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公開番号2024085633
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200249
出願日2022-12-15
発明の名称撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03B 17/02 20210101AFI20240620BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】大型化を回避しつつ、撮像素子への不要な光線の侵入を防止する。
【解決手段】撮像装置10の撮像ユニット40は、撮像素子41と、撮像素子41への入射光路に配置される光学部材46と、撮像素子41への不要な光線の入射をカットする遮光部材であるシートマスク45と、光学部材46とシートマスク45を光学部材保持部材44とを備える。光学部材46は撮像素子41に近接して配置され、シートマスク45は、略矩形の開口45aが設けられた略矩形の枠形状を有し、接着剤で接着された光学部材46と光学部材保持部材44とに挟まれた状態で保持される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
撮像ユニットを備える撮像装置であって、
前記撮像ユニットは、
撮像素子と、
前記撮像素子への入射光路に配置される第1の光学部材と、
前記撮像素子への不要な光線の入射をカットする遮光部材と、
前記第1の光学部材と前記遮光部材を保持する保持部材と、を備え、
前記第1の光学部材は前記撮像素子に近接して配置され、
前記遮光部材は、略矩形の開口が設けられた略矩形の枠形状を有し、接着剤で接着された前記第1の光学部材と保持部材とに挟まれた状態で保持されていることを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記遮光部材は、前記第1の光学部材において前記撮像素子と対面する面に接触するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記遮光部材は、前記第1の光学部材と前記保持部材が光軸投影面上で重畳している範囲において、少なくとも一部に切り欠き部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記保持部材は、
前記遮光部材と前記第1の光学部材が光軸投影面上で重畳して配置される平面部と、
前記平面部に隣接して形成された溝部と、を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記接着剤は前記溝部に塗布されていることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記第1の光学部材は、略矩形の形状を有し、且つ、四隅に切り欠き部を有し、
前記切り欠き部と前記保持部材により形成された領域に前記接着剤が塗布されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記撮像素子に対する露光を制御するシャッタユニットを備え、
前記シャッタユニットの開口は、前記接着剤に対して入射光をカットすることが可能な大きさを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記撮像ユニットは、前記第1の光学部材よりも前記撮像素子から離れた位置において前記入射光路に配置される第2の光学部材を有し、
前記第1の光学部材は赤外線カットフィルタであり、前記第2の光学部材は光学ローパスフィルタであることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記遮光部材はポリイミドからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記接着剤は紫外線硬化型の樹脂であることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
CMOSセンサ等の撮像素子による撮像を行う撮像装置では、撮像素子への不要な光線の侵入を防止する必要がある。そこで、例えば特許文献1は、複数のレンズを有する鏡筒において撮像素子と対面する端部に光学フィルタが配置され、且つ、鏡筒の端部端面と光学フィルタの間に遮光リングが挟み込まれたレンズユニットを開示している。また、特許文献1では、遮光リングを備えるレンズユニットを撮像素子を保持したユニットに螺合させることで、撮像素子の前面に遮光リングを配置することにより、撮像素子への不要な光の入射を防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-184082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
撮像装置の一例であるデジタルカメラの中で、近年、レフレックスミラーを備えないことで小型化や薄型化を実現したミラーレスカメラが広く好まれている。そして、ミラーレスカメラにおいても、撮像素子への不要な光線の侵入を防止する必要がある。
【0005】
ここで、上記特許文献1に開示された技術では、遮光部材を保持したユニットを撮像素子を保持したユニットと螺合させる必要があるため、遮光部材として円環形状を有する遮光リングが用いられる。遮光リングを撮像素子に近接して配置する場合、遮光リングの内径を撮像素子の有効画素領域への光の入射を妨げない長さに設定する必要がある。この場合、遮光リングと撮像素子を光軸方向から見ると、撮像素子の各辺と遮光リングの内周との間に必ずスペースが生じるため、撮像素子への不要な光の入射を十分に防止することができないおそれがある。また、各ユニットを螺合させるためのねじ部を遮光リングの内径よりも外側に設ける必要があるため、各ユニットの大型化が懸念される。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、大型化を回避しつつ、撮像素子への不要な光線の侵入をより確実に防止することができる撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る撮像装置は、撮像ユニットを備える撮像装置であって、前記撮像ユニットは、撮像素子と、前記撮像素子への入射光路に配置される第1の光学部材と、前記撮像素子への不要な光線の入射をカットする遮光部材と、前記第1の光学部材と前記遮光部材を保持する保持部材と、を備え、前記第1の光学部材は前記撮像素子に近接して配置され、前記遮光部材は、略矩形の開口が設けられた略矩形の枠形状を有し、接着剤で接着された前記第1の光学部材と保持部材とに挟まれた状態で保持されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、大型化を回避しつつ、撮像素子への不要な光線の侵入をより確実に防止することができる撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る撮像装置の外観を示す斜視図である。
撮像装置の構成を示す分解斜視図である。
撮像装置が備える撮像ユニットの構成を示す分解斜視図である。
撮像ユニットの正面図と矢視A-Aでの断面図である。
一部の部品が取り外された状態の撮像ユニットの正面図である。
シャッタユニット及び撮像ユニットの断面図である。
撮像ユニットの別の実施形態を示す正面図である
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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