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公開番号2024090858
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022207023
出願日2022-12-23
発明の名称採水用ストレーナ
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人芳野国際特許事務所
主分類G01N 1/10 20060101AFI20240627BHJP(測定;試験)
要約【課題】下水を吸引する吸引孔が下水に含まれるし渣により閉塞することを抑えることができる採水用ストレーナを提供すること。
【解決手段】採水用ストレーナ4は、下水を吸引する吸引孔412を側面411に有する本体41と、側面411に付設されて側面411から本体41の外側に向かって延び、本体41の周囲の見かけ上の長さを側面411の周囲の長さよりも長くする延長部44と、を備える。
【選択図】図6

特許請求の範囲【請求項1】
下水に浸漬されて前記下水を吸引する採水用ストレーナであって、
前記下水を吸引する吸引孔を側面に有する本体と、
前記側面に付設されて前記側面から前記本体の外側に向かって延び、前記本体の周囲の見かけ上の長さを前記側面の周囲の長さよりも長くする延長部と、
を備えたことを特徴とする採水用ストレーナ。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記本体は、円筒を呈し、
前記吸引孔は、前記円筒の円周面に設けられ、
前記延長部は、前記円周面から前記本体の径方向の外側に向かって延びた板状を呈することを特徴とする請求項1に記載の採水用ストレーナ。
【請求項3】
前記延長部は、前記円筒の軸方向において前記本体の全長にわたって設けられたことを特徴とする請求項2に記載の採水用ストレーナ。
【請求項4】
1つのみの前記延長部が、前記円周面に付設されたことを特徴とする請求項2または3に記載の採水用ストレーナ。
【請求項5】
2つの前記延長部が、前記円周面の周方向において均等間隔で離れた位置に付設されたことを特徴とする請求項2または3に記載の採水用ストレーナ。
【請求項6】
3つ以上の前記延長部が、前記円周面の周方向において均等間隔で離れた位置に付設されたことを特徴とする請求項2または3に記載の採水用ストレーナ。
【請求項7】
前記吸引孔が、前記延長部の根元に設けられたことを特徴する請求項1に記載の採水用ストレーナ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、下水に浸漬されて下水を吸引する採水用ストレーナに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
生活排水のような一般的な下水や産業廃水等を検査するために、下水や産業廃水等のサンプルを採取する装置がある。例えば、特許文献1には、下水路を流れる下水の採取を行う下水用採水装置が開示されている。また、特許文献2には、河川放流渠から放流水のサンプルを採取する採水装置が開示されている。
【0003】
特許文献1に記載された装置は、フレキシブル管の先端に取り付けられたストレーナを有する。特許文献1に記載されたストレーナには、周方向に離間して複数の開口が形成されている。ストレーナに形成された開口は、下水を吸引する入口となっている。
特許文献2に記載された装置では、先端を河川放流渠に臨ませて設けられた採水管がストレーナを介して採水ポンプに接続されている。特許文献2に記載されたストレーナは、ごみや土砂などを除去して砂濾過装置に放流水のサンプルを送る。
【0004】
ここで、下水のサンプルを採取して検査し、下水に含まれるウイルスや微生物を検出して、任意の感染症に関する感染者数の傾向を把握する試みがなされている。下水には、髪の毛や糸くずなどのし渣が含まれている。そのため、採水用ストレーナが下水を吸引する際に、し渣が採水用ストレーナに絡み付くことがある。し渣の絡み付きは、し渣が採水用ストレーナの周囲を一周して採水用ストレーナの全周に回り込み、し渣の両端部が撚り合わされることにより発生する。し渣の絡み付きは、一旦生ずると、し渣の絡み付きが生じた部分を起点として成長することがある。し渣の絡み付きが成長すると、下水を吸引する採水用ストレーナの吸引孔が閉塞し、採水用ストレーナが下水を吸引できなくなるおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-53124号公報
特開2001-50927号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、下水を吸引する吸引孔が下水に含まれるし渣により閉塞することを抑えることができる採水用ストレーナを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1態様は、下水に浸漬されて前記下水を吸引する採水用ストレーナであって、前記下水を吸引する吸引孔を側面に有する本体と、前記側面に付設されて前記側面から前記本体の外側に向かって延び、前記本体の周囲の見かけ上の長さを前記側面の周囲の長さよりも長くする延長部と、を備えたことを特徴とする採水用ストレーナである。
【0008】
本発明の第1態様によれば、延長部は、下水を吸引する吸引孔が設けられた本体の側面に付設され、本体の側面から本体の外側に向かって延びている。また、延長部は、本体の周囲の見かけ上の長さを本体の側面の周囲の長さよりも長くする。そのため、延長部は、し渣が採水用ストレーナの周囲を一周して採水用ストレーナの全周に回り込み、し渣の両端部が撚り合わされることを抑えることができる。そのため、し渣の絡み付きが採水用ストレーナに生ずることを抑えることができる。これにより、下水を吸引する吸引孔が下水に含まれるし渣により閉塞することを抑えることができる。
【0009】
本発明の第2態様は、本発明の第1態様において、前記本体は、円筒を呈し、前記吸引孔は、前記円筒の円周面に設けられ、前記延長部は、前記円周面から前記本体の径方向の外側に向かって延びた板状を呈することを特徴とする採水用ストレーナである。
【0010】
本発明の第2態様によれば、例えば孔を有する板状のパンチングメタル等の曲げ加工を行うことで円筒形の本体を形成することができる。また、例えば板状の部材を本体の円周面に溶接等により付設することで、本体の円周面から本体の径方向の外側に向かって延びる延長部を形成することができる。これにより、本発明の第2態様に係る採水用ストレーナは、比較的簡易的な構造で、吸引孔がし渣により閉塞することを抑えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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