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公開番号2024086283
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022201333
出願日2022-12-16
発明の名称ハイブリッド車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60W 10/06 20060101AFI20240620BHJP(車両一般)
要約【課題】燃焼によって発生する水分による錆を抑制することが可能なハイブリッド車両の制御装置を提供する。
【解決手段】ECU150のプロセッサ152は、ピストン15の周辺にオイルを供給するオイルジェット31を有する内燃機関10と、車両駆動用のMG112とを備えるハイブリッド車両の制御装置であって、内燃機関10への燃料噴射を制御する燃料噴射制御部152bであって、内燃機関10を停止させる前に、燃料噴射を停止させる燃料噴射制御部152bと、内燃機関10を停止させる前に、燃料噴射が停止した状態で筒内への吸入空気量を低下させ、MG112の駆動力で内燃機関10のクランクシャフト18を回転させて第1のモータリング運転を行う第1のモータリング運転部152c1と、第1のモータリング運転の後に内燃機関10を停止させる機関停止部152dと、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ピストンの周辺にオイルを供給するオイル供給部を有する内燃機関と、車両駆動用のモータとを備えるハイブリッド車両の制御装置であって、
前記内燃機関への燃料噴射を制御する燃料噴射制御部であって、前記内燃機関を停止させる前に、燃料噴射を停止させる燃料噴射制御部と、
前記内燃機関を停止させる前に、燃料噴射が停止した状態で筒内への吸入空気量を低下させ、前記モータの駆動力で前記内燃機関のクランクシャフトを回転させて第1のモータリング運転を行う第1のモータリング運転部と、
前記第1のモータリング運転の後に前記内燃機関を停止させる機関停止部と、
を備える、ハイブリッド車両の制御装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記第1のモータリング運転を行って前記内燃機関を停止させた場合、次に前記内燃機関を起動する際に、燃料噴射が停止した状態で筒内への吸入空気量を増加させ、前記モータの駆動力で前記クランクシャフトを回転させて第2のモータリング運転を行う第2のモータリング運転部と、を備え、
前記燃料噴射制御部は、前記第2のモータリング運転の後に燃料噴射を開始する、請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
【請求項3】
前記第1のモータリング運転部は、スロットルバルブを全閉にして前記第1のモータリング運転を行う、請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
【請求項4】
前記第2のモータリング運転部は、スロットルバルブを全開にして前記第2のモータリング運転を行う、請求項2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
【請求項5】
バッテリのSOCを判定するSOC判定部を備え、
前記第1のモータリング運転部は、バッテリのSOCが所定値未満の場合は前記第1のモータリング運転を行わない、請求項1~4のいずれかに記載のハイブリッド車両の制御装置。
【請求項6】
バッテリのSOCを判定するSOC判定部を備え、
前記第2のモータリング運転部は、バッテリのSOCが所定値未満の場合は前記第2のモータリング運転を行わない、請求項2又は4に記載のハイブリッド車両の制御装置。
【請求項7】
前記内燃機関は水素を燃料とする、請求項1~4のいずれかに記載のハイブリッド車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ハイブリッド車両において、暖機後のEGR開始時にエンジンが間欠停止されている規定期間の間、エンジンをモータリングすることにより、EGR系から流入する凝縮水を蒸発させて排出し、燃料噴射弁におけるデポジット生成の一因となる凝縮水付着を抑制することが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-043156号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
内燃機関では、燃焼により発生した既燃ガスに水分が含まれるため、既燃ガスがピストンとシリンダの隙間を通過する際に冷却されて凝縮水が発生する。このため、車両システムの停止時に、これらの凝縮水が鉄材で構成されるシリンダライナやピストンリング、ピストン耐摩環、燃焼室内壁などの内燃機関の構成部品に付着し、錆が発生する可能性がある。そして、これらの部品に錆が生じると、ブローバイガスの増加や摩擦増加による燃費の悪化などが懸念される。特に水素を燃料とする内燃機関では、水素を燃焼させたときに発生する既燃ガスに多くの水分が含まれるため、これらの錆の問題が顕著に発生する可能性がある。
【0005】
しかし、上記特許文献1に記載された技術は、車両の駆動システムが稼働中であるときの凝縮水排出を想定したものであり、車両の駐車中など車両駆動システムを停止させている間に水分が及ぼす影響を何ら考慮するものではなかった。車両停車時には筒内の既燃ガスが冷えて筒内に結露し、鉄部材に錆が発生する要因となるが、上記特許文献に記載された技術では、車両の運転停止時における筒内の残留水分による錆の発生を抑制することは困難である。
【0006】
上記課題に鑑みて、本開示の目的は、燃焼によって発生する水分による錆を抑制することが可能なハイブリッド車両の制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の要旨は以下のとおりである。
【0008】
(1) ピストンの周辺にオイルを供給するオイル供給部を有する内燃機関と、車両駆動用のモータとを備えるハイブリッド車両の制御装置であって、
前記内燃機関への燃料噴射を制御する燃料噴射制御部であって、前記内燃機関を停止させる前に、燃料噴射を停止させる燃料噴射制御部と、
前記内燃機関を停止させる前に、燃料噴射が停止した状態で筒内への吸入空気量を低下させ、前記モータの駆動力で前記内燃機関のクランクシャフトを回転させて第1のモータリング運転を行う第1のモータリング運転部と、
前記第1のモータリング運転の後に前記内燃機関を停止させる機関停止部と、
を備える、ハイブリッド車両の制御装置。
【0009】
(2) 前記第1のモータリング運転を行って前記内燃機関を停止させた場合、次に前記内燃機関を起動する際に、燃料噴射が停止した状態で筒内への吸入空気量を増加させ、前記モータの駆動力で前記クランクシャフトを回転させて第2のモータリング運転を行う第2のモータリング運転部と、を備え、
前記燃料噴射制御部は、前記第2のモータリング運転の後に燃料噴射を開始する、上記(1)に記載のハイブリッド車両の制御装置。
【0010】
(3) 前記第1のモータリング運転部は、スロットルバルブを全閉にして前記第1のモータリング運転を行う、上記(1)又は(2)に記載のハイブリッド車両の制御装置。
(【0011】以降は省略されています)

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