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公開番号2024085863
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200647
出願日2022-12-15
発明の名称車体フレーム構造
出願人株式会社SUBARU
代理人個人
主分類B62D 25/20 20060101AFI20240620BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】室内空間を確保しつつ、トランスミッション支持部の剛性を向上させる。
【解決手段】トンネルサイドフレーム200を含む車体フレーム構造Fにおいて、フロアトンネル部FTの車両前方端部に配設され、車両底部から車幅方向内側上方に向かう傾斜部SL1と、傾斜部SL1の車両上方部から車幅方向外側上方に向かう傾斜部SL2と、傾斜部SL2の車両上方部から車幅方向内側上方に向かう傾斜部SL3を成す車幅方向断面形状を有するクロスメンバフロアフロント230と、トランスミッション部30を載置固定するトランスミッションクロスメンバ240と、を備え、トランスミッションクロスメンバ240は、傾斜部SL1の車両上方側においてクロスメンバフロアフロント230と固定されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両底部に、U字形状を成し、トランスミッション部の車両後方部およびプロペラシャフト部を収容し、車幅方向中央部の前後方向に延設するフロアトンネル部を含む車体フレーム構造において、
前記フロアトンネル部の車両前方端部に配設され、車両底部から車幅方向内側上方に向かう第1の傾斜部を成すとともに、前記第1の傾斜部の車両上方部から車幅方向外側上方に向かう第2の傾斜部を成し、さらに前記第2の傾斜部の車両上方部から車幅方向内側上方に向かう第3の傾斜部を成す車幅方向断面形状を有するクロスメンバフロアフロントと、
前記トランスミッション部の車両後方部が載置固定され、前記クロスメンバフロアフロントの前記第1の傾斜部に固定されるトランスミッションクロスメンバと、
を備え、
前記クロスメンバフロアフロントは、前記第2の傾斜部の車両上方側において車両上下方向に分割された部材を結合して形成され、
前記トランスミッションクロスメンバは、前記第1の傾斜部の車両上方側において前記クロスメンバフロアフロントと固定されていることを特徴とする車体フレーム構造。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記トランスミッションクロスメンバを前記クロスメンバフロアフロントに固定する締結部材は、前記第3の傾斜部が前記クロスメンバフロアフロントの車両前後方向外側に形成する平面を車両下方外側に延長した平面の車幅方向内側に収納されることを特徴とする請求項1に記載の車体フレーム構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車体フレーム構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、自動車等の車両下方車幅方向中央部には、トランスミッションおよび車両の前後方向に延在するプロペラシャフト等が搭載されている。トランスミッションは、車幅方向外側に設けられたサイドフレーム間に架設されたトンネルクロスメンバおよびトランスミッションの車両後方部を固定するトランスミッションクロスメンバ等の支持部によって支持されている。
【0003】
トンネルクロスメンバ等のトランスミッションの支持部には、車両走行に伴うサスペンションからの捩れ方向および上下方向の荷重が伝達される。また、トランスミッションの後部からは、トランスミッションクロスメンバの中央部には、上下方向の荷重が入力される。そして、車両操縦の安定性、騒音、乗心地等を向上させるために、トランスミッションの固定部においては、大きな応力に耐えられる剛性が求められている。
【0004】
一方、フロア下方のトランスミッション後方側にバッテリユニットが取り付けられる電気自動車等においては、モータ搭載等による重量増加に対応するとともに、バッテリユニットを保護するために、トランスミッションやバッテリユニットの支持部を強固なものにすることが求められている。
【0005】
これらの要求に伴って、トランスミッションの車両後方部は、トランスミッションクロスメンバの上に支持され、トランスミッションクロスメンバは、左右のフロントサイドフレームに架け渡されたトンネルクロスメンバ(クロスメンバフロアフロント部)の開放された下方を橋渡しするように固定する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6546487号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、トランスミッションの車両後方部は、クロスメンバフロアフロント部の下方に取り付けられたトランスミッションクロスメンバのみで支えている。また、トランスミッションクロスメンバにおいては、トランスミッションの固定部と、クロスメンバフロアフロント部との固定部との距離が離れている。
そのため、クロスメンバフロアフロント部およびトランスミッションクロスメンバに局所的な変形(ひずみ)が発生し、車両の操縦が不安定となり、振動、伝達音等が大きくなる虞があるという課題があった。
また、クロスメンバフロアフロント部との固定部が、略水平面に配設されるため、例えば、締結ボルト等の締結部材が室内側に突出し、室内空間を狭くする虞があるという課題があった。
【0008】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、室内空間を確保しつつ、トランスミッション支持部の剛性を向上させる車体フレーム構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
形態1;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、車両底部において、U字形状を成しトランスミッションの車両後方部およびプロペラシャフトを収容し、車幅方向中央部の前後方向に延設するフロアトンネル部を含む車体フレーム構造において、前記フロアトンネル部の車両前方端部に配設され、車両底部から車幅方向内側上方に向かう第1の傾斜部を成し、前記第1の傾斜部の車両上方部から車幅方向外側上方に向かう第2の傾斜部を成し、さらに前記第2の傾斜部の車両上方部から車幅方向内側上方に向かう第3の傾斜部を成す車幅方向断面形状を有するクロスメンバフロアフロントと、前記トランスミッションの車両後方部が載置固定され、前記クロスメンバフロアフロント部の前記第1の傾斜部に固定されるトランスミッションクロスメンバと、を備え、前記クロスメンバフロアフロントは、前記第2の傾斜部の車両上方側において車両上下方向に分割された部材を結合して形成され、前記トランスミッションクロスメンバは、前記第1の傾斜部の車両上方側において前記クロスメンバフロアフロントと固定されている車体フレーム構造を提案している。
【0010】
形態2;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記トランスミッションクロスメンバを前記クロスメンバフロアフロントに固定する締結部材は、前記第3の傾斜部が前記クロスメンバフロアフロントの車両前後方向外側に形成する平面を車両下方外側に延長した平面の車幅方向内側に収納される車体フレーム構造を提案している。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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