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公開番号2024088328
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203438
出願日2022-12-20
発明の名称豆類選別機
出願人株式会社クボタ,株式会社斎藤農機製作所
代理人弁理士法人R&C
主分類A01F 12/44 20060101AFI20240625BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】被選別物に夾雑物が混入している場合であっても、被選別物を適正に良否判別できるようにすることが要望されていた。
【解決手段】被選別物hとしての豆類を移送経路に沿って移送しながら被選別物hを選別する選別装置2が備えられ、選別装置2に、移送経路のうち移送方向上手側に位置して、被選別物hに対して選別風を吹き付けて夾雑物を移送経路から分離する風選別部7と、移送経路のうち風選別部7よりも移送方向下手側に位置して、被選別物hを揺動移送しながら、被選別物hのうち良品と不良品とを異なる経路に振り分ける揺動選別部8と、が備えられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被選別物としての豆類を移送経路に沿って移送しながら前記被選別物を選別する選別装置が備えられ、
前記選別装置に、
前記移送経路のうち移送方向上手側に位置して、前記被選別物に対して選別風を吹き付けて夾雑物を前記移送経路から分離する風選別部と、
前記移送経路のうち前記風選別部よりも移送方向下手側に位置して、前記被選別物を揺動移送しながら、前記被選別物のうち良品と不良品とを異なる経路に振り分ける揺動選別部と、が備えられている豆類選別機。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記移送経路の途中に前記被選別物を前記移送経路に沿って搬送する搬送コンベアが備えられ、
前記風選別部は、前記搬送コンベアの搬送終端部から搬出される前記被選別物に対して作用する請求項1に記載の豆類選別機。
【請求項3】
前記搬送コンベアは、斜め上方に向けて前記被選別物を搬送するように上り傾斜姿勢に設けられ、
前記搬送コンベアの下側に選別風を生起するファンが備えられている請求項2に記載の豆類選別機。
【請求項4】
前記搬送コンベアの搬送終端部から搬出される前記被選別物が前記揺動選別部に供給され、
前記ファンにより生起された選別風を上方に位置する前記風選別部に向けて案内する通風路が形成され、
前記風選別部において前記通風路を通して案内される選別風を前記搬送コンベアの搬送終端部から搬出される前記被選別物に吹き付ける請求項3に記載の豆類選別機。
【請求項5】
前記選別風により吹き飛ばされて前記被選別物から分離した夾雑物を前記移送経路の外方に排出する夾雑物排出部が備えられている請求項4に記載の豆類選別機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、枝豆、エンドウ、インゲン豆等の豆類を選別するための豆類選別機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
上記豆類選別機において、従来では、被選別物がベルトコンベアに供給されたのち、ベルトコンベアにて載置移送しながらベルトコンベアの下方側より発光器からの光を被選別物に照射し、ベルトコンベアの上方に位置する撮影部にて被選別物の画像を撮影して、撮影部の撮影結果に基づいて被選別物の良否を判別するようにしたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-128123号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来構成では、ベルトコンベアに供給される被選別物に、例えば枝屑や葉屑等の夾雑物が混入していると、被選別物を適正に良否判別することができずに、良品と不良品との振り分けが良好に行えないおそれがあった。
【0005】
そこで、被選別物に夾雑物が混入している場合であっても、被選別物を適正に良否判別できるようにすることが要望されていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る豆類選別機の特徴構成は、被選別物としての豆類を移送経路に沿って移送しながら前記被選別物を選別する選別装置が備えられ、前記選別装置に、前記移送経路のうち移送方向上手側に位置して、前記被選別物に対して選別風を吹き付けて夾雑物を前記移送経路から分離する風選別部と、前記移送経路のうち前記風選別部よりも移送方向下手側に位置して、前記被選別物を揺動移送しながら、前記被選別物のうち良品と不良品とを異なる経路に振り分ける揺動選別部と、が備えられている点にある。
【0007】
本発明によれば、被選別物が移送経路に沿って移送されるときに、移送方向上手側に位置する風選別部において被選別物に対して選別風が吹き付けられる。選別風によって被選別物に混入している枝屑や葉屑等の夾雑物が吹き飛ばされて被選別物の移送経路から分離する。そして、被選別物は移送方向下手側に位置する揺動選別部において、揺動移送されている途中で選別が行われ、良品と不良品とが異なる経路に振り分けられる。このように良否の選別が行われる前に、被選別物に混入している枝屑や葉屑等の夾雑物を選別風により除外することができる。
【0008】
その結果、被選別物に夾雑物が混入している場合であっても、被選別物を適正に良否判別できるようにすることが可能となった。
【0009】
本発明においては、前記移送経路の途中に前記被選別物を前記移送経路に沿って搬送する搬送コンベアが備えられ、前記風選別部は、前記搬送コンベアの搬送終端部から搬出される前記被選別物に対して作用すると好適である。
【0010】
本構成によれば、搬送コンベアの搬送終端部から排出されるとき、被選別物と夾雑物とが空中で少し分離される状態となる。そこで、そのように少し分離された状態で選別風が供給されるので、被選別物に比べて軽い夾雑物を効率よく吹き飛ばすことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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