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公開番号2024087579
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202474
出願日2022-12-19
発明の名称コンバイン
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類A01F 12/32 20060101AFI20240624BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】脱穀部、および、揺動選別装置を有する脱穀装置が備えられたコンバインにおいて、収穫対象作物の品種などの異なり、選別駆動軸に対する動力伝達装置の調整不良にかかわらず、収穫した作物を揺動選別装置によって適切に選別処理することができるようにする。
【解決手段】揺動選別装置35のシーブケース42に取付けられ、揺動選別装置35を駆動揺動する選別駆動軸41が備えられている。選別駆動軸41の回転速度を検出する速度センサ130が備えられている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
圃場の作物を収穫する収穫部と、
前記収穫部によって収穫された作物の脱穀処理を行う脱穀部、および、前記脱穀部にて脱穀処理された処理物を選別処理する駆動揺動可能な揺動選別装置を有する脱穀装置と、
前記揺動選別装置のシーブケースに取付けられ、前記揺動選別装置を駆動揺動する選別駆動軸と、
前記選別駆動軸の回転速度を検出する速度センサと、が備えられているコンバイン。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記選別駆動軸は、前記脱穀装置の左右の側壁に亘って設けられ、
前記左右の側壁のうちの一方の側壁よりも脱穀装置横外側において前記選別駆動軸に動力伝達装置が連結されており、
前記速度センサは、前記左右の側壁のうちの他方の側壁よりも脱穀装置横外側において前記選別駆動軸に対して検出作用する請求項1に記載のコンバイン。
【請求項3】
前記側壁と前記選別駆動軸との間に、前記選別駆動軸に外嵌するベアリング、および、前記ベアリングを収容するベアリングケースが設けられ、
前記速度センサは、前記ベアリングケースよりも脱穀装置横外側に位置している請求項2に記載のコンバイン。
【請求項4】
前記速度センサは、前記側壁に支持されている請求項2または3に記載のコンバイン。
【請求項5】
前記速度センサが設定回転速度よりも高速の回転速度を検出すると前記脱穀装置が停止されるように構成されている請求項1に記載のコンバイン。
【請求項6】
前記速度センサが前記設定回転速度に比して低速の第2設定回転速度よりも低速の回転速度を検出すると警告されるように構成されている請求項5に記載のコンバイン。
【請求項7】
前記動力伝達装置に、動力源からの動力を変速して出力する第1変速部、および、前記第1変速部からの動力を変速して前記選別駆動軸に向けて出力する第2変速部が備えられている請求項2に記載のコンバイン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に示されるように、圃場の作物を収穫する収穫部(刈取部)と、収穫部によって収穫された作物の脱穀処理を行う脱穀部(扱室、扱胴、受網)、および、脱穀部にて脱穀処理された処理物を選別処理する駆動揺動可能な揺動選別装置を有する脱穀装置と、揺動選別装置のシーブケースに取付けられ、揺動選別装置を駆動揺動する選別駆動軸(偏芯駆動軸)と、が備えられたコンバインがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-36262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
稲や麦の他、大豆などの収穫が行われることがあるが、収穫される作物の品種、性状の異なりにかかわらず同じ駆動速度で駆動される揺動選別装置によって選別処理物の選別処理が行われると、作物によっては、揺動選別装置が作物に適応した駆動速度で駆動されて選別処理が適切に行われても、揺動選別装置の駆動速度が遅くて選別処理物が揺動選別装置に長く位置することで作物が損傷する。また、揺動選別装置の駆動速度が速くて選別処理物が揺動選別装置から早々と送り出されて選別不足になる。
また、選別駆動軸に動力伝達する動力伝達装置が調整不良な状態であると、揺動選別装置の駆動速度が遅くあるいは速くなり、作物の損傷、選別不足になる。
【0005】
本発明は、品種、性状が異なる作物を収穫する場合でも、また選別駆動軸に対する動力伝達装置が調整不良な状態である場合でも、収穫した作物を揺動選別装置によって適切に選別処理することが可能であるコンバインを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によるコンバインは、圃場の作物を収穫する収穫部と、前記収穫部によって収穫された作物の脱穀処理を行う脱穀部、および、前記脱穀部にて脱穀処理された処理物を選別処理する駆動揺動可能な揺動選別装置を有する脱穀装置と、前記揺動選別装置のシーブケースに取付けられ、前記揺動選別装置を駆動揺動する選別駆動軸と、前記選別駆動軸の回転速度を検出する速度センサと、が備えられている。
【0007】
本構成によると、選別駆動軸の回転速度を速度センサによって知ることができるので、収穫する作物の品種、性状が異なる場合、知り得た選別駆動軸の回転速度を基に回転速度の調整を行い、揺動選別装置の駆動速度を作物に適応したものにして収穫した作物を適切に選別処理することができる。選別駆動軸に対する動力伝達装置が調整不良の状態である場合、知り得た選別駆動軸の回転速度を基に調整不良を知って調整不良の解消を行い、揺動選別装置の駆動速度を作物に適応したものにして収穫した作物を適切に選別処理することができる。
【0008】
本発明においては、
前記選別駆動軸は、前記脱穀装置の左右の側壁に亘って設けられ、前記左右の側壁のうちの一方の側壁よりも脱穀装置横外側において前記選別駆動軸に動力伝達装置が連結されており、前記速度センサは、前記左右の側壁のうちの他方の側壁よりも脱穀装置横外側において前記選別駆動軸に対して検出作用すると好適である。
【0009】
本構成によると、選別駆動軸の両端部のうち、動力伝達装置が連結された駆動側の端部とは反対側に位置して駆動側の端部に比して振動し難い端部に速度センサが検出作用するので精度よい検出情報を得ることができる。
【0010】
本発明においては、
前記側壁と前記選別駆動軸との間に、前記選別駆動軸に外嵌するベアリング、および、前記ベアリングを収容するベアリングケースが設けられ、前記速度センサは、前記ベアリングケースよりも脱穀装置横外側に位置していると好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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