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公開番号2024090200
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205926
出願日2022-12-22
発明の名称溶剤系接着剤組成物及び継手構造
出願人株式会社クボタケミックス
代理人弁理士法人 丸山国際特許事務所
主分類C09J 201/00 20060101AFI20240627BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】本発明は、樹脂管と透明樹脂継手の接合に好適であり、接合部の色むらを抑えることのできる溶剤系接着剤組成物及び当該溶剤系接着剤組成物により接合された継手構造を提供する。
【解決手段】本発明の溶剤系接着剤組成物は、樹脂、有機溶剤及び着色剤を含む溶剤系接着剤組成物であって、前記着色剤は、顔料と染料の両方を含む。また、本発明の継手構造は、樹脂管と透明樹脂継手を上記した溶剤系接着剤組成物により接合してなる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂、有機溶剤及び着色剤を含む溶剤系接着剤組成物であって、
前記着色剤は、顔料と染料の両方を含む、
溶剤系接着剤組成物。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記着色剤は、0.05質量%~4.0質量%である、
請求項1に記載の溶剤系接着剤組成物。
【請求項3】
前記顔料と前記染料は、質量比で90:10~40:60である、
請求項1に記載の溶剤系接着剤組成物。
【請求項4】
前記顔料の平均粒子径は、125nm~500nmである、
請求項1に記載の溶剤系接着剤組成物。
【請求項5】
管と透明継手との接合に前記溶剤系接着剤組成物が使用され、硬化した前記溶剤系接着剤組成物は、前記継手の端縁側の継手端側領域に対する、前記管の端縁が位置する管端側領域の拡散光線反射SCE方式によるL





色空間の色差ΔEが5.0以下である、
請求項1に記載の溶剤系接着剤組成物。
【請求項6】
管と透明継手との接合に前記溶剤系接着剤組成物が使用され、硬化した前記溶剤系接着剤組成物は、前記継手の端縁側の継手端側領域に対する、前記管の端縁が位置する管端側領域の全光線反射SCI方式によるL





色空間の色差ΔEが5.0以下である、
請求項1に記載の溶剤系接着剤組成物。
【請求項7】
管と透明継手との接合に前記溶剤系接着剤組成物が使用され、硬化した前記溶剤系接着剤組成物は、前記継手の端縁側の継手端側領域に対する、前記管の端縁が位置する管端側領域の拡散光線反射SCE方式、又は、全光線反射SCI方式によるL





色空間における差Δa

及びΔb

が3.5以下である、
請求項1に記載の溶剤系接着剤組成物。
【請求項8】
樹脂管と透明樹脂継手を請求項1乃至請求項7の何れかに記載の溶剤系接着剤組成物により接合してなる、
継手構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂管と樹脂継手の接続に用いられる溶剤系接着剤組成物と当該溶剤系接着剤組成物により接合された継手構造に関するものであり、より具体的には、樹脂管と透明樹脂継手との接合に好適な溶剤系接着剤組成物とその継手構造に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
塩化ビニル管などの樹脂管と、塩化ビニル継手などの樹脂継手の接合に溶剤系接着剤組成物(以下、単に「接着剤」という)が使用される。一般的には、管端の外面と継手の受口内面に接着剤を塗布し、受口に管を差し込むことで接合が行なわれる。
【0003】
管と継手に接着剤が塗布されているかどうかは、継手の端縁から接着剤がはみ出しているかどうかを視認することで確認できる。接着剤のはみ出しがある場合には接着剤塗布あり、はみ出しがない場合には接着剤塗布なしと判断できる。接着剤の視認性を高めるため、接着剤は透明ではなく、有色となるように着色剤が添加されている。
【0004】
着色剤として染料が使用されている。しかしながら、接合作業の際に、接着剤が床面にこぼれると、その上からフロアシートなどの床材を敷設したときに、経時により染料が床材を透過して表面に染み出してしまう。染み出しは、染料が有機溶剤に可溶な着色剤であるためである。
【0005】
そこで、特許文献1では、着色剤として有機溶剤に不溶であり、粒子径のある顔料を使用している。これにより、接着剤がこぼれた床面にフロアシートなどの床材を敷設しても、粒子状の顔料はフロアシートを透過しないから、染み出しを防止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6737976号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
近年、継手として透明塩化ビニル継手などの透明樹脂継手の普及がある。透明継手は、接着剤の塗布状態だけでなく、管が継手の正しい位置まで挿入されているかを視認するのに好適である。
【0008】
管の外径と透明継手の内径のクリアランスは小さいから、管と透明継手の接合に顔料入りの接着剤を使用した場合、顔料はその粒子径が大きい為、顔料成分だけが継手端側に押し出されてしまうことがある。もちろん、接着剤の樹脂成分は継手の奥まで届くため、接合効果には問題はない。
【0009】
顔料が継手端側領域に押し出される結果、継手奥側となる管端側領域の顔料が少なくなり、継手端側領域は濃色、管端側領域は淡色となって接合部に色むらが生じてしまう。透明継手を通して視認により接合部に接着剤が正しく塗布されているか確認する際に、この色むらにより接着剤の塗りむらがあるように見え、正しく判断ができないことがある。
【0010】
本発明は、樹脂管と透明樹脂継手の接合に好適であり、接合部の色むらを抑えることのできる溶剤系接着剤組成物及び当該溶剤系接着剤組成物により接合された継手構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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