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公開番号2024140808
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023052148
出願日2023-03-28
発明の名称光学ガラス及び光学素子
出願人株式会社オハラ
代理人個人,個人,個人
主分類C03C 3/064 20060101AFI20241003BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】
屈折率(nd)が1.64000以下であり、アッベ数(νd)が43.00以下でありながら、部分分散比が小さく、品質の高い光学ガラス及び光学素子を提供する。
【解決手段】
屈折率(nd)が1.64000以下であり、アッベ数(νd)が43.00以下であり、酸化物基準の質量%でSiO2成分が20.00~50.00%、B2O3成分が0%超25.0%、質量比ZrO2/Nb2O5が0.200~0.900、である光学ガラス。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
屈折率(n

)が1.64000以下であり
アッベ数(ν

)が43.00以下であり、
酸化物基準の質量%で
SiO

成分が20.00~50.00%、




成分が0%超25.0%、
質量比ZrO

/Nb



が0.200~0.900、
である光学ガラス。
続きを表示(約 38 文字)【請求項2】
請求項1に記載の光学ガラスからなる光学素子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学ガラス、光学素子に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
光学ガラス、光学素子は、異なる光学領域のレンズを組み合わせてカメラや映像装置などの光学特性を向上させる用途や、光学機器中に搭載し様々な光学設計を実現する用途などに用いることができる。
【0003】
光学系は、その大小はあるが、収差と呼ばれるにじみを含んでいる。この収差は単色収差と色収差に分類されるが、特に色収差は、光学系に使用されるレンズの材料特性に強く依存している。
色収差は高分散のレンズと低分散のレンズ及び部分分散比の大きいレンズと小さいレンズを組み合わせることで解消されるが、材料特性上、低分散かつ部分分散比の小さい光学ガラスを得ることは困難である。
【0004】
また、Nb



成分を含む光学ガラスでは、ガラスの安定性を促すためにSiO

成分、B



成分を所定量含有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-297198号公報
特開2016-222511号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1で開示された光学ガラスは、屈折率(n

)が1.64000以下であり、かつアッベ数(ν

)が43.00以下であるガラスについての開示はない。
【0007】
特許文献2で開示された光学ガラスは、屈折率(n

)が1.64000以下であり、アッベ数(ν

)が43.00以下であるガラスについての開示はあるものの、B



成分を多量に含有している。




成分の含有量が多いガラスは、B



成分由来の揮発による脈理の発生や、揮発に伴う品質の悪化を招く可能性が高まる。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、屈折率(n

)が1.64000以下であり、アッベ数(ν

)が43.00以下でありながら、部分分散比が小さく、品質の高い光学ガラスを得ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記課題を解決するために、鋭意試験研究を重ねた結果、SiO

成分、B



成分を含有しつつ、質量比ZrO

/Nb



を0.200~0.900の範囲にすることで、屈折率及びアッベ数が所望の範囲でありながら、部分分散比が小さく、品質の高い光学ガラスを得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
具体的には、本発明は以下のようなものを提供する。
【0010】
(1) 屈折率(n

)が1.64000以下であり
アッベ数(ν

)が43.00以下であり、
酸化物基準の質量%で
SiO

成分が20.00~50.00%、




成分が0%超25.0%、
質量比ZrO

/Nb



が0.200~0.900、
である光学ガラス。
(【0011】以降は省略されています)

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