選別部と
を備える選別装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は光学式検査技術に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
移送中の対象物に光源から光を照射した際に光学センサによって得られる光情報を使用して、対象物の状態(例えば、不良品であるか否か)を識別する光学式検査装置(以下、単に検査装置とも呼ぶ)が従来から知られている。例えば、下記の特許文献1は、そのような検査装置を搭載した選別装置を開示している。この選別装置は、シュートから滑り落ちた対象物をラインセンサで撮像して、不良品であると識別された対象物をエア噴射によって除去するように構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-197855号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の検査装置は、改良の余地を残している。具体的には、対象物は立体的な形状を有しているので、一つのラインセンサでは、その視野に依存して、対象物の一部の領域しか撮像できない。撮像されない部分については、その状態を識別することができない。このことは、対象物全体として、識別精度の低下を招くことになる。異なる複数の角度から対象物をそれぞれ撮像する複数のラインセンサを設置すれば、このような識別精度の低下を抑制することができるが、ラインセンサの設置台数は、検査装置の大型化や高コスト化を避ける観点から、できるだけ少ない方が望ましい。このようなことから、一つの光学センサ当たりの対象物の撮像可能領域を広げることが期待される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
本発明の第1の形態によれば、対象物の状態を検査するための検査装置が提供される。この検査装置は、対象物に回転力を付与するように構成された回転力付与部と、回転力によって回転しながら移送される対象物を、同一の対象物を複数回撮像可能なフレームレートで撮像するように構成されたエリアセンサと、同一の対象物についてのエリアセンサの複数回の撮像によって得られる複数の画像に基づいて対象物の状態を識別するように構成された識別部と、を備えている。
【0007】
この検査装置によれば、回転している同一の対象物をエリアセンサが複数回撮像する。このため、対象物の回転軸線が延在する方向とは異なる角度から対象物が撮像されれば、同一の対象物の異なる複数の領域がそれぞれ撮像された複数の画像が得られる。したがって、一つの光学センサ(エリアセンサ)当たりの対象物の撮像可能領域を広げることができる。したがって、対象物の状態の識別精度を向上できる。あるいは、所望の識別精度を確保するために必要な光学センサの数を低減できる。なお、回転付与部は、必ずしも、全ての対象物に回転を付与するように構成されていなくてもよく、全ての対象物のうちの少なくとも一部に回転が付与されてもよい。
【0008】
本発明の第2の形態によれば、第1の形態において、回転力付与部は、対象物に回転力を付与するように構成されたフィーダを含む。エリアセンサは、フィーダから落下してシュート、コンベアまたはローラを介することなく空中を移送される対象物を撮像するように配置される。この形態によれば、簡単な構成で対象物に回転力を付与できる。
【0009】
本発明の第3の形態によれば、第2の形態において、回転力付与部は、フィーダの下流側移送縁部から放出された対象物が部分的に衝突するように下流側移送縁部に隣接して配置された被衝突部材を含む。エリアセンサは、被衝突部材への衝突の後に空中を移送される対象物を撮像するように配置される。この形態によれば、対象物の被衝突部材への衝突によって、対象物の回転をより細かく制御できる。
【0010】
本発明の第4の形態によれば、第1の形態において、検査装置は、対象物を摺動的に移送するための摺動面を有するシュートを備えている。回転力付与部は、シュートの摺動面上に配置された凸部を含む。回転力付与部は、対象物が摺動面を摺動しているときに凸部に衝突することによって対象物に回転力が付与されるように構成される。この形態によれば、簡単な構成で対象物に回転力を付与できる。
(【0011】以降は省略されています)

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