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公開番号2023119418
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-08-28
出願番号2022022319
出願日2022-02-16
発明の名称ハンドル
出願人豊田合成株式会社
代理人個人
主分類B62D 1/08 20060101AFI20230821BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】把持検知用の塗膜状のセンサ層と端子とを安定して接続できるハンドルを提供すること。
【解決手段】操舵時の把持を検知可能に、芯金6の周囲に配設された軟質の被覆層10の表面側に、導電性材料を含有させた塗膜からなるセンサ層13、が配設され、センサ層が、把持検知回路に導通するリード線の端子30を接続させるハンドルW1。センサ層が、端子との導通部位14に、平面状の導通面14aを備える。端子が、導通面に沿った接続面31を有した板状に形成される。導通面と接続面との間に、弾性変形可能な導電体35が配設される。ハンドルは、端子における接続面の裏面側を支持する支持材20と、センサ層の導通部位を配設させた芯金側の部位と、を相互に接近させるように締結するねじ手段37と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ハンドル操舵時の把持を検知可能に、芯金の周囲に配設された軟質の被覆層の表面側に、導電性材料を含有させた塗膜からなるセンサ層、が配設され、
該センサ層が、把持を検知するための把持検知回路に導通するリード線の端子を接続させるハンドルであって、
前記芯金を被複した前記被覆層の表面側に配設される前記センサ層が、前記端子との導通部位に、平面状の導通面を備え、
前記端子が、前記導通面に沿った接続面を有した板状に形成されるとともに、
前記導通面と前記接続面との間に、弾性変形可能な導電体が配設され、
前記端子における前記接続面の裏面側を支持する支持材と、前記センサ層の前記導通部位を配設させた前記芯金側の部位と、を相互に接近させるように締結するねじ手段と、
を備えて構成されていることを特徴とするハンドル。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記ねじ手段が、前記導電体を間にした両側に、配設されていることを特徴とする請求項1に記載のハンドル。
【請求項3】
前記支持材が、前記ハンドルの下面側に配設されるロアカバーから、構成されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載のハンドル。
【請求項4】
前記センサ層が、
導電性材料を含有したウレタン系塗料からなるモールドコート剤から形成され、前記被覆層の成形時に、前記被覆層の表面側に、配設される構成としていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のハンドル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、運転者が操舵時に把持する部位に、把持を検出可能なセンサ層が配設されて構成されるハンドルに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種のハンドルでは、操舵時に把持する把持部に、静電容量の増加により、把持を検知可能なシート状の導電性部材からなるセンサ層、が配設されて構成されていた(例えば、特許文献1参照)。センサ層は、ハンドルの把持部の表面側に配設されて、把持を検知する把持検知回路から延びるリード線の端子を、リベット止めしていた。センサ層は、ハンドルの把持部の芯金周囲の被覆層の表面側に、貼着等して配設されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-63761号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、把持を検知するセンサ層が、芯金の周囲の被覆層の表面に、薄い塗膜のように配設されている場合には、センサ層の表面側に端子を配置させても、センサ層の裏面側に、貫通させたリベットの先端側を拡径させて、端子をセンサ層にリベット止めするようなスペースがなく、塗膜状のセンサ層と端子とを円滑に接続できない。この場合、センサ層の表面側に端子を載せた状態で、被覆層や芯金を貫通するように、リベットやねじ等の締結手段を貫通させて、締結させることが考えられる。しかしながら、この場合でも、センサ層が、被覆層の表面側に配設されており、締結時、リベットやねじの頭部が、センサ層を被覆層側に押し付ければ、端子の接触するセンサ層の部位が、センサ層の裏面側の被覆層の弾性変形により、破断等の亀裂を招く虞れが生じ、安定して、センサ層に端子を接続できず、センサ層と端子との安定した導通状態を確保し難い。特に、芯金を被覆する被覆層は、通常、発泡ウレタン等の軟質材から形成されており、被覆層の弾性変形が大きいことから、端子の接触するセンサ層の部位が、被覆層の弾性変形により、一層、破断等することとなって、安定してセンサ層に端子を接続できない。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、把持検知用の塗膜状のセンサ層と端子とを安定して接続できるハンドルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るハンドルでは、ハンドル操舵時の把持を検知可能に、芯金の周囲に配設された軟質の被覆層の表面側に、導電性材料を含有させた塗膜からなるセンサ層、が配設され、
該センサ層が、把持を検知するための把持検知回路に導通するリード線の端子を接続させるハンドルであって、
前記芯金を被複した前記被覆層の表面側に配設される前記センサ層が、前記端子との導通部位に、平面状の導通面を備え、
前記端子が、前記導通面に沿った接続面を有した板状に形成されるとともに、
前記導通面と前記接続面との間に、弾性変形可能な導電体が配設され、
前記端子における前記接続面の裏面側を支持する支持材と、前記センサ層の前記導通部位を配設させた前記芯金側の部位と、を相互に接近させるように締結するねじ手段と、
を備えて構成されていることを特徴とする。
【0007】
本発明に係るハンドルでは、センサ層の導通部位、導電体、端子の接続面、及び、支持材を重ねて、芯金側と支持材側とを接近させるように、ねじ手段を締結すれば、広い接触面を生じさせるように圧縮された導電体を介在させて、センサ層の導通部位の導通面と端子の接続面とが導通される。すなわち、この締結状態では、導電体が、緩衝材の役目を果しつつ、センサ層と端子とに対して広い接触面積で密着するように接触しつつ、センサ層と端子との間に介在されることから、センサ層が、軟質の被覆層の変形に追従して破断しない程度に、広い接触面とした状態の導電体を介在させて、端子を圧着させる構成となることから、良好で、かつ、安定した端子との導通状態を確保できる。
【0008】
したがって、本発明に係るハンドルでは、把持検知用の塗膜状のセンサ層と端子とを安定して接続することができて、良好な把持検知が可能となる。
【0009】
そして、本発明に係るハンドルでは、前記ねじ手段が、前記導電体を間にした両側に、配設されていることが望ましい。
【0010】
このような構成では、導電体の両側に、ねじ手段が配設されていることから、導電体の圧縮時、センサ層の導通面と端子の接続面とを、相互に平行な状態を維持して、接近させることができることから、端子を、均等に、センサ層側に押圧することができて、端子とセンサ層との安定した導通状態を維持できる。
(【0011】以降は省略されています)

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