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公開番号2024090857
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022207022
出願日2022-12-23
発明の名称採水装置
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人芳野国際特許事務所
主分類G01N 1/10 20060101AFI20240627BHJP(測定;試験)
要約【課題】下水サンプルの採水量のばらつきを抑え、より正確な採水量の下水サンプルを採取できる採水装置を提供すること。
【解決手段】採水装置は2、本体3と、下水に浸漬されて下水を吸引する孔を有する採水用ストレーナと、本体3に固定され、採水用ストレーナを介して吸引した下水を送出するポンプ51と、ポンプ51から送出された下水をサンプルとして貯留する採水容器61と、本体3に固定され、採水容器61を収容し採水容器61に貯留された下水のサンプルを外気温度よりも低い温度に冷却する冷却容器62と、冷却容器62の内部に設けられ、採水容器61に貯留された下水のサンプルの質量を測定するロードセル63と、を備える。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
下水のサンプルを採取する採水装置であって、
本体と、
前記下水に浸漬されて前記下水を吸引する孔を有する採水用ストレーナと、
前記本体に固定され、前記採水用ストレーナを介して吸引した前記下水を送出するポンプと、
前記ポンプから送出された前記下水を前記サンプルとして貯留する採水容器と、
前記本体に固定され、前記採水容器を収容し前記採水容器に貯留された前記サンプルを外気温度よりも低い温度に冷却する冷却容器と、
前記冷却容器の内部に設けられ、前記採水容器に貯留された前記サンプルの質量を測定するロードセルと、
を備えたことを特徴とする採水装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記冷却容器の内部において前記ロードセルに載置され、前記採水容器が載置される載置部をさらに備え、
前記載置部は、前記採水容器が載置された状態において、前記採水容器の下部を保持する保持部を有することを特徴とする請求項1に記載の採水装置。
【請求項3】
前記本体の上面に支持され、前記本体の上面と平行に延びた軸を中心として前記本体に対して回転可能な蓋部をさらに備え、
前記冷却容器は、前記採水容器が通過可能な開口を上部に有し、
前記蓋部は、前記本体に対して閉じると前記開口を塞ぎ前記冷却容器を密閉することを特徴とする請求項1に記載の採水装置。
【請求項4】
前記蓋部が前記本体に対して閉じたときに前記採水容器に対向する前記蓋部の下面に設けられた飛散抑制部をさらに備え、
前記飛散抑制部は、前記蓋部が前記本体に対して閉じた状態において前記下面から前記採水容器に向かって延び前記採水容器の上部の周りを囲う囲い部を有することを特徴とする請求項3に記載の採水装置。
【請求項5】
前記下面とは反対側の前記蓋部の上面に設けられ、前記ポンプから送出された前記下水を前記採水容器に導く採水経路を開閉する採水弁をさらに備え、
前記採水弁は、前記蓋部が前記本体に対して閉じたときに前記採水容器の直上に位置することを特徴とする請求項4に記載の採水装置。
【請求項6】
前記採水弁に接続され前記採水弁を通過した前記下水を前記採水容器に導く配管をさらに備え、
前記配管は、前記蓋部が前記本体に対して閉じた状態において、前記囲い部の中を前記蓋部から前記採水容器に向かって延びており、
前記配管の先端は、前記蓋部が前記本体に対して閉じた状態において、前記囲い部の下端から前記蓋部へ後退した位置かつ前記採水容器の内部の位置に配置されることを特徴とする請求項5に記載の採水装置。
【請求項7】
前記下面とは反対側の前記蓋部の上面に設けられ、前記採水経路を一部に含み前記ポンプから送出された前記下水を排出する排水経路を開閉する排水弁をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の採水装置。
【請求項8】
前記採水弁および前記排水弁の動作を制御する制御部をさらに備え、
前記サンプルを採取する際、前記制御部は、前記ポンプを稼動させるとともに前記排水弁を開き前記ポンプから送出された前記下水で前記採水経路の共洗いを行った後、前記排水弁を閉じるとともに前記採水弁を開いて前記ポンプから送出された前記下水を前記採水容器に導き、前記ロードセルにより測定された前記質量が所定質量になると前記採水弁を閉じる制御を実行することを特徴とする請求項7に記載の採水装置。
【請求項9】
前記ポンプは、チューブポンプであり、
前記制御部は、前記採水弁を閉じた後、前記サンプルを採取するときの正転方向とは反対の逆転方向に前記チューブポンプを回転させ、前記採水経路および前記排水経路に残った前記下水を抜く制御をさらに実行することを特徴とする請求項8に記載の採水装置。
【請求項10】
前記本体に固定され、前記採水経路を洗浄する洗浄液を貯留する洗浄液タンクと、
前記採水経路を一部に含み前記採水経路に前記洗浄液を導く洗浄液経路を開閉する洗浄弁と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項9に記載の採水装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、下水のサンプルを採取する採水装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
生活排水のような一般的な下水や産業廃水等を検査するために、下水や産業廃水等のサンプルを採取する装置がある。例えば、特許文献1には、下水路を流れる下水の採水を行う下水用採水装置が開示されている。また、特許文献2には、河川放流渠から放流水のサンプルを採取する採水装置が開示されている。
【0003】
ここで、下水のサンプルを採取して検査し、下水に含まれるウイルスや微生物を検出して、任意の感染症に関する感染者数の傾向を把握する試みがなされている。下水のサンプルの検査は、例えば下水処理場や下水路など下水のサンプルを採取した場所ではなく、下水のサンプルを検査する専門機関などにおいて行われる。そのため、下水のサンプルを採取する量すなわち採水量については、ばらつきを抑えることや正確であることが望ましい。また、検出対象以外のウイルスや微生物の繁殖を抑え、検出対象のウイルスや微生物の量を一定以上に確保することが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-53124号公報
特開2001-50927号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、下水サンプルの採水量のばらつきを抑え、より正確な採水量の下水サンプルを採取できる採水装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1態様は、下水のサンプルを採取する採水装置であって、本体と、前記下水に浸漬されて前記下水を吸引する孔を有する採水用ストレーナと、前記本体に固定され、前記採水用ストレーナを介して吸引した前記下水を送出するポンプと、前記ポンプから送出された前記下水を前記サンプルとして貯留する採水容器と、前記本体に固定され、前記採水容器を収容し前記採水容器に貯留された前記サンプルを外気温度よりも低い温度に冷却する冷却容器と、前記冷却容器の内部に設けられ、前記採水容器に貯留された前記サンプルの質量を測定するロードセルと、を備えたことを特徴とする採水装置である。
【0007】
本発明の第1態様によれば、採水装置の冷却容器は、本体に固定されており、採水容器を収容して採水容器に貯留された下水サンプルを外気温度よりも低い温度に冷却する。これにより、下水サンプルの比重の管理が容易になる。また、検出対象以外のウイルスや微生物の繁殖を抑え、検出対象のウイルスや微生物の量を一定以上に確保することができる。また、採水装置のロードセルは、冷却容器の内部に設けられており、採水容器に貯留された下水サンプルの質量を測定する。このように、本発明の第1態様に係る採水装置は、下水サンプルの採水量を体積で直接的に測定するわけではなく、冷却容器の中において下水サンプルの比重が管理された状態で、ロードセルで測定された質量に基づいて下水サンプルの採水量を測定する。これにより、本発明の第1態様に係る採水装置は、下水サンプルの採水量のばらつきを抑え、より正確な採水量の下水サンプルを採取できる。
【0008】
本発明の第2態様は、本発明の第1態様において、前記冷却容器の内部において前記ロードセルに載置され、前記採水容器が載置される載置部をさらに備え、前記載置部は、前記採水容器が載置された状態において、前記採水容器の下部を保持する保持部を有することを特徴とする採水装置である。
【0009】
本発明の第2態様によれば、採水容器が載置される載置部の保持部は、採水容器が載置された状態において採水容器の下部を保持するため、採水容器が傾いたり倒れたりすることを抑え、下水サンプルが採水容器から溢れることを抑えることができる。
【0010】
本発明の第3態様は、本発明の第1または2態様において、前記本体の上面に支持され、前記本体の上面と平行に延びた軸を中心として前記本体に対して回転可能な蓋部をさらに備え、前記冷却容器は、前記採水容器が通過可能な開口を上部に有し、前記蓋部は、前記本体に対して閉じると前記開口を塞ぎ前記冷却容器を密閉することを特徴とする採水装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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