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公開番号2024083156
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022197516
出願日2022-12-09
発明の名称車体前部構造
出願人株式会社SUBARU
代理人個人
主分類B62D 25/08 20060101AFI20240613BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ストラットタワーの剛性を保つ排水路を構成するとともに、排水路における外部からの雨水等の浸入を防止する。
【解決手段】バルクヘッドフロント部200と、トーボード部100と、複数の部材が相互に結合されて構成されているストラットタワー部300と、を備えた車体前部構造Sにおいて、バルクヘッドフロント部200の車幅方向外側部に第1の排水口としての排水口DR1を備え、排水口DR1は、バルクヘッドフロント部200と、トーボード部100と、ストラットタワー部300を構成する複数の部材と、による閉断面CSに形成された排水路DWに接続され、排水路DWの車両下方側に、ホイールハウス部WHへ貫通した第2の排水口としての排水口DR2が形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車幅方向に延在し、フロントガラス等からの水滴を受け、車幅方向外側に導くバルクヘッドフロント部と、車室の車両前方側車幅方向に延在し、前記車室と、前輪用サスペンションが収容されている車体前部と、を区切るトーボード部と、複数の部材が相互に結合されて構成され、前記前輪用サスペンションを支持するストラットタワー部と、を備えた車体前部構造において、
前記バルクヘッドフロント部の車幅方向外側部に第1の排水口が設けられ、
前記第1の排水口は、前記バルクヘッドフロント部と、前記トーボード部と、前記ストラットタワー部を構成する前記複数の部材と、による閉断面に形成された排水路に接続され、前記排水路の車両下方側に、タイヤが収められているホイールハウス部へ貫通した第2の排水口が形成されていることを特徴とする車体前部構造。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記第2の排水口は、車両の平面視、正面視および側面視において、前記第1の排水口と重複しない位置に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
【請求項3】
前記第2の排水口の開口部面積は、前記第1の排水口の開口部面積よりも小さいことを特徴とする請求項1または2に記載の車体前部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車体前部構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、自動車等の車体前部には、車両前部の剛性を保つための骨格であるフレーム構造、内燃エンジンあるいは駆動モータ等の駆動ユニット、あるいは、前輪を支えるサスペンションおよびサスペンションを支持するストラットタワー等が収容されている。
【0003】
ストラットタワーには、車両走行に伴い車輪等から、捩れ方向、車両上下方向等の荷重が伝達される。そのため、ストラットタワーは、車両の操縦安定性、乗心地、安全性等を向上させるために、サスペンションから伝達される大きな荷重に耐えられる剛性が求められている。
【0004】
一方で、ストラットタワーの車両上方側には、フロントガラスからの雨水等の水滴を受けて車外へ排水するカウルトップパネルが配置されている。そして、雨水等の排水を確実に行うために、ストラットタワー周辺において排水路が確保されているが、車体前部においては、内燃エンジン自動車から電気自動車への移行を受けて、電気部品等の収容空間を確保するために、車体前部の空間を狭くすることが求められている。
【0005】
上述の要求に対して、例えば、特許文献1においては、エンジンルームを区画するダッシュパネルに取付けられ車両前方に延びるカウルフロントパネルと、ダッシュパネルの側部から車両前方に延びるダッシュサイドパネルと、ダッシュパネルとカウルフロントパネルとカウルサイドパネルとで囲まれたカウルボックスと、カウルボックスの下方でサスペンションを支持しダッシュパネルとダッシュサイドパネルとで囲まれる排水路をともに形成するストラットタワーと、ストラットタワーからカウルフロントパネルまで延びカウルボックスから排水路までの経路を成すエクステンションパネルと、を備える技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-117370号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、排水経路を確保しストラットタワーの剛性を高めるために、エクステンションパネルを設ける必要がある。また、排水口から外部の雨水等が逆流してきた場合には、排水口から雨水等が噴出することによって、乗員の視野を遮る虞があるという課題があった。そして、逆流してきた雨水等がエンジンルーム内に飛散することによって、エンジンルーム内に設けられている車室内への通風孔を介して、車室内へ浸水する虞があるという課題があった。
【0008】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、ストラットタワーの剛性を保つ排水路を構成するとともに、排水路における外部からの雨水等の浸入を防止する車体前部構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
形態1;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、車幅方向に延在し、フロントガラス等からの雨水等を受け、車幅方向外側に導くバルクヘッドフロント部と、乗員室の車両前方側車幅方向に延在し、前記乗員室と、前輪用サスペンション等が収容されている車体前部と、を区切るトーボード部と、複数の部材が相互に結合されて構成され、前記前輪用サスペンションを支持するストラットタワー部と、を備えた車体前部構造において、前記バルクヘッドフロント部の車幅方向外側部に第1の排水口を備え、前記第1の排水口は、前記バルクヘッドフロント部と、前記トーボード部と、前記ストラットタワー部を構成する前記複数の部材と、による閉断面に形成された排水路に接続され、前記排水路の車両下方側に、タイヤが収められているホイールハウス部へ貫通した第2の排水口が形成されている車体前部構造を提案している。
【0010】
形態2;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記第2の排水口は、車両の平面視、正面視および側面視において、前記第1の排水口と重複しない位置に配設されている車体前部構造を提案している。
(【0011】以降は省略されています)

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