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公開番号2024090199
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205925
出願日2022-12-22
発明の名称ゴム輪継手用樹脂管及びゴム輪継手構造
出願人株式会社クボタケミックス
代理人弁理士法人 丸山国際特許事務所
主分類F16L 21/04 20060101AFI20240627BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】本発明は、ゴム輪継手から抜け難いゴム輪継手用樹脂管及びゴム輪継手により樹脂管を接続したゴム輪継手構造を提供する。
【解決手段】本発明のゴム輪継手用樹脂管10は、受口33の内面にゴム輪50が配備されたゴム輪継手30に接続され、少なくとも外周が樹脂製のゴム輪継手用樹脂管10であって、前記外周の表面粗さRaが0.5μm以上である。また、本発明のゴム輪継手構造20は、受口33の内面にゴム輪50が配備されたゴム輪継手30に、上記ゴム輪継手用樹脂管10を接続してなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
受口の内面にゴム輪が配備されたゴム輪継手に接続され、少なくとも外周が樹脂製のゴム輪継手用樹脂管であって、
前記外周の表面粗さRaが0.5μm以上である、
ゴム輪継手用樹脂管。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記外周の表面粗さRaは6μm以下である、
請求項1に記載のゴム輪継手用樹脂管。
【請求項3】
管厚方向に複数の層からなる多層管である、
請求項1に記載のゴム輪継手用樹脂管。
【請求項4】
前記外周は、樹脂と強化材を含む、
請求項3に記載のゴム輪継手用樹脂管。
【請求項5】
受口の内面にゴム輪が配備されたゴム輪継手に、請求項1乃至請求項4の何れかに記載のゴム輪継手用樹脂管を接続してなる、
ゴム輪継手構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム輪継手によって接続可能なゴム輪継手用樹脂管と、当該ゴム輪継手用樹脂管とゴム輪継手を接続してなるゴム輪継手構造に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
多層管などの樹脂管は、通常継手に接続して使用される。継手と樹脂管の接続には、一般的に接着剤を用いた工法と熱融着を用いた工法が使用される。しかしながら、接着剤を用いた工法は、接着剤中の溶剤によるソルベントクラックの発生による管材質への影響、また、有機溶剤が揮発することによる施工環境への影響が懸念される。熱融着を用いた工法は、熱融着を行うための融着装置の準備や電源の確保等、施工手間が大きく増加する。このため、下水管、排水管など、管路に通常圧力が発生しない無圧管路の場合、樹脂管どうしの接続には、ゴム輪継手を用いた工法が使用される。ゴム輪継手は、管が挿入される受口内面にゴム輪を有する継手である。受口に管を挿入し、受口内でゴム輪を圧縮することで、継手と管を気密に接続したゴム輪継手構造が構成される。
【0003】
このようなゴム輪継手構造では、管の抜け止めがなければ、管が継手から抜けてしまうことがある。そこで、たとえば、特許文献1では、ゴム輪継手に係止部材と抜止部材を装着することで、抜止め性を高めている。係止部材として、金属ワイヤが例示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-156431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ゴム輪継手に、ゴム輪の他、係止部材や抜止部材を設けることで、継手の構造が複雑になり、コスト増にも繋がる。また、金属製の係止部材を使用すると、樹脂管の外面に傷が付いてしまうことがある。
【0006】
発明者らは、ゴム輪継手側の構造を改良するのではなく、ゴム輪継手用樹脂管側の構成を改良することで、ゴム輪継手用樹脂管が抜け難いゴム輪継手構造の発明に至った。
【0007】
本発明の目的は、ゴム輪継手から抜け難いゴム輪継手用樹脂管及びゴム輪継手により樹脂管を接続したゴム輪継手構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のゴム輪継手用樹脂管は、
受口の内面にゴム輪が配備されたゴム輪継手に接続され、少なくとも外周が樹脂製のゴム輪継手用樹脂管であって、
前記外周の表面粗さRaが0.5μm以上である。
【0009】
前記外周の表面粗さRaは6μm以下とすることが望ましい。
【0010】
管厚方向に複数の層からなる多層管とすることが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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