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公開番号2024088827
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022203813
出願日2022-12-21
発明の名称車体前部構造
出願人株式会社SUBARU
代理人個人
主分類B62D 25/08 20060101AFI20240626BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】車両前方側から衝突が発生した際に、駆動用モータユニットを保護する。
【解決手段】モータユニット部20と、メインフレーム部110と、ストラットタワーリインフォース部230と、車両上方側にモータユニット部20を固定するモータサポートビーム310と、モータサポートビーム310をメインフレーム部110およびストラットタワーリインフォース部230に固定するサポートビームブラケット320と、を備え、サポートビームブラケット320は、締結部FX1によって、モータサポートビーム310に固定され、締結部FX2によって、サポートビームブラケット320の車両下方側がメインフレーム部110に固定され、締結部FX3によって、サポートビームブラケット320の車両上方側がストラットタワーリインフォース部230に固定されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両を駆動するモータユニット部と、
車幅方向両側に設けられ、車両前後方向に延在するメインフレーム部と、
前輪のサスペンションを支持するストラットタワー部の車両前方側において車両上下方向に延在し、ストラットタワー部の剛性を補強するストラットタワーリインフォース部と、
平面視において、投影面積が前記モータユニット部よりも大きく、車両上方側に前記モータユニット部を固定するモータサポートビームと、
前記モータサポートビームを前記メインフレーム部およびストラットタワーリインフォース部に固定するサポートビームブラケットと、
を備え、
前記サポートビームブラケットは、第1の締結部により、前記モータサポートビームに固定され、第2の締結部により、前記サポートビームブラケットの車両下方側が前記メインフレーム部に固定され、第3の締結部により、前記サポートビームブラケットの車両上方側が前記ストラットタワーリインフォース部に固定されていることを特徴とする車体前部構造。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記メインフレーム部の車両上方側に、車体前部の外周部を囲むように配設されているアッパーフレーム部をさらに備え、
前記ストラットタワーリインフォース部は、前記ストラットタワー部の車両前方側に配設され、前記ストラットタワーリインフォース部の車両上方部は、前記アッパーフレーム部に結合され、前記ストラットタワーリインフォース部の車両下方部は、前記メインフレーム部に結合されていることを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
【請求項3】
前記モータサポートビームの車両前方側辺には、前記モータユニット部の車両前方側に屈曲した保護壁が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車体前部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車体前部構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、車両の前面衝突においては、乗員の傷害を低減させる手段として乗員の搭乗空間であるキャビンを変形させない事が重要であり、キャビンより前方の車体前部構造で衝突エネルギーを吸収する構造が広く採用されている。
【0003】
一方で、車両がハイブリッド車両や電気自動車等の場合には、車体前部構造に駆動用モータユニットが収容されている場合がある。
駆動用モータユニットには、車両を駆動させる高電圧を伴う電力が供給されており、車両の前面衝突等により駆動用モータユニットに変形や断線が発生し、車両の車体あるいは衝突物に接触した場合には、急激な異常反応を生じる虞もある。したがって、高電圧がかかっている電気ユニットが、車両の車体あるいは衝突物と干渉しない構造が求められている。
【0004】
このような要求に伴って、例えば、特許文献1においては、車室内空間と該車室内空間よりも下側の空間とを仕切るフロアパネルと、車室内空間と該車室内空間よりも前側の空間とを仕切るダッシュパネルと、該ダッシュパネルの前方においてそれぞれ前後方向に延設された左右一対のフロントサイドフレーム(メインフレーム)と、該左右のフロントサイドフレーム間の空間に配設された駆動用モータと、該モータに電力を供給するバッテリとを備えた車両において、バッテリを、少なくとも一部がモータに正面視で重複するように該モータの後方に配設し、前方から所定の大きさ以上の衝撃荷重を受けたときに、駆動用モータを、バッテリの下方へ後退するように設ける技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-152841号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、例えば、電信柱のようなメインフレームにラップしない衝突物に車両が前面衝突した場合に、駆動用モータ等の高電圧が供給されている電気部品が、衝突時の衝撃によって車両の車体あるいは衝突物と接触してしまう虞があるという課題があった。
【0007】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、車両前方側からの衝突が発生した際に、駆動用モータユニットを保護する車体前部構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
形態1;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、車両を駆動するモータユニット部と、車幅方向両側に設けられ、車両前後方向に延在するメインフレーム部と、前輪のサスペンションを支持するストラットタワー部の車両前方側において車両上下方向に延在し、ストラットタワー部の剛性を補強するストラットタワーリインフォース部と、平面視において、投影面積が前記モータユニット部よりも大きく、車両上方側に前記モータユニット部を固定するモータサポートビームと、前記モータサポートビームを前記メインフレーム部およびストラットタワーリインフォース部に固定するサポートビームブラケットと、を備え、前記サポートビームブラケットは、第1の締結部により、前記モータサポートビームに固定され、第2の締結部により、前記サポートビームブラケットの車両下方側が前記メインフレーム部に固定され、第3の締結部により、前記サポートビームブラケットの車両上方側が前記ストラットタワーリインフォース部に固定されている車体前部構造を提案している。
【0009】
形態2;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記メインフレーム部の車両上方側に、車体前部の外周部を囲むように配設されているアッパーフレーム部をさらに備え、前記ストラットタワーリインフォース部は、前記ストラットタワー部の車両前方側に配設され、前記ストラットタワーリインフォース部の車両上方部は、前記アッパーフレーム部に結合され、前記ストラットタワーリインフォース部の車両下方部は、前記メインフレーム部に結合されている車体前部構造を提案している。
【0010】
形態3;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記モータサポートビームの車両前方側辺には、前記モータユニット部の車両前方側に屈曲した保護壁が形成されている車体前部構造を提案している。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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