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公開番号2024141903
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023053774
出願日2023-03-29
発明の名称分割型光ファイバテープ心線
出願人古河電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C03C 25/1065 20180101AFI20241003BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】分割性がよい分割型光ファイバテープ心線を提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態による分割型光ファイバテープ心線は、互いに略平行に配置された複数の光ファイバ着色心線と、前記複数の光ファイバ着色心線の表面に形成されたテープ層と、を有する一括型光ファイバテープ心線と、複数の前記一括型光ファイバテープ心線の表面に設けられたバインド層と、を備え、前記テープ層と前記バインド層との界面における前記テープ層の転化率が81.9%以上であり、前記バインド層の表面の転化率が75.2%以上83.0%以下であることを特徴とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
互いに略平行に配置された複数の光ファイバ着色心線と、前記複数の光ファイバ着色心線の表面に形成されたテープ層と、を有する一括型光ファイバテープ心線と、
複数の前記一括型光ファイバテープ心線の表面に設けられたバインド層と、を備え、
前記テープ層と前記バインド層との界面における前記テープ層の転化率が81.9%以上であり、
前記バインド層の表面の転化率が75.2%以上83.0%以下であることを特徴とする分割型光ファイバテープ心線。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記バインド層のヤング率は、前記テープ層のヤング率よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の分割型光ファイバテープ心線。
【請求項3】
前記テープ層のヤング率は、500MPa以上1400MPa以下であることを特徴とする請求項2に記載の分割型光ファイバテープ心線。
【請求項4】
前記バインド層のヤング率は、30MPa以上110MPa以下であることを特徴とする請求項3に記載の分割型光ファイバテープ心線。
【請求項5】
前記テープ層を形成する紫外線硬化型樹脂が、UV光の波長に対して吸収を有することを特徴とする請求項1に記載の分割型光ファイバテープ心線。
【請求項6】
前記バインド層を形成する紫外線硬化型樹脂が、UV光の波長に対して吸収を有することを特徴とする請求項1に記載の分割型光ファイバテープ心線。
【請求項7】
前記複数の光ファイバ着色心線は、ボビン等にいったん巻き取られたものであることを特徴とする請求項1に記載の分割型光ファイバテープ心線。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、分割型光ファイバテープ心線に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、テープ層とバインド層とにそれぞれ異なる性質を備える紫外線硬化型樹脂を用いた光ファイバテープ心線が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第2820693号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1による光ファイバテープ心線では、テープ層とバインド層との分割性が不十分になり得る。なお、光ファイバテープ心線の分割性は、複数の一括型光ファイバテープ心線の外周を紫外線硬化型樹脂で覆うバインド層から、それぞれの一括型光ファイバテープ心線に分割する際の分割のしやすさを意味する。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、分割型光ファイバテープ心線の分割性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一観点によれば、互いに略平行に配置された複数の光ファイバ着色心線と、前記複数の光ファイバ着色心線の表面に形成されたテープ層と、を有する一括型光ファイバテープ心線と、複数の前記一括型光ファイバテープ心線の表面に設けられたバインド層と、を備え、前記テープ層と前記バインド層との界面における前記テープ層の転化率が81.9%以上であり、前記バインド層の表面の転化率が75.2%以上83.0%以下であることを特徴とする分割型光ファイバテープ心線が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、分割性がよい分割型光ファイバテープ心線を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態における光ファイバ着色心線の断面図である。
図2Aは、本実施形態における一括型光ファイバテープ心線の断面図である。
図2Bは、本実施形態における一括型光ファイバテープ心線の断面図である。
図3Aは、本実施形態における分割型光ファイバテープ心線の断面図である。
図3Bは、本実施形態における分割型光ファイバテープ心線の断面図である。
図4は、本実施形態における分割型光ファイバテープ心線の製造装置の模式図である。
図5は、本実施形態における制御装置のブロック図である。
図6は、本実施形態における分割型光ファイバテープ心線の製造方法のフローチャートである。
図7は、本実施形態におけるテープ層の製造方法のフローチャートである。
図8は、本実施形態におけるバインド層の製造方法のフローチャートである。
図9Aは、本実施形態における分割型光ファイバテープ心線の分割パターンの一例である。
図9Bは、本実施形態における分割型光ファイバテープ心線の分割パターンの一例である。
図9Cは、本実施形態における分割型光ファイバテープ心線の分割パターンの一例である。
図9Dは、本実施形態における分割型光ファイバテープ心線の分割パターンの一例である。
図9Eは、本実施形態における分割型光ファイバテープ心線の分割パターンの一例である。
図9Fは、本実施形態における分割型光ファイバテープ心線の分割パターンの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。明細書全般における同じ参照符号は、実質的に同一の構成要素を意味する。
【0010】
図1は、本実施形態における光ファイバ着色心線1の断面図である。光ファイバ着色心線1は、光ファイバ裸線11と、プライマリ層12と、セカンダリ層13と、着色層14とを備える。光ファイバ裸線11は、例えば、石英系ガラス等で形成される。プライマリ層12は、紫外線硬化型樹脂で形成され、光ファイバ裸線11の外周に被覆される。セカンダリ層13は、紫外線硬化型樹脂で形成され、プライマリ層12の外周に被覆される。プライマリ層12およびセカンダリ層13は、それぞれ紫外線の照射により紫外線硬化型樹脂を硬化することにより形成される。なお、光ファイバ裸線11と、プライマリ層12と、セカンダリ層13とを合わせて、光ファイバ素線と呼ぶ。
(【0011】以降は省略されています)

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