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公開番号
2024110669
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-16
出願番号
2023015381
出願日
2023-02-03
発明の名称
カカオ含有菓子及びカカオ含有菓子の製造方法
出願人
株式会社明治
代理人
弁理士法人平和国際特許事務所
主分類
A23G
1/48 20060101AFI20240808BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】砂糖、糖アルコール、合成甘味料及び乳原料の総含有量が少量である(あるいは、これらを含有しなくてもよい)にもかかわらず、カカオ原料に由来する苦みが抑制されたカカオ含有菓子及びカカオ含有菓子の製造方法を提供する。
【解決手段】 無脂カカオ分の含有量が15.0質量%以上であり、非カカオ由来の水溶性食物繊維の含有量が0.35質量%以上であり、砂糖、糖アルコール、合成甘味料及び乳原料の総含有量が5.00質量%以下である、カカオ含有菓子。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
無脂カカオ分の含有量が15.0質量%以上であり、
非カカオ由来の水溶性食物繊維の含有量が0.35質量%以上であり、
砂糖、糖アルコール、合成甘味料及び乳原料の総含有量が5.00質量%以下である、カカオ含有菓子。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
カカオバター及びカカオ代替脂の総含有量が20.0質量%以上であり、かつ40℃下における応力が0.10kg以上である、請求項1に記載のカカオ含有菓子。
【請求項3】
前記非カカオ由来の水溶性食物繊維が、オーツ麦由来の水溶性食物繊維を含む、請求項1又は2に記載のカカオ含有菓子。
【請求項4】
原材料をエクストルーダーにより混合して得られる混合物を、前記エクストルーダーにより押出成形してなる、請求項1又は2に記載のカカオ含有菓子。
【請求項5】
無脂カカオ分を含むカカオ原料と非カカオ由来の水溶性食物繊維とを混合して混合物を生成すること、及び
前記混合物を成形すること
を含む、カカオ含有菓子の製造方法であって、
前記混合物は、砂糖、糖アルコール、合成甘味料及び乳原料の総含有量が5.00質量%以下である、前記製造方法。
【請求項6】
前記混合と前記成形とをエクストルーダーにより行う、請求項5に記載のカカオ含有菓子の製造方法。
【請求項7】
前記混合を冷却下で行う、請求項5又は6に記載のカカオ含有菓子の製造方法。
【請求項8】
前記カカオ原料が、カカオバター及びカカオ代替脂からなる群から選択される1種以上を含む、請求項5又は6に記載のカカオ含有菓子の製造方法。
【請求項9】
請求項1~3のいずれかに記載のカカオ含有菓子を製造する、請求項5又は6に記載のカカオ含有菓子の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カカオ含有菓子及びカカオ含有菓子の製造方法に関する。
具体的には、本発明は、砂糖、糖アルコール、合成甘味料及び乳原料の総含有量が少量である(あるいは、これらを含有しなくてもよい)にもかかわらず、カカオ原料に由来する苦みが抑制されたカカオ含有菓子及びカカオ含有菓子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
カカオにはカカオポリフェノール、食物繊維、ミネラルなどの様々な栄養素が含まれており、その健康効果が広く認知されている。カカオ原料はそのままでは苦みや渋みが強いため、砂糖や人工甘味料で甘味を付けたり、乳原料でミルク風味を付与することで、苦みや渋みを抑えて食べやすい風味に変化させている。
【0003】
特許文献1には、水分含量が20重量%以下であり、水分活性が0.7以下であり、かつ水中油型に乳化されている混合物を含む含水チョコレート様菓子が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2020/111270号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1をはじめとする従来の技術には、カカオ原料に由来する苦みを抑制する観点でさらなる改善の余地が見出された。
【0006】
本発明の目的の1つは、砂糖、糖アルコール、合成甘味料及び乳原料の総含有量が少量である(あるいは、これらを含有しなくてもよい)にもかかわらず、カカオ原料に由来する苦みが抑制されたカカオ含有菓子及びカカオ含有菓子の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは鋭意検討の結果、特定量の非カカオ由来の水溶性食物繊維を配合したカカオ含有菓子において、カカオ原料に由来する苦みが抑制されることを見出し、本発明を完成した。
本発明によれば、以下のカカオ含有菓子等を提供できる。
1.無脂カカオ分の含有量が15.0質量%以上であり、
非カカオ由来の水溶性食物繊維の含有量が0.35質量%以上であり、
砂糖、糖アルコール、合成甘味料及び乳原料の総含有量が5.00質量%以下である、カカオ含有菓子。
2.カカオバター及びカカオ代替脂の総含有量が20.0質量%以上であり、かつ40℃下における応力が0.10kg以上である、1に記載のカカオ含有菓子。
3.前記非カカオ由来の水溶性食物繊維が、オーツ麦由来の水溶性食物繊維を含む、1又は2に記載のカカオ含有菓子。
4.原材料をエクストルーダーにより混合して得られる混合物を、前記エクストルーダーにより押出成形してなる、1又は2に記載のカカオ含有菓子。
5.無脂カカオ分を含むカカオ原料と非カカオ由来の水溶性食物繊維とを混合して混合物を生成すること、及び
前記混合物を成形すること
を含む、カカオ含有菓子の製造方法であって、
前記混合物は、砂糖、糖アルコール、合成甘味料及び乳原料の総含有量が5.00質量%以下である、前記製造方法。
6.前記混合と前記成形とをエクストルーダーにより行う、5に記載のカカオ含有菓子の製造方法。
7.前記混合を冷却下で行う、5又は6に記載のカカオ含有菓子の製造方法。
8.前記カカオ原料が、カカオバター及びカカオ代替脂からなる群から選択される1種以上を含む、5又は6に記載のカカオ含有菓子の製造方法。
9.1~3のいずれかに記載のカカオ含有菓子を製造する、5又は6に記載のカカオ含有菓子の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、砂糖、糖アルコール、合成甘味料及び乳原料の総含有量が少量である(あるいは、これらを含有しなくてもよい)にもかかわらず、カカオ原料に由来する苦みが抑制されたカカオ含有菓子及びカカオ含有菓子の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
20℃、30℃及び40℃の各温度での保管後のカカオ含有菓子の写真である。
40℃での保管後のカカオ含有菓子を指で押圧(フィンガープッシュ)した後の写真である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明のカカオ含有菓子及びカカオ含有菓子の製造方法について詳述する。
尚、本明細書において、「x~y」は「x以上、y以下」の数値範囲を表すものとする。数値範囲に関して記載された上限値及び下限値は任意に組み合わせることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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