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公開番号2024092320
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022208161
出願日2022-12-26
発明の名称液体吐出装置および異常ノズル検出方法
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240701BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】異常ノズルの検出精度を向上する。
【解決手段】
ノズルから液体を吐出して被検出部材にテストパターンを形成する液体吐出部と、前記テストパターンを撮影してテストパターン画像を取得する撮影部と、前記撮影部が取得した前記テストパターン画像に対して画像処理を行う画像処理部と、前記画像処理部の処理結果に基づいて前記ノズルの異常の有無を判断する判断部と、を備える液体吐出装置であって、前記テストパターンは、前記液体吐出部が被吐出物に前記液体を吐出する場合に比べて単位面積当たりの前記液体の量が多くなるようにして、前記被検出部材に形成される。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
ノズルから液体を吐出して被検出部材にテストパターンを形成する液体吐出部と、
前記テストパターンを撮影してテストパターン画像を取得する撮影部と、
前記撮影部が取得した前記テストパターン画像に対して画像処理を行う画像処理部と、
前記画像処理部の処理結果に基づいて前記ノズルの異常の有無を判断する判断部と、
を備える液体吐出装置であって、
前記テストパターンは、前記液体吐出部が被吐出物に前記液体を吐出する場合に比べて単位面積当たりの前記液体の量が多くなるようにして、前記被検出部材に形成されることを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記テストパターンは、前記液体吐出部が前記被吐出物に前記液体を吐出する場合に比べて前記ノズルからの前記液体の吐出量を多くして形成されることを特徴とする請求項1記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記テストパターンは、前記液体吐出部が前記被吐出物に前記液体を吐出する場合に比べて前記液体のドット間距離を小さくして形成されることを特徴とする請求項1記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記ドット間距離を、環境温度に応じて変更することを特徴とする請求項3記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記環境温度が、前記液体吐出部からの液体の吐出量が減少する方向に変化した場合は、前記ドット間距離を縮めて前記テストパターンを形成し、前記環境温度が、前記液体吐出部からの液体の吐出量が増加する方向に変化した場合は、前記ドット間距離を広げて前記テストパターンを形成することを特徴とする請求項4記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記ドット間距離を、前記液体の種類に応じて変更することを特徴とする請求項3または4記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記液体を種類の異なる液体に交換したことによって、前記液体吐出部からの液体の吐出量が減少する方向に変化した場合は、前記ドット間距離を縮めて前記テストパターンを形成し、前記液体を種類の異なる液体に交換したことによって、前記液体吐出部からの液体の吐出量が増加する方向に変化した場合は、前記ドット間距離を広げて前記テストパターンを形成することを特徴とする請求項6記載の液体吐出装置。
【請求項8】
ノズルから液体を吐出して被検出部材にテストパターンを形成するテストパターン形成ステップと、
前記テストパターンを撮影してテストパターン画像を取得する撮影ステップと、
前記撮影ステップで取得した前記テストパターン画像に基づいて前記ノズルの異常の有無を判断する判断ステップと、
を備える液体吐出装置の異常ノズル検出方法であって、
前記テストパターンは、被吐出物に前記液体を吐出する場合に比べて単位面積当たりの前記液体の量が多くなるようにして、前記被検出部材に形成されることを特徴とする異常ノズル検出方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置および異常ノズル検出方法に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、印刷用紙上にインクを吐出する複数のノズルを有し、印刷用紙上に所定の解像度で画像を記録する記録ヘッドと、記録ヘッドにより記録された所定のテストパターンを、記録ヘッドの解像度よりも低い解像度で読み取るスキャナと、スキャナにより読み取られた読み取りデータを補間処理する補間処理手段と、補間処理手段により補間処理された読み取りデータに基づいて、ノズルの異常を判定する判定手段と、を備えたインクジェット方式の印刷装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-054970号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなテストパターンは、スキャナやカメラ等の読取装置によって読み取るだけでなく、明らかな異常はユーザが目視でも判断することが可能なように、ある程度の長さと幅を有した形状で形成されるのが一般的である。読取装置を用いてノズルの異常を判断する場合は、読取装置が取得したテストパターン画像に対して所定の画像処理を行い、画像処理の結果に基づいてノズルの異常を判断する。例えば、画像処理によってテストパターン画像の重心位置を求め、基準の重心位置からのずれ量を測定することでノズルに曲がりが発生しているかを判断する方法がある。
【0005】
しかし、この方法の場合、読取装置の読み取り誤差により、読取装置が本来取得すべきテストパターンよりも広い範囲をテストパターンとして誤認識してしまうことがある。誤認識されたテストパターン画像の面積は、正しく認識されたテストパターン画像の面積よりも大きいことから、テストパターン画像の重心位置も変動してしまう。その結果、ノズル曲がり等の異常ノズルを精度よく検出できないという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ノズルから液体を吐出して被検出部材にテストパターンを形成する液体吐出部と、前記テストパターンを撮影してテストパターン画像を取得する撮影部と、前記撮影部が取得した前記テストパターン画像に対して画像処理を行う画像処理部と、前記画像処理部の処理結果に基づいて前記ノズルの異常の有無を判断する判断部と、を備える液体吐出装置であって、前記テストパターンは、前記液体吐出部が被吐出物に前記液体を吐出する場合に比べて単位面積当たりの前記液体の量が多くなるようにして、前記被検出部材に形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、異常ノズルの検出精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る液体吐出装置の一例を示す概略構成図。
実施形態に係る液体吐出装置の一例を示す概略構成図。
ヘッドの概略構成を説明する図。
ノズルを複数有したヘッドの構成例を示す図。
複数のノズルが形成されたノズル面を二面有したヘッドの構成例を示す斜視図。
メディア板の構成例を示す図。
塗装システムの機能構成の一例を示す図。
制御装置のハードウエア構成の一例を示す図。
テストパターンの一例を示す説明図。
ノズルの状態とテストパターンの関係を説明する図。
ベタ塗りとノズル曲がりの関係を説明する図。
比較例における曲がり検出の一例を示す図。
実施形態における曲がり検出の一例を示す図。
ノズル汚れの様子を説明する図。
ノズル洗浄を説明する図。
洗浄液がテストパターンに及ぼす不具合を説明する図。
テストパターンの形成例を示す図。
テストパターンの形成例を示す図。
ドット間距離の調整例を説明する図。
異常判断の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら発明を実施するための形態を説明する。図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0010】
<液体吐出装置の概要>
はじめに図1および図2を用いて液体吐出装置の概要について説明する。図1および図2は、実施形態に係る液体吐出装置の一例を示す概略構成図である。図1および図2には、自動車の車体を塗装する塗装ロボットを含む塗装システムが例示されている。
(【0011】以降は省略されています)

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