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公開番号2024106242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-07
出願番号2023010478
出願日2023-01-26
発明の名称見守り支援システム
出願人積水ハウス株式会社
代理人個人,個人
主分類G08B 21/02 20060101AFI20240731BHJP(信号)
要約【課題】見守り対象者のストレス的負担を低減し、且つ見守り対象者と同居する見守り者の負担を低減する。
【解決手段】見守り支援システム10は、情報処理装置40と、玄関等に設置された各種のセンサとを備える。情報処理装置40は、玄関に見守り対象者が居ることをセンサによって検知すると、家族写真のスライド映像などの映像を玄関モニタ30に映し、或いは行き先などの問いかけを行い、或いは脳力チェック及び体力チェックを行うとともに、見守り者に通知を行う。したがって、見守り支援システムは、見守り対象者に負担を強いることなく見守り対象者を玄関に長く留めることができる。通知を受けた見守り者は、見守り対象者が玄関に留め置かれる間に、玄関に行く。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
住宅の玄関に設置された第1センサと、
上記玄関に設置されており、音声、映像、画像の少なくとも1つを出力する出力装置と、
メモリと、
コントローラと、を備えており、
上記コントローラは、
上記第1センサの検出値に基づいて、見守り対象者が玄関に居るか否かを判断する判断処理と、
見守り対象者が玄関にいると判断したことに基づいて、上記メモリに記憶された出力用データを上記出力装置へ出力する出力処理、及び見守り対象者が玄関に居ることを通知する第1所定通知処理と、を実行する、見守り支援システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
上記玄関に設置された玄関ドアのロック及びアンロックを行う玄関ドアロック装置をさらに備えており、
上記コントローラは、
上記玄関ドアロック装置を手動開錠可能にして上記判断処理、上記出力処理、及び上記第1所定通知処理を実行する第1モードと、
上記玄関ドアロック装置を駆動して、上記玄関ドアを、手動開錠不可としてロックするロック処理を実行する第2モードと、を有し、
上記コントローラは、
上記第1モード或いは上記第2モードの指定を受け付け、指定されたモードで動作するモード設定処理を更に実行する、請求項1に記載の見守り支援システム。
【請求項3】
上記第1センサは、上記玄関に設置された靴箱の扉の開閉を検知するセンサであって、且つ付設スイッチを有する靴箱扉センサであり、
上記判断処理は、上記靴箱扉センサの検出値に基づいて上記扉が開かれたことを検知したことに基づいて、見守り対象者が玄関に居ると判断する処理である、請求項1に記載の見守り支援システム。
【請求項4】
上記第1センサは、上記玄関に設置されたベンチに付設された荷重センサであり、
上記判断処理は、上記荷重センサの検出値に基づいて、見守り対象者が玄関に居ると判断する処理である、請求項1に記載の見守り支援システム。
【請求項5】
上記出力装置はモニタであり、
上記コントローラは、上記第1センサの検出値に基づいて見守り対象者が上記ベンチに着座したと上記判断処理で判断したことに基づいて、上記出力処理を実行する、請求項4に記載の見守り支援システム。
【請求項6】
上記玄関に設置されたマイクロフォンを更に備えており、
上記出力用データは、行き先を問う音声の音声データを含んでおり、
上記コントローラは、
上記行き先を問う音声に対する見守り対象者の返答であって、且つ上記マイクロフォンが出力した返答音声データを上記メモリに記憶させる返答録音処理を更に実行する、請求項1に記載の見守り支援システム。
【請求項7】
上記第1センサは、上記玄関に設置された玄関ドアのロック及びアンロックを行う上下一対の玄関ドアロック装置であり、
上記判断処理は、
上側の上記玄関ドアロック装置が手動によってロック解除され、次いで下側の上記玄関ドアロック装置が手動によってロック解除されたことに基づいて、見守り対象者が玄関にいると判断する処理である、請求項1に記載の見守り支援システム。
【請求項8】
見守り対象者の寝室に設置された第2センサを更に備えており、
上記コントローラは、
上記第2センサの検出値に基づいて、見守り対象者が寝室を出たことを通知する第2所定通知処理を更に実行する、請求項1に記載の見守り支援システム。
【請求項9】
上記コントローラは、上記第2センサの検出値に基づいて見守り対象者が寝室を出たと判断したことに基づいて上記判断処理を実行する、請求項8に記載の見守り支援システム。
【請求項10】
玄関先道路を撮影可能に設置されたカメラと、
玄関ドアの開閉を検出する玄関ドアセンサと、を更に備えており、
上記コントローラは、
上記判断処理において見守り対象者が玄関に居ると判断した後、上記玄関ドアセンサが玄関ドアの開閉を検知したことに基づいて、上記カメラを駆動し、当該カメラが出力した撮影データを上記メモリに記憶させる撮影処理を更に実行する、請求項1に記載の見守り支援システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅において見守り者による見守り対象者の見守りを支援する見守り支援システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1及び特許文献2は、高齢者や認知症者などの見守り対象者を見守る見守りシステムを開示する。この見守りシステムは、見守り対象者の住宅に設置され、見守り対象者の健康状態や外出記録などを、別の住宅に暮らす家族(見守り者)に通知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-197603号公報
実用新案登録第3159195号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願に係る発明者は、見守り対象者と、見守り対象者の家族などである見守り者とが同居する住宅に用いる見守り支援システムを試案した。本願発明者は、この見守り支援システムにおいて、見守り対象者の行動を制限すると見守り対象者のストレスが高まり、見守り対象者の行動の自由度を高めると見守り者の負担が増大するとの知見を得た。
【0005】
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、見守り対象者のストレス的負担及び見守り者の負担を低減可能な見守り支援システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1) 請求項1に係る見守り支援システムは、住宅の玄関に設置された第1センサと、上記玄関に設置されており、音声、映像、画像の少なくとも1つを出力する出力装置と、メモリと、コントローラと、を備える。上記コントローラは、上記第1センサの検出値に基づいて、見守り対象者が玄関に居るか否かを判断する判断処理と、見守り対象者が玄関にいると判断したことに基づいて、上記メモリに記憶された出力用データを上記出力装置へ出力する出力処理、及び見守り対象者が玄関に居ることを通知する第1所定通知処理と、を実行する。
【0007】
見守り対象者が玄関に行くと、見守り対象者が玄関に居ることが見守り者に通知されるとともに、出力用データが示す音声や映像や画像が出力装置から出力される。見守り対象者は、当該音声や映像や画像を視聴する時間だけ、より長く玄関に留まる。見守り対象者が玄関に長く留まることにより、見守り者は、見守り対象者が玄関に行くことを見逃したとしても、また、上記通知を少しの間気付かなかったとしても、見守り対象者が玄関を出るまでに見守り対象者の外出意思に気付くことができる。したがって、見守り者は、見守り対象者の行動に常に注意を払う必要が無く、見守り者の負担が低減する。他方、見守り対象者は、音声や映像や画像の視聴によって玄関に留まるから、玄関ドアの強制ロックなどによって見守り対象者を住宅内に閉じ込める場合よりも、ストレス的な負担が少なくなる。
【0008】
(2) 請求項2は、上記玄関に設置された玄関ドアのロック及びアンロックを行う玄関ドアロック装置をさらに備えており、上記コントローラは、上記玄関ドアロック装置を手動開錠可能にして上記判断処理、上記出力処理、及び上記第1所定通知処理を実行する第1モードと、上記玄関ドアロック装置を駆動して、上記玄関ドアを、手動開錠不可としてロックするロック処理を実行する第2モードと、を有する。上記コントローラは、上記第1モード或いは上記第2モードの指定を受け付け、指定されたモードで動作するモード設定処理を更に実行する、請求項1に記載の見守り支援システムである。
【0009】
見守り者は、食料品の買い出しなど、見守り対象者を住宅に残して外出する場合、第2モードの指定を行う。見守り者は、帰宅後、第2モードの指定を解除する。或いは見守り者は、例えば午前7時から午後9時までの時間帯において第1モードを指定し、午後9時から翌日の午前7時までの時間帯において第2モードを指定する。見守り者が買い出しなどを行う間と、見守り対象者が就寝する間とだけ、玄関ドアが強制的にロックされる。したがって、見守り対象者のストレス的な負担を最小限にすることができる。また、見守り者は、安心して買い物等を行うことができ、且つ安心して就寝することができる。
【0010】
(3) 請求項3は、上記第1センサは、上記玄関に設置された靴箱の扉の開閉を検知するセンサであって、且つ付設スイッチを有する靴箱扉センサであって、上記判断処理は、上記靴箱扉センサの検出値に基づいて上記扉が開かれたことを検知したことに基づいて、見守り対象者が玄関に居ると判断する処理である、請求項1または2に記載の見守り支援システムである。
(【0011】以降は省略されています)

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