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公開番号2024093937
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022210598
出願日2022-12-27
発明の名称人力駆動車用の制御装置
出願人株式会社シマノ
代理人個人,個人
主分類B62M 6/45 20100101AFI20240702BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】モータを好適に制御できる人力駆動車用の制御装置を提供する。
【解決手段】人力駆動車用の制御装置であって、前記人力駆動車に推進力を付与するように構成されるモータを、第1制御状態、および、第2制御状態のいずれかにおいて制御するように構成される制御部を備え、前記制御部は、前記第2制御状態において、前記モータの出力に関する上限値が、前記第1制御状態における前記上限値よりも大きくなるように前記モータを制御するように構成され、操作装置の操作情報以外の予め定める情報に基づいて、前記第2制御状態の継続可能時間、前記第2制御状態への変更可能回数、および、前記第2制御状態における前記上限値の少なくとも1つを制限するように構成され、前記上限値は、前記モータの出力の第1上限値、および、人力駆動力に対する前記モータの出力の比率の第2上限値の少なくとも1つを含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
人力駆動車用の制御装置であって、
前記人力駆動車に推進力を付与するように構成されるモータを、第1制御状態、および、第2制御状態のいずれかにおいて制御するように構成される制御部を備え、
前記制御部は、
前記第2制御状態において、前記モータの出力に関する上限値が、前記第1制御状態における前記上限値よりも大きくなるように前記モータを制御するように構成され、
操作装置の操作情報以外の予め定める情報に基づいて、前記第2制御状態の継続可能時間、前記第2制御状態への変更可能回数、および、前記第2制御状態における前記上限値の少なくとも1つを制限するように構成され、
前記上限値は、前記モータの出力の第1上限値、および、人力駆動力に対する前記モータの出力の比率の第2上限値の少なくとも1つを含む、制御装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
人力駆動車用の制御装置であって、
前記人力駆動車に推進力を付与するように構成されるモータを、第1制御状態、および、第2制御状態のいずれかにおいて制御するように構成される制御部を備え、
前記制御部は、
前記第2制御状態において、前記モータの出力に関する上限値が、前記第1制御状態における前記上限値よりも大きくなるように前記モータを制御するように構成され、
予め定める情報に基づいて、前記第2制御状態への変更可能回数を制限するように構成され、
前記上限値は、前記モータの出力の第1上限値、および、人力駆動力に対する前記モータの出力の比率の第2上限値の少なくとも1つを含む、制御装置。
【請求項3】
前記第1上限値は、前記モータのトルクの上限値、前記モータの仕事率の上限値、および、前記モータの回転速度の上限値の少なくとも1つを含む、請求項1または2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記予め定める情報は、前記人力駆動車に関する情報を含む、請求項1または2に記載の制御装置。
【請求項5】
前記人力駆動車に関する情報は、前記人力駆動車に加えられる人力駆動力の積算値、前記モータの使用時間の積算値、前記人力駆動車に搭載されるコンポーネントの振動、前記コンポーネントから生じる音、および、前記コンポーネントの劣化状態の少なくとも1つを含む、請求項4に記載の制御装置。
【請求項6】
前記コンポーネントは、前記モータが設けられるドライブユニットを含む、請求項5に記載の制御装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記人力駆動車に加えられる人力駆動力の積算値、前記モータの使用時間の積算値、前記ドライブユニットの振動、および、前記ドライブユニットから生じる音の少なくとも1つに応じて、前記ドライブユニットの劣化状態を判定するように構成される、請求項6に記載の制御装置。
【請求項8】
第1報知部をさらに備え、
前記制御部は、前記ドライブユニットの劣化状態をユーザに報知するように、前記第1報知部を制御するように構成される、請求項7に記載の制御装置。
【請求項9】
前記人力駆動車に関する情報は、前記モータに電力を供給するバッテリに関する情報を含む、請求項8に記載の制御装置。
【請求項10】
前記バッテリに関する情報は、前記バッテリの電流値、前記バッテリの電圧値、前記バッテリの放電時間の積算値、前記バッテリの温度、前記バッテリの給電可能残量、および、前記バッテリの劣化状態の少なくとも1つを含む、請求項9に記載の制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、人力駆動車用の制御装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されるモータは、人力駆動車に推進力を付与するように構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-63679号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的の1つは、モータを好適に制御できる人力駆動車用の制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1側面に従う制御装置は、人力駆動車用の制御装置であって、前記人力駆動車に推進力を付与するように構成されるモータを、第1制御状態、および、第2制御状態のいずれかにおいて制御するように構成される制御部を備え、前記制御部は、前記第2制御状態において、前記モータの出力に関する上限値が、前記第1制御状態における前記上限値よりも大きくなるように前記モータを制御するように構成され、操作装置の操作情報以外の予め定める情報に基づいて、前記第2制御状態の継続可能時間、前記第2制御状態への変更可能回数、および、前記第2制御状態における前記上限値の少なくとも1つを制限するように構成され、前記上限値は、前記モータの出力の第1上限値、および、人力駆動力に対する前記モータの出力の比率の第2上限値の少なくとも1つを含む。
第1側面の制御装置によれば、制御部は、操作装置の操作情報以外の予め定める情報に基づいて、第2制御状態の継続可能時間、第2制御状態への変更可能回数、および、第2制御状態におけるモータの出力に関する上限値の少なくとも1つを制限する。したがって、制御装置は、モータを好適に制御できる。
【0006】
本開示の第2側面に従う制御装置は、人力駆動車用の制御装置であって、前記人力駆動車に推進力を付与するように構成されるモータを、第1制御状態、および、第2制御状態のいずれかにおいて制御するように構成される制御部を備え、前記制御部は、前記第2制御状態において、前記モータの出力に関する上限値が、前記第1制御状態における前記上限値よりも大きくなるように前記モータを制御するように構成され、予め定める情報に基づいて、前記第2制御状態への変更可能回数を制限するように構成され、前記上限値は、前記モータの出力の第1上限値、および、人力駆動力に対する前記モータの出力の比率の第2上限値の少なくとも1つを含む。
第2側面の制御装置によれば、制御部は、予め定める情報に基づいて、第2制御状態への変更可能回数を制限する。したがって、制御装置は、モータを好適に制御できる。
【0007】
本開示の第1または第2側面に従う第3側面の制御装置において、前記第1上限値は、前記モータのトルクの上限値、前記モータの仕事率の上限値、および、前記モータの回転速度の上限値の少なくとも1つを含む。
第3側面の制御装置によれば、制御部は、第2制御状態において、モータのトルクの上限値が、第1制御状態のモータのトルクの上限値よりも大きくなるように、モータを制御できる。第3側面の制御装置によれば、制御部は、第2制御状態において、モータの仕事率の上限値が、第1制御状態のモータの仕事率の上限値よりも大きくなるように、モータを制御できる。第3側面の制御装置によれば、制御部は、第2制御状態において、モータの回転速度の上限値が、第1制御状態のモータの回転速度の上限値よりも大きくなるように、モータを制御できる。
【0008】
本開示の第1から第3側面のいずれか1つに従う第4側面の制御装置において、前記予め定める情報は、前記人力駆動車に関する情報を含む。
第4側面の制御装置によれば、制御部は、人力駆動車に関する情報に基づいて、第2制御状態に関する制限を実行できる。
【0009】
本開示の第4側面に従う第5側面の制御装置において、前記人力駆動車に関する情報は、前記人力駆動車に加えられる人力駆動力の積算値、前記モータの使用時間の積算値、前記人力駆動車に搭載されるコンポーネントの振動、前記コンポーネントから生じる音、および、前記コンポーネントの劣化状態の少なくとも1つを含む。
第5側面の制御装置によれば、制御部は、人力駆動車に加えられる人力駆動力の積算値、モータの使用時間の積算値、人力駆動車に搭載されるコンポーネントの振動、コンポーネントから生じる音、および、コンポーネントの劣化状態の少なくとも1つに基づいて、第2制御状態に関する制限を実行できる。
【0010】
本開示の第5側面に従う第6側面の制御装置において、前記コンポーネントは、前記モータが設けられるドライブユニットを含む。
第6側面の制御装置によれば、制御部は、人力駆動車に加えられる人力駆動力の積算値、モータの使用時間の積算値、ドライブユニットの振動、ドライブユニットから生じる音、および、ドライブユニットの劣化状態の少なくとも1つに基づいて、第2制御状態に関する制限を実行できる。
(【0011】以降は省略されています)

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