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公開番号2024093926
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022210584
出願日2022-12-27
発明の名称測定具および生体信号測定システム
出願人東レ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類A61B 5/256 20210101AFI20240702BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】体毛や体動によらず生体信号の取得ができ、かつ測定器を家庭単位で導入することができる測定具および生体信号測定システムを提供すること。
【解決手段】本発明に係る測定具は、測定対象の動物の足に装着する靴型の測定具であって、板状をなす底部と、底部の一方の面側に設けられる甲被部と、を備え、底部は、甲被部側の面に設けられ、足を介して生体信号を取得する電極部を有し、甲被部は、当該測定具を足に固定する固定部を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
測定対象の動物の足に装着する靴型の測定具であって、
板状をなす底部と、
前記底部の一方の面側に設けられる甲被部と、
を備え、
前記底部は、前記甲被部側の面に設けられ、前記足を介して生体信号を取得する電極部を有し、
前記甲被部は、当該測定具を前記足に固定する固定部を有する、
測定具。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記電極部は、前記測定対象の足に当該測定具が装着された際に、前記測定対象の肉球または肌と接する位置に設けられる、
請求項1に記載の測定具。
【請求項3】
前記電極部は、前記底部の本体から着脱自在である、
請求項1に記載の測定具。
【請求項4】
前記電極部が取得した生体信号を伝送する電線と電気的に接続するコネクタ部、
を備える請求項1に記載の測定具。
【請求項5】
前記底部は、
当該底部に加わる荷重を測定する荷重測定部、
をさらに備える請求項1に記載の測定具。
【請求項6】
前記荷重測定部は、前記底部の本体の厚さ方向に対して前記電極部と重なる位置に設けられる、
請求項5に記載の測定具。
【請求項7】
洗濯可能な材料によって形成される、
請求項1に記載の測定具。
【請求項8】
測定対象の動物の生体信号を測定する生体信号測定システムであって、
板状をなす底部、および、前記底部の一方の面側に設けられる甲被部を有し、前記生体信号を取得する測定具と、
前記測定具が取得した前記生体信号に対して信号処理を施す測定装置と、
前記測定具および前記測定装置を通信可能に接続する通信接続部と、
前記測定装置を実装するウェアと、
を備え、
前記底部は、前記甲被部側の面に設けられ、前記測定対象の足を介して生体信号を取得する電極部を有し、
前記甲被部は、当該測定具を前記足に固定する固定部を有する、
生体信号測定システム。
【請求項9】
前記通信接続部は、前記測定具および前記測定装置を接続する電線であり、
前記電線は、少なくとも一部が、前記ウェアに内蔵されている、
請求項8に記載の生体信号測定システム。
【請求項10】
前記通信接続部は、前記測定具および前記測定装置を接続する電線であり、
前記測定具、前記ウェアおよび前記電線は、一体型となっている、
請求項8に記載の生体信号測定システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生体信号、例えば心電信号を取得して処理を施す測定具および生体信号測定システムに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
心臓は、収縮と拡張とを繰り返し、血液を全身に送り出すポンプの役割を果たしている。この活動は心筋細胞における微弱な電気刺激によって規則正しさを保っているが、この電気刺激に異常があらわれると心臓の活動にも異常が起こる。この心臓の活動の異常を不整脈と呼ぶ。不整脈には様々な種類があり、例えば、心停止を引き起こす致死性の高い心室細動、心室頻拍や、脳梗塞を引き起こす心房細動などが挙げられる。したがって、不整脈を判定することが非常に重要であり、心電信号測定器によって判定対象から取得した心電情報を用いて不整脈を判定することが行われている。心電情報は、被検体の体表面に取り付けた電極によって心臓の電位を測定する。
【0003】
ところで、上述した疾患は、ヒト以外の動物でもみられ、ヒトと同様に心電情報を取得して診断することができる。特に、犬や猫等の愛玩動物に対し、飼い主の愛玩動物への健康意識向上によって、心電情報を用いた診断が積極的に行われている(例えば、特許文献1、2を参照)。特許文献1には、例えば犬に着用させて心電情報を取得する測定具が記載されている。また、特許文献2には、測定板に愛玩動物を乗せ、足裏を介して心電情報を取得する測定装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2018/143461号
特開2018-175711号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、測定器(電極)が腋窩に配置されるため、体毛の影響を受けてしまったり、歩行等の体動によって電極に浮きが生じたりして、測定品質が低下するおそれがあった。また、特許文献2に記載の技術は、測定板上での愛玩動物の動きを抑える必要がある他、装置が大型化して設置や運用に手間がかかるなどして、家庭単位での導入が困難であった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決し、体毛や体動によらず生体信号の取得ができ、かつ測定器を家庭単位で導入することができる測定具および生体信号測定システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成する本発明の測定具および生体信号測定システムは、以下の構成からなる。
(1)
測定対象の動物の足に装着する靴型の測定具であって、
板状をなす底部と、
前記底部の一方の面側に設けられる甲被部と、
を備え、
前記底部は、前記甲被部側の面に設けられ、前記足を介して生体信号を取得する電極部を有し、
前記甲被部は、当該測定具を前記足に固定する固定部を有する、
測定具。
【0008】
(2)
前記電極部は、前記測定対象の足に当該測定具が装着された際に、前記測定対象の肉球または肌と接する位置に設けられる、
(1)に記載の測定具。
【0009】
(3)
前記電極部は、前記底部の本体から着脱自在である、
(1)に記載の測定具。
【0010】
(4)
前記電極部が取得した生体信号を伝送する電線と電気的に接続するコネクタ部、
を備える(1)に記載の測定具。
(【0011】以降は省略されています)

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