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公開番号2024087544
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202426
出願日2022-12-19
発明の名称炭酸刺激増強剤
出願人長谷川香料株式会社
代理人
主分類A23L 27/00 20160101AFI20240624BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】炭酸刺激増強剤を提供すること。
【解決手段】3-p-メンテン-7-アールからなる炭酸刺激増強剤、3-p-メンテン-7-アールを有効成分として含有する炭酸刺激増強組成物、炭酸刺激増強剤または炭酸刺激増強組成物を消費財に添加することを含む消費財の炭酸刺激増強方法を提供し、好ましくは炭酸刺激増強剤または炭酸刺激増強組成物を3-p-メンテン-7-アールが0.1ppt~1ppbの濃度となるように消費財に添加し、消費財は炭酸飲料である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
3-p-メンテン-7-アールからなる炭酸刺激増強剤。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
3-p-メンテン-7-アールを有効成分として含有する炭酸刺激増強組成物。
【請求項3】
請求項1に記載の炭酸刺激増強剤または請求項2に記載の炭酸刺激増強組成物を消費財に添加する工程を含む、消費財の炭酸刺激増強方法。
【請求項4】
請求項3に記載の消費財の炭酸刺激増強方法において、
前記工程では、前記消費財の全質量を基準として、3-p-メンテン-7-アールの濃度が0.1ppt~1ppbの範囲となるように前記炭酸刺激増強剤または前記炭酸刺激増強組成物を消費財に添加する、消費財の炭酸刺激増強方法。
【請求項5】
前記消費財が炭酸飲料である、請求項3に記載の炭酸刺激増強方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は炭酸刺激増強剤に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
炭酸飲料は飲料市場で古くから存在し、世界中の人々の日々の生活に潤いを与え、長年にわたり愛飲されている。特に、夏の暑い時期や運動の後の汗をかいたときなどにおいて、炭酸飲料は、水分補給、糖分補給の目的だけでなく、その喫食時に口腔内や喉で感じられる独特の清涼感を醸し出すシュワシュワっとした刺激を伴う感覚が非常に好まれている。
【0003】
炭酸飲料は、この独特のシュワシュワッとした刺激を伴う感覚(本明細書では炭酸刺激感という。)を有することが他の清涼飲料にはない特徴であり、その嗜好性に影響を及ぼしている。
【0004】
しかしながら、殺菌条件によって充填時のガス圧を低めに抑えなければならない場合や、保管時の容器のガス透過性によるガス圧の低下、また、開栓時の炭酸ガスの急速な脱気などにより、炭酸飲料に必要な「炭酸刺激感」を十分に保てないという問題があった。
【0005】
炭酸飲料についてはこれまでに、炭酸飲料中にDE6~30の澱粉分解物を0.5~5質量%添加することにより、刺激性、クリーミー性、コク味などの味質を改善した炭酸飲料の製造法(特許文献1)、果汁等の植物成分を多く含む処方に対し、炭酸ガス圧を比較的高めに設定し、さらに、高甘味度甘味料を特定の割合で配合し、植物成分に由来する豊かな味わいと炭酸ガスによる爽快な刺激を備えた炭酸飲料(特許文献2)、スピラントール又はスピラントールを含有する植物抽出物若しくは植物精油を、炭酸飲料に添加することにより、炭酸飲料の炭酸感を増強又は維持する方法(特許文献3)、センブリ抽出物、ジンジャー抽出物類およびラムエーテルから選択された2種以上からなる成分を炭酸飲料に添加することにより、きめの細かい微細な発泡感を増加させ、商品の嗜好性を高める方法(特許文献4)、ヒドロキシ酸エステル類を添加することにより、炭酸飲料の炭酸刺激を増強する方法(特許文献5)、δ-ラクトンを添加することにより、飲用時の泡をよりクリーミーに感じさせることができる方法(特許文献6)などが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-330735号公報
再公表2002/067702号公報
特開2006-166870号公報
特開2005-13167号公報
特開2013-94129号公報
特開2012-50396号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、辛味成分を単独で炭酸飲料に添加する方法では、炭酸刺激感の増強とともに辛味も付与してしまう。また、他の方法では炭酸刺激感の増強よりも、泡のコク感やクリーミー感が増強される結果となり、爽快で充分な炭酸刺激感の増強効果が得られなかった。
【0008】
本発明の課題は、炭酸刺激感を増強可能な炭酸刺激増強剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討したところ、3-p-メンテン-7-アールが炭酸刺激の増強に有用なことを見出した。
【0010】
かくして、本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
[1] 3-p-メンテン-7-アールからなる炭酸刺激増強剤。
[2] 3-p-メンテン-7-アールを有効成分として含有する炭酸刺激増強組成物。
[3] [1]に記載の炭酸刺激増強剤または[2]に記載の炭酸刺激増強組成物を消費財に添加する工程を含む、消費財の炭酸刺激増強方法。
[4] [3]に記載の消費財の炭酸刺激増強方法において、前記工程では、前記消費財の全質量を基準として、3-p-メンテン-7-アールの濃度が0.1ppt~1ppbの範囲となるように前記炭酸刺激増強剤または前記炭酸刺激増強組成物を消費財に添加する、消費財の炭酸刺激増強方法。
[5] 前記消費財が炭酸飲料である、[3]に記載の炭酸刺激増強方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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