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公開番号
2024138756
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-09
出願番号
2023049425
出願日
2023-03-27
発明の名称
ガラス溶融炉のスタートアップリング
出願人
株式会社IHI
代理人
個人
主分類
C03B
5/02 20060101AFI20241002BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】始動時における電源のインターロックを回避することができる、ガラス溶融炉のスタートアップリングを提供する。
【解決手段】
スタートアップリング10は、径の大きさが異なる複数の環状部12と、複数の環状部12を径方向に連結する連結部13と、を備えている。環状部12は、例えば、径の大きい順に、第一環状部12a、第二環状部12b及び第三環状部12cを含み、同一平面上に配置されている。連結部13は、例えば、十字形状に配置されており、第一環状部12a~第三環状部12cとの交点はそれぞれ溶接により通電可能に接続されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
高周波コイルを用いた高周波誘導加熱により放射性廃棄物及びガラス原料を溶融させるガラス溶融炉のスタートアップリングであって、
径の大きさが異なる複数の環状部と、
前記複数の環状部を径方向に連結する連結部と、
を備えることを特徴とするスタートアップリング。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記連結部は、前記環状部と同じ素材で前記環状部より太く形成されている、請求項1に記載のガラス溶融炉のスタートアップリング。
【請求項3】
前記連結部は、前記環状部より耐熱温度の高い素材により構成されている、請求項1に記載のガラス溶融炉のスタートアップリング。
【請求項4】
前記複数の環状部は、径方向外側に配置された環状部から順に破断するように同じ素材で異なる太さに形成されている、請求項1に記載のガラス溶融炉のスタートアップリング。
【請求項5】
前記複数の環状部は、径方向外側に配置された環状部から順に破断するように異なる素材により構成されている、請求項1に記載のガラス溶融炉のスタートアップリング。
【請求項6】
前記複数の環状部は、同一平面又は異なる平面に配置されている、請求項1に記載のガラス溶融炉のスタートアップリング。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス溶融炉のスタートアップリングに関し、特に、ガラス溶融炉の始動時にガラス原料を溶融させるスタートアップリングに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
コールドクルーシブル誘導炉(CCIM:Cold Crucible Induction Melter)は、金属製の容器内に放射性廃棄物とガラス原料を供給し、高周波コイルを用いた高周波誘導加熱により、放射性廃棄物とガラス原料を高温で溶融させ、ガラス固化するガラス溶融炉の一つである(例えば、特許文献1参照)。かかるCCIMは、炉壁を水冷することで炉壁表面温度が低下し、炉壁がガラスの低温層(スカル層)で覆われ、炉壁の腐食速度を低減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-145543号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したような高周波誘導加熱を利用したガラス溶融炉では、始動(スタートアップ)時に炉内に投入されたガラス原料を加熱する必要があり、炉内に高周波コイルにより発熱可能なスタートアップリングと呼ばれる治具が配置される。かかるスタートアップリングは、例えば、特許文献1に記載されたようなチタン環であり、発熱反応及び酸化反応により焼損し、最終的には炉内で消失するように構成されている。
【0005】
しかしながら、始動時の途中でスタートアップリングが破断すると、スタートアップリングに電流が流れなくなり、電源の負荷インピーダンスが急激に変動してインターロックが作動し、電源が遮断されてしまうという問題がある。この電源遮断時には電源の再起動が必要となり、ガラス原料の溶融が不十分な場合には新しいスタートアップリングを炉内に再配置する作業が発生することとなる。
【0006】
本発明はかかる問題点に鑑み創案されたものであり、始動時における電源のインターロックを回避することができる、ガラス溶融炉のスタートアップリングを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、高周波コイルを用いた高周波誘導加熱により放射性廃棄物及びガラス原料を溶融させるガラス溶融炉のスタートアップリングであって、径の大きさが異なる複数の環状部と、前記複数の環状部を径方向に連結する連結部と、を備えることを特徴とするスタートアップリングが提供される。
【0008】
前記連結部は、前記環状部と同じ素材で前記環状部より太く形成されていてもよい。
【0009】
前記連結部は、前記環状部より耐熱温度の高い素材により構成されていてもよい。
【0010】
前記複数の環状部は、径方向外側に配置された環状部から順に破断するように同じ素材で異なる太さに形成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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