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公開番号2024082831
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022196967
出願日2022-12-09
発明の名称運転支援装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B60W 50/08 20200101AFI20240613BHJP(車両一般)
要約【課題】運転支援制御が利用される機会が低減することを抑制できる技術を提供する。
【解決手段】運転支援装置は、運転支援制御を行う支援コントローラと、運転支援制御を開始するための前提となる少なくとも一つの前提制御の定義を記憶する記憶装置と、少なくとも一つの前提制御を行うシステムコントローラとを備え、支援コントローラは、定義に基づいて運転支援制御に対応した前提制御及びシステム状態を取得し、運転支援制御に対応した前提制御ごとにシステム状態が有効であるか無効であるかを判定し、判定されたシステム状態と、定義されたシステム状態とが一致するか否かを判定し、一致しないと判定されたシステム状態に係る前提制御について、システム状態の変更の承認を運転者に要求し、運転者から承認を得たことに応じて、一致しないと判定されたシステム状態に係る前提制御のシステム状態を変更して運転支援制御を開始するように構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
運転支援制御を行う支援コントローラと、
前記支援コントローラに接続され、前記運転支援制御を開始するための前提となる少なくとも一つの前提制御の定義を記憶する記憶装置であって、前記定義は、前記少なくとも一つの前提制御と、前記少なくとも一つの前提制御のシステム状態とを含み、前記システム状態は有効又は無効の何れか一方である、前記記憶装置と、
前記少なくとも一つの前提制御を行うシステムコントローラと、
を備え、
前記支援コントローラは、
前記運転支援制御を開始するための車両の運転者の操作に応じて、前記定義に基づいて前記運転支援制御に対応した前提制御及びシステム状態を取得し、
前記システムコントローラからの信号に基づいて前記運転支援制御に対応した前提制御ごとにシステム状態が有効であるか無効であるかを判定し、
前記判定されたシステム状態と、前記定義されたシステム状態とが一致するか否かを判定し、
一致しないと判定されたシステム状態に係る前提制御について、システム状態の変更の承認を運転者に要求し、
前記運転者から承認を得たことに応じて、一致しないと判定されたシステム状態に係る前提制御のシステム状態を変更して前記運転支援制御を開始する、
ように構成される、運転支援装置。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記支援コントローラは、前記運転者によってシステム状態の変更が承認され、前記運転支援制御を開始したことに応じて、前記運転者に前記運転支援制御を開始した旨を報知する、請求項1に記載の運転支援装置。
【請求項3】
前記支援コントローラは、前記運転者によってシステム状態の変更が承認されないことに応じて、前記運転支援制御を実行しない、請求項1又は2に記載の運転支援装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、運転支援装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、運転支援制御を行う装置を開示する。この装置は、制動中の車輪のロックを抑えるアンチロックブレーキシステムを駆動制御するシステム、車両の横滑りを抑える車両安定制御システムを駆動制御するシステム、車両の発進や加速時の該車両の車輪の空転を防ぐ装置であるトラクションコントロールを駆動制御するシステムを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-146122号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、運転支援制御を開始するためには、他の制御が機能を発揮できる状態になっていることが前提となる場合がある。以下では、制御がその機能を発揮できる状態にすることを、制御を有効にするといい、制御がその機能を発揮できない状態にすることを、制御を無効にするという。そして、運転支援制御を開始する前提となる他の制御を前提制御という。前提制御が無効である場合には、運転支援制御を開始しないことが一般的である。しかしながら、運転支援制御の利用を促進するために改善の余地がある。本開示は、運転支援制御が利用される機会が低減することを抑制できる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様に係る運転支援装置は、支援コントローラと、記憶装置と、システムコントローラとを備える。支援コントローラは、運転支援制御を行う。記憶装置は、支援コントローラに接続され、運転支援制御を開始するための前提となる少なくとも一つの前提制御の定義を記憶する。定義は、少なくとも一つの前提制御と、少なくとも一つの前提制御のシステム状態とを含む。システム状態は有効又は無効の何れか一方である。システムコントローラは、少なくとも一つの前提制御を行う。支援コントローラは、運転支援制御を開始するための車両の運転者の操作に応じて、定義に基づいて運転支援制御に対応した前提制御及びシステム状態を取得し、システムコントローラからの信号に基づいて運転支援制御に対応した前提制御ごとにシステム状態が有効であるか無効であるかを判定し、判定されたシステム状態と定義されたシステム状態とが一致するか否かを判定し、一致しないと判定されたシステム状態に係る前提制御についてシステム状態の変更の承認を運転者に要求し、運転者から承認を得たことに応じて一致しないと判定されたシステム状態に係る前提制御のシステム状態を変更して運転支援制御を開始するように構成される。
【0006】
この運転支援装置によれば、運転支援制御を開始するための車両の運転者の操作に応じて、定義に基づいて運転支援制御に対応した前提制御及びシステム状態が取得される。そして、システムコントローラからの信号に基づいて運転支援制御に対応した前提制御ごとにシステム状態が有効であるか無効であるかが判定される。判定されたシステム状態と定義されたシステム状態とが一致するか否かが判定される。運転者には、一致しないと判定されたシステム状態に係る前提制御についてシステム状態の変更の承認が要求される。運転者から承認を得たことに応じて一致しないと判定されたシステム状態に係る前提制御のシステム状態が変更され、運転支援制御が開始される。このように、前提制御のシステム状態が運転支援制御の開始の条件に一致しない場合には、システム状態の変更の承認を運転者に要求できる。そして、運転支援装置は、システム状態の変更の承認を得た場合には運転支援制御を開始できる。よって、運転支援装置は、運転支援制御が利用される機会が低減することを抑制できる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、運転支援制御が利用される機会が低減することを抑制できる技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係る運転支援装置が備わる車両の構成の一例を示すブロック図である。
図2は、前提システムDBに格納された情報の一例である。
図3は、運転支援装置の動作を示すフローチャートである。
図4は、運転者への報知の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0010】
図1は、一実施形態に係る運転支援装置が備わる車両の構成の一例を示すブロック図である。図1に示されるように、運転支援装置1は、一例として車両2に搭載される。車両2は、例えば自動運転で走行する自動運転車両であってもよい。運転支援装置1は、種々の運転支援制御を実行可能に構成される。以下では、一例として、運転支援装置1が車速制御を提供する場合を例に説明するが、運転支援制御は、車速制御に限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

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