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公開番号2024081861
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-19
出願番号2022195374
出願日2022-12-07
発明の名称弾性クローラ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類B62D 55/253 20060101AFI20240612BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】駆動力の伝達性に優れ、かつ屈曲性にも優れた弾性クローラの提供。
【解決手段】弾性クローラ10は、弾性を有するメインベルト14と、このメインベルト14に埋設された抗張体22とを有している。抗張体22は、複数の第一コード46aを含む内側ハーフ48iと、複数の第二コード46bを含む外側ハーフ48oとを有している。第二コード46bの最大引張荷重F2は、第一コードの最大引張荷重F1よりも大きい。最大引張荷重F1に対する最大引張荷重F2の比(F2/F1)は、1.5以上が好ましい。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
無端形状であって弾性を有するメインベルト、
上記メインベルトに埋設されており前後方向に沿って並ぶ複数の芯金、
及び
上記メインベルトに埋設されており、厚み方向において上記芯金の外側に位置する抗張体
を備えており、
上記抗張体が、左右方向に並列しておりかつそれぞれが前後方向に延びる複数のコードを有しており、
これらのコードが、最大引張荷重F1を有する第一コードと、この最大引張荷重F1よりも大きい最大引張荷重F2を有する第二コードとを含む、弾性クローラ。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
上記第一コードの最大引張荷重F1に対する、上記第二コードの最大引張荷重F2の比(F2/F1)が、1.5以上である、請求項1に記載の弾性クローラ。
【請求項3】
上記第二コードの外径C2が上記第一コードの外径C1よりも大きい、請求項1又は2に記載の弾性クローラ。
【請求項4】
上記第一コードの外径C1に対する、上記第二コードの外径C2の比(C2/C1)が、1.2以上である、請求項3に記載の弾性クローラ。
【請求項5】
上記芯金から上記第一コードまでの距離L1に対する、上記芯金から上記第二コードまでの距離L2の比(L2/L1)が、0.80以上1.20以下である、請求項3に記載の弾性クローラ。
【請求項6】
上記抗張体が、複数の第一コードを主として含む内側ハーフと、複数の第二コードを主として含んでおりこの内側ハーフよりも左右方向外側に位置する外側ハーフとを有する、請求項1又は2に記載の弾性クローラ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、弾性クローラを開示する。詳細には、本明細書は、主車輪及び転輪を有する走行装置の、弾性クローラに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
弾性クローラは、ゴム等からなり無端形状を有するメインベルトと、このメインベルトの外周面から突出するラグと、このメインベルトの内周面から突出する転輪ガイドとを有している。このクローラはさらに、芯金及び抗張体を有している。抗張体は、複数のコードを有している。それぞれのコードは、前後方向に延びている。抗張体を有する弾性クローラが、特開2008-1156公報に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-1156公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
弾性クローラの走行時、抗張体のコードには、張力がかかる。この張力に応じ、抗張体は抗張力を発揮する。抗張力が生じたクローラに走行装置から駆動力が伝達され、クローラが走行する。走行装置の質量、出力等に応じた抗張力が発生するよう、コードの本数が設定される。質量の大きい走行装置には、コードの本数が多い抗張体が適している。出力が大きい走行装置にも、コードの本数が多い抗張体が適している。
【0005】
コードの本数が多い抗張体は、芯金左端と芯金右端との間の範囲から、はみ出しうる。この範囲からはみ出したコードは、駆動力の伝達に寄与しにくい。コードの本数による抗張力の調整には、限界がある。
【0006】
太いコードを有する抗張体では、大きな抗張力が得られうる。しかしこの抗張体は、クローラの屈曲性を損なうおそれがある。コードの太さによる抗張力の調整には、限界がある。
【0007】
本出願人の意図するところは、駆動力の伝達性に優れ、かつ屈曲性にも優れた弾性クローラの提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書が開示する弾性クローラは、
無端形状であって弾性を有するメインベルト、
このメインベルトに埋設されており前後方向に沿って並ぶ複数の芯金、
及び
このメインベルトに埋設されており、厚み方向において芯金の外側に位置する抗張体
を有する。この抗張体は、左右方向に並列しておりかつそれぞれが前後方向に延びる複数のコードを有する。これらのコードは、最大引張荷重F1を有する第一コードと、この第一コードの最大引張荷重F1よりも大きい最大引張荷重F2を有する第二コードとを含む。
【発明の効果】
【0009】
この弾性クローラでは、第一コードが屈曲性に寄与しうる。このクローラでは、第二コードが駆動力の伝達性に寄与しうる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、一実施形態に係る弾性クローラを含む走行装置が示された概略図である。
図2は、図1の弾性クローラの一部が示された拡大図である。
図3は、図2のIII-III線に沿った断面図である。
図4は、図3の弾性クローラの一部が示された拡大断面図である。
図5は、図3にて矢印Vで示された部分の拡大図である。
図6は、図4の弾性クローラの内側ハーフのためのゴムシートが示された断面斜視図である。
図7は、図4の弾性クローラの外側ハーフのためのゴムシートが示された断面斜視図である。
図8は、他の実施形態に係る弾性クローラの一部が示された断面図である。
図9は、さらに他の実施形態に係る弾性クローラの一部が示された断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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