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公開番号2024089426
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204780
出願日2022-12-21
発明の名称収穫機
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類A01D 57/04 20060101AFI20240626BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】刈抜け時及び作業再開時に簡単な操作で刈取フレーム及び掻込リールの好適な高さ制御を行うものでありながら、作業再開時に刈取フレームの高さ位置を自動で作業環境に見合った適切な位置に変更できる収穫機を提供する。
【解決手段】人為的に操作され、第一アクチュエータ10を作動させて刈取フレームを第一高さ位置まで上昇させるとともに第二アクチュエータ11を作動させて掻込リール71を最下降位置まで下降させる第一操作具と、人為的に操作され、第一アクチュエータ10を作動させて刈取フレームを第一高さ位置よりも低い第二高さ位置まで下降させるとともに第二アクチュエータ11を作動させて掻込リール71を上昇させる第二操作具と、人為的に操作され、刈取フレームの第二高さ位置を設定及び変更可能である第三操作具40と、を備えている収穫機。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
植立穀稈を掻き込む掻込リールと、植立穀稈を切断する切断装置と、前記切断装置に切断された収穫物を機体左右方向に搬送する横送り搬送装置と、上下揺動可能に構成され、かつ、前記掻込リールを上下揺動可能に支持し、かつ、前記横送り搬送装置を収容している刈取フレームと、を有する刈取部と、
前記刈取フレームを上下揺動操作可能な第一アクチュエータと、
前記掻込リールを上下揺動操作可能な第二アクチュエータと、
人為的に操作され、前記第一アクチュエータを作動させて前記刈取フレームを第一高さ位置まで上昇させるとともに前記第二アクチュエータを作動させて前記掻込リールを最下降位置まで下降させる第一操作具と、
人為的に操作され、前記第一アクチュエータを作動させて前記刈取フレームを第一高さ位置よりも低い第二高さ位置まで下降させるとともに前記第二アクチュエータを作動させて前記掻込リールを上昇させる第二操作具と、
人為的に操作され、前記刈取フレームの前記第二高さ位置を設定及び変更可能である第三操作具と、を備えている収穫機。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
運転座席を有する運転部を備え、
前記運転部は、前記運転座席の斜め前方に設けられているステアリングレバーを備え、
前記ステアリングレバーの上部に操作面が設けられており、
前記第一操作具及び前記第二操作具は前記操作面に設けられている請求項1に記載の収穫機。
【請求項3】
前記第一操作具と前記第二操作具とは、前記操作面において左右方向に並んでいる請求項2に記載の収穫機。
【請求項4】
前記第三操作具は、前記運転部における前記運転座席の横隣の位置に設けられている請求項2に記載の収穫機。
【請求項5】
前記第三操作具は、前記運転座席の後部の横隣の位置に設けられている請求項4に記載の収穫機。
【請求項6】
前記運転座席の横隣にサイドパネルが設けられ、
前記第三操作具は、前記サイドパネルの上面部に設けられている請求項4に記載の収穫機。
【請求項7】
機体を支持する走行装置と、前記走行装置に対する前記機体の姿勢を変更操作する姿勢制御操作部と、を備え、
前記姿勢制御操作部は、前記サイドパネルの上面部に設けられ、前記第三操作具と隣り合う位置に設けられている請求項6に記載の収穫機。
【請求項8】
前記第三操作具は、前記姿勢制御操作部よりも前記運転座席に近い位置に設けられている請求項7に記載の収穫機。
【請求項9】
前記掻込リールの上下位置を検知可能なセンサを備え、
前記掻込リールは、前記掻込リールの左右両側に位置する左右のリールフレームと、前記左右のリールフレームの基端部を連結し、機体左右方向に延びる軸芯周りに回転可能な連結フレームと、を備え、
前記センサは、前記連結フレームと前記刈取フレームとに亘って設けられ、前記連結フレームの回転角度を検出する請求項1に記載の収穫機。
【請求項10】
前記センサは、前記刈取フレームにおける左右中央部分に設けられている請求項9に記載の収穫機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、収穫機に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、刈抜け後に刈取フレームに残存する刈取穀稈が走行による振動などによって零れ落ちることを簡単に防止するために、リールを自動的に下降させて刈取穀稈を刈取フレームと掻込リールとで挟み込む自動制御が可能な収穫機があった。そして、こういった収穫機では、圃場の外周などの旋回領域にて旋回を終えて次の刈始め位置に到着するまでの間に、掻込リールを自動的に上昇させて、刈取作業を素早く再開できるようになっている。
【0003】
特許文献1に記載のコンバインでは、リールワンタッチスイッチをオンにすると、掻込リールが所定の昇降範囲の下限位置より下側の位置にあるときは所定位置に上昇し、また掻込リールが昇降範囲の上限位置より上側の位置にあるときは所定位置に下降する。特許文献1に記載のコンバインでは、刈取フレーム(刈取部)の高さ変更については記載がなく、昇降操作具などの手動操作によって刈取フレームが上昇または下降するものと解される。
【0004】
この他に、特定のスイッチを押すなどの特定の操作をすると刈取フレームが上昇するとともに掻込リールが下降して刈取穀稈を挟み込み、その後、再度特定のスイッチを押すなどの特定の操作をすると刈取フレームが下降するとともに掻込リールが上昇する、といった収穫機もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-246458号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、作業再開のために刈取フレームを下降させる場合、圃場の状態や運転者の技量等の作業環境によっては、あまりに刈取フレームを下降させ過ぎると、刈取フレームが圃場に突っ込んでしまう。このため、上述したように自動で特定の位置まで下降するものでは、下降高さを高めに設定したり、刈取フレームの対地高さをセンシングして適切な対地高さを保持する刈高さ制御を採用して最下降位置まで下降させたりする。また、特許文献1に記載のコンバインでは、刈取フレームの高さ変更はあくまでも手動で行い、運転者が目視などで刈取フレームの対地高さを確認しながら刈取フレームを適切な高さ位置に下降させたりすることになる。
【0007】
このように、作業再開時の刈取フレームの高さ位置については、上述の刈高さ制御を導入するとコスト高になり、また、特定の位置まで自動で下降させるとなると、圃場によっては下降高さが高すぎたり、低すぎたりする可能性があり、さらに、手動で下降させる場合は、せっかくリールの昇降を自動で行っているのに、結局刈取フレームを手動で操作することなり、運転者の技量に頼る部分を減らしきれないことになる。
【0008】
本発明の目的は、刈抜け時及び作業再開時に簡単な操作で刈取フレーム及び掻込リールの好適な高さ制御を行うものでありながら、作業再開時に刈取フレームの高さ位置を自動で作業環境に見合った適切な位置に変更できる収穫機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る収穫機の特徴は、植立穀稈を掻き込む掻込リールと、植立穀稈を切断する切断装置と、前記切断装置に切断された収穫物を機体左右方向に搬送する横送り搬送装置と、上下揺動可能に構成され、かつ、前記掻込リールを上下揺動可能に支持し、かつ、前記横送り搬送装置を収容している刈取フレームと、を有する刈取部と、前記刈取フレームを上下揺動操作可能な第一アクチュエータと、前記掻込リールを上下揺動操作可能な第二アクチュエータと、人為的に操作され、前記第一アクチュエータを作動させて前記刈取フレームを第一高さ位置まで上昇させるとともに前記第二アクチュエータを作動させて前記掻込リールを最下降位置まで下降させる第一操作具と、人為的に操作され、前記第一アクチュエータを作動させて前記刈取フレームを第一高さ位置よりも低い第二高さ位置まで下降させるとともに前記第二アクチュエータを作動させて前記掻込リールを上昇させる第二操作具と、人為的に操作され、前記刈取フレームの前記第二高さ位置を設定及び変更可能である第三操作具と、を備えている点にある。
【0010】
本発明であれば、運転者が作業環境を確認したうえで、第三操作具によって刈取フレームが下降する高さ位置を変更することができる。つまり、本願発明であれば、刈抜け時及び作業再開時に簡単な操作で刈取フレーム及び掻込リールの好適な高さ制御を行うものでありながら、作業再開時に刈取フレームの高さ位置を自動で作業環境に見合った適切な位置に変更できる。
(【0011】以降は省略されています)

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