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公開番号2024090842
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206988
出願日2022-12-23
発明の名称作業車
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類B62D 24/02 20060101AFI20240627BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】キャビンがサスペンション機構を介して機体に支持された作業車において、キャビンが下限位置(上限位置)でショック少なく止められるように構成する。
【解決手段】サスペンション機構の伸縮により、ストッパー部材30と受け部26c,29bとが当たり、ストッパー部材30が圧縮されることによって、キャビンにおける機体に対する下限位置と上限位置とのうちの少なくとも一方で、キャビンが止められる。ストッパー部材30は、内側弾性体31と、内側弾性体31の外側部に配置されて内側弾性体31に接続され、硬度が内側弾性体31の硬度よりも低く、受け部26c,29bと当たる外側弾性体32とを有している。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
走行装置により支持された機体と、
作業者が搭乗する運転部と、
前記運転部を収容するキャビンと、
前記キャビンを前記機体に支持するサスペンション機構と、
前記機体及び前記キャビンのうちの一方に設けられたストッパー部材と、
前記機体及び前記キャビンのうちの他方に設けられた受け部とが備えられ、
前記サスペンション機構の伸縮により、前記ストッパー部材と前記受け部とが当たり、前記ストッパー部材が圧縮されることによって、前記キャビンにおける前記機体に対する下限位置と、前記キャビンにおける前記機体に対する上限位置とのうちの、少なくとも一方で、前記キャビンが止められ、
前記ストッパー部材は、内側弾性体と、前記内側弾性体の外側部に配置されて前記内側弾性体に接続され、硬度が前記内側弾性体の硬度よりも低く、前記受け部と当たる外側弾性体とを有している作業車。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記外側弾性体は、前記機体の上下方向に沿った面での断面形状が、前記内側弾性体の外側部を取り囲む環状形状に形成されている請求項1に記載の作業車。
【請求項3】
前記ストッパー部材は、前記機体の上下方向に沿った断面を有し、且つ、前記断面が前記機体の左右方向に沿うように設けられている請求項2に記載の作業車。
【請求項4】
前記ストッパー部材は、前記機体の上下方向に沿った断面を有し、且つ、前記断面が前記機体の前後方向に沿うように設けられている請求項2に記載の作業車。
【請求項5】
前記外側弾性体は、前記内側弾性体の外周部を包むように設けられている請求項2に記載の作業車。
【請求項6】
前記受け部として、上限受け部及び下限受け部が備えられ、
前記ストッパー部材は、前記外側弾性体における前記下限受け部に対向する部分であり、且つ、前記内側弾性体の上部及び下部のうちの一方に接続された第1弾性部と、前記外側弾性体における前記上限受け部に対向する部分であり、且つ、前記内側弾性体の上部及び下部のうちの他方に接続された第2弾性部とを有しており、
前記サスペンション機構の収縮により、前記第1弾性部と前記下限受け部とが当たり、前記第1弾性部が圧縮され、前記内側弾性体が圧縮されることによって、前記キャビンが前記下限位置で止められ、
前記サスペンション機構の伸長により、前記第2弾性部と前記上限受け部とが当たり、前記第2弾性部が圧縮され、前記内側弾性体が圧縮されることによって、前記キャビンが前記上限位置で止められる請求項1に記載の作業車。
【請求項7】
前記内側弾性体が、円板状に形成されている請求項6に記載の作業車。
【請求項8】
前記外側弾性体が、前記内側弾性体の外周部の全周に亘って接続され、
前記外側弾性体における前記下限受け部に対向する部分が、前記第1弾性部であり、
前記外側弾性体における前記上限受け部に対向する部分が、前記第2弾性部であり、
前記内側弾性体の半径方向に沿って、前記外側弾性体が圧縮され、前記内側弾性体が圧縮される請求項7に記載の作業車。
【請求項9】
前記機体及び前記キャビンのうちの他方に設けられた水平受け部が備えられ、
前記ストッパー部材は、前記外側弾性体における前記水平受け部に対向する部分であり、且つ、前記内側弾性体に接続された第3弾性部を有しており、
前記キャビンが前記機体に対して水平方向に移動すると、前記第3弾性部と前記水平受け部とが当たり、前記第3弾性部が圧縮され、前記内側弾性体が圧縮されることによって、前記キャビンが前記機体に対する水平限度位置で止められる請求項7に記載の作業車。
【請求項10】
前記外側弾性体が、前記内側弾性体の外周部の全周に亘って接続され、
前記外側弾性体における前記下限受け部に対向する部分が、前記第1弾性部であり、
前記外側弾性体における前記上限受け部に対向する部分が、前記第2弾性部であり、
前記外側弾性体における前記水平受け部に対向する部分が、前記第3弾性部であり、
前記内側弾性体の半径方向に沿って、前記外側弾性体が圧縮され、前記内側弾性体が圧縮される請求項9に記載の作業車。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業者が搭乗する運転部を収容するキャビンが設けられた作業車に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
作業車の一例であるトラクタでは、特許文献1に開示されているように、キャビンがサスペンション機構を介して機体に支持されるように構成されたものがある。これにより、作業車が不整地を走行して機体が振動しても、作業者が搭乗する運転部の振動が抑えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-268664号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
キャビンがサスペンション機構を介して機体に支持されて、キャビンが機体に対して上下動するように構成された場合、キャビンを機体に対する下限位置を止めるストッパー構造、又はキャビンを機体に対する上限位置で止めるストッパー構造を備える必要がある。
【0005】
本発明は、キャビンがサスペンション機構を介して機体に支持された作業車において、キャビンが下限位置(上限位置)でショック少なく止められるように構成することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の作業車は、走行装置により支持された機体と、作業者が搭乗する運転部と、前記運転部を収容するキャビンと、前記キャビンを前記機体に支持するサスペンション機構と、前記機体及び前記キャビンのうちの一方に設けられたストッパー部材と、前記機体及び前記キャビンのうちの他方に設けられた受け部とが備えられ、前記サスペンション機構の伸縮により、前記ストッパー部材と前記受け部とが当たり、前記ストッパー部材が圧縮されることによって、前記キャビンにおける前記機体に対する下限位置と、前記キャビンにおける前記機体に対する上限位置とのうちの、少なくとも一方で、前記キャビンが止められ、前記ストッパー部材は、内側弾性体と、前記内側弾性体の外側部に配置されて前記内側弾性体に接続され、硬度が前記内側弾性体の硬度よりも低く、前記受け部と当たる外側弾性体とを有している。
【0007】
本発明によると、サスペンション機構の収縮により、キャビンが下限位置(上限位置)の近くに達すると、ストッパー部材において、外側弾性体と受け部とが当たる。外側弾性体と受け部とが当たると、外側弾性体の硬度が内側弾性体の硬度よりも低いことにより、主に外側弾性体が圧縮されて、キャビンの移動が主に外側弾性体により吸収される。
【0008】
外側弾性体が十分に圧縮されると、次は主に内側弾性体が圧縮される。キャビンの移動が主に内側弾性体により吸収されるのであり、内側弾性体の硬度が外側弾性体の硬度よりも高いことにより、キャビンの移動速度が比較的大きく減速されて、キャビンが下限位置(上限位置)で停止する。
以上のように、ストッパー部材の内側弾性体及び外側弾性体により、キャビンを下限位置(上限位置)でショック少なく停止させることができるようになって、作業車の乗り心地を向上させることができる。
【0009】
本発明において、前記外側弾性体は、前記機体の上下方向に沿った面での断面形状が、前記内側弾性体の外側部を取り囲む環状形状に形成されていると好適である。
【0010】
本発明によると、外側弾性体が内側弾性体の外側部に沿って連続して設けられる。これにより、外側弾性体が受け部と当たって圧縮される際、外側弾性体への圧縮負荷が分散されて、キャビンの移動が外側弾性体により滑らかに吸収されるようになるので、作業車の乗り心地の向上の面で有利である。
(【0011】以降は省略されています)

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