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公開番号2024080809
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022194060
出願日2022-12-05
発明の名称ワイパ機構
出願人理想科学工業株式会社
代理人インフォート弁理士法人,個人,個人,個人
主分類B41J 2/165 20060101AFI20240610BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ワイパ機構において、インクジェットヘッドの劣化を防ぎながら、ワイプ後のインクジェットヘッドにインクが残留するのを抑制する。
【解決手段】ワイパ機構1は、インクジェットヘッド111をワイプする第1ワイパ11及び第2ワイパ12と、これらの第1ワイパ11及び第2ワイパ12を、インクジェットヘッド111のノズル列111bが設けられたヘッド面111aに平行に往復移動させるワイパ駆動部40とを備え、第1ワイパ11は、往復移動の往路(往路方向D1)及び復路(復路方向D2)のうちの一方(例えば往路方向D1)においてインクジェットヘッド111をワイプし(例えば直立状態S1)、他方(例えば復路方向D2)においてインクジェットヘッド111から離隔して位置する(例えば傾斜状態S2)。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
インクジェットヘッドをワイプする第1ワイパ及び第2ワイパと、
前記第1ワイパ及び前記第2ワイパを、前記インクジェットヘッドのノズル列が設けられたヘッド面に平行に往復移動させるワイパ駆動部とを備え、
前記第1ワイパは、前記往復移動の往路及び復路のうちの一方において前記インクジェットヘッドをワイプし、他方において前記インクジェットヘッドから離隔して位置する
ことを特徴とするワイパ機構。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
往路方向の下流側端部まで移動した状態の前記第1ワイパに直接的又は間接的に接触する第1接触部分と、
復路方向の下流側端部まで移動した状態の前記第1ワイパに直接的又は間接的に接触する第2接触部分とを更に備え、
前記第1接触部分及び前記第2接触部分のうちの一方は、前記第1ワイパに直接的又は間接的に接触することによって、当該第1ワイパを、前記インクジェットヘッドから離隔する位置に移動させ、他方は、前記第1ワイパに直接的又は間接的に接触することによって、当該第1ワイパを、前記インクジェットヘッドをワイプする位置に移動させる
ことを特徴とする請求項1記載のワイパ機構。
【請求項3】
前記第1ワイパは、前記往路において前記ノズル列を含む前記ヘッド面をワイプし、
前記第2ワイパは、少なくとも前記復路において前記インクジェットヘッドのうち前記ノズル列から離隔した領域をワイプする
ことを特徴とする請求項1又は2記載のワイパ機構。
【請求項4】
前記第1ワイパ及び前記第2ワイパのうち少なくとも一方は、前記往復移動の方向に直交する幅方向における前記インクジェットヘッドの両端側に位置し前記ヘッド面に交差する方向に延びる1本ずつ以上のスリットを先端に有する
ことを特徴とする請求項1記載のワイパ機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェットヘッドをワイプするワイパ機構に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、インクジェットヘッドのノズル列が設けられたヘッド面(例えば底面)をワイプするワイパ機構を備えるインクジェット印刷装置が知られている。このようなインクジェット印刷装置に関して、往復移動するインクジェットヘッドがA方向に移動するときに、ワイパブレードがインクジェットヘッドのノズル面と非接触状態となり、インクジェットヘッドがB方向に移動するときに、ワイパブレードがノズル面を摺接するクリーニング装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-202891号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、インクジェットヘッドのヘッド面のゴミ等を除去するために、ノズル列からインク(洗浄液)をパージし、ワイパによってヘッド面を払拭することでクリーニングが行なわれる。
【0005】
ヘッド面のクリーニング時には、ヘッド面のコーティングの耐久性の劣化や、除去したゴミ等の再付着を防ぐために、上述のクリーニング装置のように1方向のみでワイピングが行われるのが一般的である。
【0006】
このような1方向でのワイピングでは、主にヘッドの側面及びワイパの進行方向出口(下流)側にパージインクが押し出されることで、インクがヘッドのノズル面以外の周辺部材(例えばマスクプレート)に残留してしまう。このようなインクの残留は、特に、ノズル面と周辺部材との段差部分や周辺部材の表面に生じやすく、インクが集まりやすい。残留したインクがヘッド表面で液滴として残ることで、この液滴が、搬送される用紙に触れたり印刷物(用紙)に落ちたりする。これにより、印刷品質を落とすことがたびたび起こる。したがって、単一のワイパを1方向に移動させるだけでは、インクが残留するのを抑制することができない。
【0007】
本発明の目的は、インクジェットヘッドの劣化を防ぎながら、ワイプ後のインクジェットヘッドにインクが残留するのを抑制することができるワイパ機構を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
1つの態様では、ワイパ機構は、インクジェットヘッドをワイプする第1ワイパ及び第2ワイパと、前記第1ワイパ及び前記第2ワイパを、前記インクジェットヘッドのノズル列が設けられたヘッド面に平行に往復移動させるワイパ駆動部とを備え、前記第1ワイパは、前記往復移動の往路及び復路のうちの一方において前記インクジェットヘッドをワイプし、他方において前記インクジェットヘッドから離隔して位置する。
【発明の効果】
【0009】
前記態様によれば、インクジェットヘッドの劣化を防ぎながら、ワイプ後のインクジェットヘッドにインクが残留するのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施の形態におけるインクジェット印刷装置の内部構造を示す正面図である。
一実施の形態におけるインクジェット印刷装置の主要な制御構成を示す図である。
一実施の形態に係る、ワイプ位置にあるワイパ機構を示す正面図である。
一実施の形態に係るワイパ機構を示す平面図である。
一実施の形態に係る、往路方向に移動中のワイパユニットを示す斜視図である。
一実施の形態に係る、復路方向に移動中のワイパユニットを示す斜視図である。
一実施の形態における、第1ワイパが直立状態のワイパユニットを示す斜視図(その1)である。
一実施の形態における、第1ワイパが直立状態のワイパユニットを示す斜視図(その2)である。
一実施の形態における、第1ワイパが傾斜状態のワイパユニットを示す斜視図(その1)である。
図9のX-X断面を示す斜視図である。
一実施の形態における、第1ワイパが傾斜状態のワイパユニットを示す斜視図(その2)である。
一実施の形態における第1ワイパ及び第2ワイパのワイプ動作を説明するための右側面図である。
一実施の形態の変形例における第1ワイパを示す背面図である。
一実施の形態の変形例における第2ワイパを示す正面図である。
一実施の形態の変形例における第2ワイパによるワイプ動作を説明するための正面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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