TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024106945
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-08
出願番号
2023097493
出願日
2023-06-14
発明の名称
抗ウイルス性ガラス及びこれを用いた樹脂成形品
出願人
日本電気硝子株式会社
代理人
主分類
C03C
3/16 20060101AFI20240801BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】安価であり、抗ウイルス性が高い抗ウイルス性ガラス及びこれを用いた樹脂成形品を提供する。
【解決手段】本発明の抗ウイルス性ガラスは、ガラス組成として、質量%表示で、P
2
O
5
50~75%、MgO 10~25%、CaO 1~10%、K
2
O 1~15%、CuO 1~15%、Ag
2
O 0~5%を含有することを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ガラス組成として、質量%表示で、P
2
O
5
50~75%、MgO 10~25%、CaO 1~10%、K
2
O 1~15%、CuO 1~15%、Ag
2
O 0~5%を含有することを特徴とする抗ウイルス性ガラス。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
ガラス組成として、質量%表示で、Li
2
O+Na
2
O+K
2
O 1~20%を含有することを特徴とする請求項1に記載の抗ウイルス性ガラス。
【請求項3】
粉末形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の抗ウイルス性ガラス。
【請求項4】
平均粒子径D
50
が0.5~25μmであることを特徴とする請求項3に記載の抗ウイルス性ガラス。
【請求項5】
抗ウイルス性ガラスを含む樹脂成形品であって、
抗ウイルス性ガラスが、請求項1又は2に記載の抗ウイルス性ガラスであることを特徴とする樹脂成形品。
【請求項6】
抗ウイルス性ガラスの含有量が0.01~20質量%であることを特徴とする請求項5に記載の樹脂成形品。
【請求項7】
ガラス組成として、質量%表示で、P
2
O
5
50~75%、CuO 1~15%、Ag
2
O 0~5%を含有することを特徴とする抗ウイルス性ガラス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、抗ウイルス性ガラス及びこれを用いた樹脂成形品に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、新型コロナウイルスの世界的な流行により、様々なウイルスの脅威が高まっている。
【0003】
無機系の抗ウイルス材は、様々なウイルスに対して効果があり、比較的広い温度範囲で適用可能であり、ウイルスが耐性を獲得しにくい等の特徴を有することから、活発に研究が行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これまで、Ag、La
2
O
3
等に抗ウイルス性が確認されているが、Ag、La
2
O
3
を含む抗ウイルス材料は高価であるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みなされてものであり、安価であり、抗ウイルス性が高い抗ウイルス性ガラス及びこれを用いた樹脂成形品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、種々の実験を行った結果、P
2
O
5
-MgO系ガラスに安価であるCuOを導入することにより、抗ウイルス性を発現することを見出した。具体的には、上記ガラスから溶出したCuイオンが抗ウイルス性に寄与することを見出した。以下、上記課題を解決する抗ウイルス性ガラス及びこれを用いた樹脂成形品の各態様について説明する。
【0007】
態様1の抗ウイルス性ガラスは、ガラス組成として、質量%表示で、P
2
O
5
50~75%、MgO 10~25%、CaO 1~10%、K
2
O 1~15%、CuO 1~15%、Ag
2
O 0~5%を含有することを特徴とする。
【0008】
態様2の抗ウイルス性ガラスは、態様1において、ガラス組成として、質量%表示で、Li
2
O+Na
2
O+K
2
O 1~20%を含有することが好ましい。本発明において、「A+B+C」とは、成分A、成分B及び成分Cの合量を指す。例えば、「Li
2
O+Na
2
O+K
2
O」は、Li
2
O、Na
2
O及びK
2
Oの合量を指す。
【0009】
態様3の抗ウイルス性ガラスは、態様1又は2において、粉末形状であることが好ましい。
【0010】
態様4の抗ウイルス性ガラスは、態様1~3のいずれか一つの態様において、平均粒子径D
50
が0.5~25μmであることが好ましい。ここで、「平均粒子径D
50
」とは、レーザー回折装置で測定した値を指し、レーザー回折法により測定した際の体積基準の累積粒度分布曲線において、その積算量が粒子の小さい方から累積して50%である粒子径を表す。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
坂東機工株式会社
折割装置
1か月前
坂東機工株式会社
折割装置
16日前
ノリタケ株式会社
複合体
1か月前
日本板硝子株式会社
ウインドシールド
2か月前
三菱ケミカル株式会社
石英ガラス
1か月前
株式会社フルヤ金属
ガラス熔解装置
10日前
株式会社IHI
ガラス溶融炉のスタートアップリング
1か月前
株式会社オハラ
光学ガラス及び光学素子
1か月前
株式会社オハラ
フツリン酸塩系光学ガラス及び光学素子
2か月前
信越石英株式会社
複合シリカガラス材の製造方法
1か月前
株式会社中村製材所
合わせガラス
2か月前
日本板硝子株式会社
車両用ガラスモジュール
24日前
ノリタケ株式会社
造粒粉およびガラスグリーンシート
1か月前
株式会社オハラ
光学ガラス、及び光学素子
2日前
信越化学工業株式会社
ガラスクロス
1か月前
住友電気工業株式会社
ガラス母材の製造方法
24日前
株式会社オハラ
光学ガラス、及び光学素子
2日前
株式会社ジーシー
ガラス組成物、及びX線造影性組成物
16日前
信越石英株式会社
光学用合成石英ガラス及びその製造方法
2か月前
日本電気硝子株式会社
ガラス板の製造方法及び製造装置
3日前
日本電気硝子株式会社
ガラス物品の製造方法及び溶融炉
3日前
HOYA株式会社
ガラス基板の製造方法及び円盤状ガラス基板
2か月前
住友ゴム工業株式会社
ポリマー被覆ガラス基材
1か月前
日本電気硝子株式会社
攪拌装置及びガラス物品の製造方法
1か月前
古河電気工業株式会社
分割型光ファイバテープ心線
1か月前
住友電気工業株式会社
光ファイバの製造方法
2か月前
DOWAエレクトロニクス株式会社
非晶質粉末およびその製造方法
2か月前
日本電気硝子株式会社
化学強化ガラス板およびその製造方法
1か月前
日本電気硝子株式会社
ガラス板
1か月前
住友電気工業株式会社
光ファイバおよび光ファイバリボン
3日前
日本電気硝子株式会社
光学ガラス板
1か月前
株式会社日立製作所
抗菌・抗ウイルスガラス組成物
1か月前
AGC株式会社
ガラス基板及びガラス基板の製造装置
1か月前
日東紡績株式会社
ガラス繊維強化樹脂組成物
1か月前
日本電気硝子株式会社
装飾用ガラス物品
1か月前
学校法人五島育英会
ランタン系ガラス構造体
1か月前
続きを見る
他の特許を見る