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公開番号
2024133342
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-01
出願番号
2024116770,2020033380
出願日
2024-07-22,2020-02-28
発明の名称
装飾用ガラス物品
出願人
日本電気硝子株式会社
代理人
主分類
C03C
3/12 20060101AFI20240920BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】本発明は、輝きとファイアに優れた装飾用ガラス物品を提供する。
【解決手段】酸化鉛を実質的に含有せず、屈折率が1.9以上、かつアッベ数が42以下であることを特徴とする装飾用ガラス物品。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
酸化鉛を実質的に含有せず、屈折率が1.9以上、かつアッベ数が42以下であることを特徴とする装飾用ガラス物品。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
着色度λ
5
が395以下であることを特徴とする請求項1に記載の装飾用ガラス物品。
【請求項3】
酸化ビスマスの含有量が、モル%で30%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の装飾用ガラス物品。
【請求項4】
モル%で、La
2
O
3
0~63%、B
2
O
3
0~40%、Al
2
O
3
0~50%、ZrO
2
0~40%、Nb
2
O
5
0~80%、Gd
2
O
3
0~60、Ta
2
O
5
0~60%、La
2
O
3
+Nb
2
O
5
+Ta
2
O
5
+Gd
2
O
3
0.1~100%を含有することを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の装飾用ガラス物品。
【請求項5】
さらにモル%で、TiO
2
0~85%を含有することを特徴とする請求項4に記載の装飾用ガラス物品。
【請求項6】
面取り加工が施されていることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の装飾用ガラス物品。
【請求項7】
疑似宝石であることを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の装飾用ガラス物品。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の装飾用ガラス物品を備えることを特徴とする装飾品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、指輪、ペンダント、イヤリング、ブレスレット等の装飾品用途に好適な装飾用ガラス物品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
日本硝子工業会によれば、クリスタルガラスは「酸化鉛を主要成分として含むガラス、および酸化カリウム、酸化バリウム、酸化チタニウム等を主要成分として含むガラスで、高い透明度を有し、かつ屈折率ndが1.52以上で光沢のある美しい輝き、および済んだ音色で特徴づけられる」と定義されている。これらのクリスタルガラスは、輝き、透明性、反響、重厚感、加工性等に優れ、装飾品(宝飾品、芸術品、食器等)に用いられている。
【0003】
しかし、鉛を含有するクリスタルガラスは人体に有害であり、かつ傷が付き易いという問題があることから、実質的に鉛を含まないクリスタルガラスの開発がなされている(特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第2588468号公報
特許第4950876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献2に記載された無鉛クリスタルガラスは、装飾品としての十分な輝きが得られない。また、「ファイア」と呼ばれる虹色の輝きも弱い傾向がある。
【0006】
以上に鑑み、本発明は、輝きとファイアに優れた装飾用ガラス物品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の装飾用ガラス物品は、酸化鉛を実質的に含有せず、屈折率が1.9以上、かつアッベ数が40以下であることを特徴とする。本発明のガラス物品は屈折率が高いため、ガラス物品の内部と外部(大気)との屈折率差が大きくなり、ガラス物品内部で光が反射しやすくなる。その結果、装飾用ガラス物品としての十分な輝きを得やすくなる。また、本発明のガラス物品はアッベ数が小さく、高分散であるため、ファイアが発現しやすくなる。なお本明細書において「実質的に含有しない」とは、ガラス組成として意図的に含有させないことを意味し、不可避的不純物の混入を排除するものではない。客観的には、含有量がモル%で0.1%未満であることを意味する。
【0008】
本発明の装飾用ガラス物品は、着色度λ
5
が395以下であることが好ましい。このようにすれば、可視光が透過しやすくなるため、無色透明になりやすい。なお「着色度λ
5
」とは、厚み10mmでの透過率曲線において光透過率が5%となる最短波長(nm)を示す。
【0009】
本発明の装飾用ガラス物品は、酸化ビスマスの含有量が、モル%で30%以下であることが好ましい。酸化ビスマスを含有させると、ガラス物品が過度に着色してファイアに劣る傾向がある。そこで、酸化ビスマスの含有量を少なくすることにより、ファイアに優れたガラス物品としやすくなる。
【0010】
本発明の装飾用ガラス物品は、モル%で、La
2
O
3
0~63%、B
2
O
3
0~40%、Al
2
O
3
0~50%、ZrO
2
0~40%、Nb
2
O
5
0~80%、Gd
2
O
3
0~60、Ta
2
O
5
0~60%を含有し、La
2
O
3
+Nb
2
O
5
+Ta
2
O
5
+Gd
2
O
3
0.1~100%を含有することが好ましい。ガラス組成をこのように規定することにより、所望の光学定数を有するガラス物品を得やすくなる。
(【0011】以降は省略されています)
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