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公開番号2024080432
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022193616
出願日2022-12-02
発明の名称液体吐出ヘッドおよびそれを備える液体吐出装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240606BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】接着固定に伴う液体吐出ヘッドの位置ずれの課題を改善し、液体を吐出する吐出口面の垂直方向の位置と水平方向に関する吐出口面の位置を、簡単に精度よく調整できる液体吐出ヘッドを提供する。
【解決手段】液体吐出装置に当接する位置決め部材を液体部材に組付けるために、前記位置決め部材と前記液体吐出部材の位置を調整するための調整手段と前記位置決め部材と前記液体吐出部材を連結固定するための固定手段とを有し、連結固定することで、液体吐出装置に設置される液体吐出ヘッドの吐出口の位置と基準位置を高精度に位置決め可能である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出する液体吐出ヘッドであって、
液体を吐出する吐出口が形成された吐出口面と、
前記吐出口から液体を吐出するためのエネルギーを発生する記録素子と、
を備えた記録素子基板を有する液体吐出部材と、
前記液体吐出部材に連結固定された位置決め部材と、
前記位置決め部材と前記液体吐出部材の位置を調整するための調整手段と、
前記位置決め部材と前記液体吐出部材を連結固定するための固定手段と、
を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記調整手段は、前記位置決め部材1つに対し、3つ以上を有していることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記固定手段は、前記調整手段同士を結んだ線で形成される多角形の辺または内側に配することを特徴とする請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記固定手段は、前記調整手段同士を結んだ線で形成される多角形の略重心位置に配することを特徴とする請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記位置決め部材が、前記液体吐出部材の長手方向両端部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
前記位置決め部材は、前記吐出口面と同方向面に凹部、溝部及び平面部の位置決め部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
前記凹部は、円柱形状、円錐形状、円錐台形状、三角錐形状または三角錐台形状をなすことを特徴とする請求項6に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
前記溝部の断面形状は、V字形状、台形形状であることを特徴とする請求項6に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項9】
前記調整手段は、前記位置決め部材と前記液体吐出部材との液体吐出方向距離を調整することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項10】
前記液体吐出ヘッドは、フルライン型液体吐出ヘッドであることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液体を吐出する液体吐出ヘッド及びそれを備える液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
液体を吐出する液体吐出ヘッドとして代表的なインクジェット記録ヘッド(以下、「記録ヘッド」とも称する)をインクジェット記録装置(以下、「記録装置」とも称する)に対して装着する際には、その取り付けの位置決め精度が求められる。そのため、記録ヘッドには、紙などの被記録媒体を搬送する搬送方向(X方向)、被記録媒体の面に沿い、且つ搬送方向に直交する方向(Y方向)、被記録媒体の面に垂直な方向(Z方向)に関して、記録装置に対する位置決めを行う位置決め部が設けられている。Z方向は液体吐出方向と平行である。
【0003】
従来の記録ヘッドにおいては、それぞれの位置決め部に対してインクを吐出する吐出口の位置があらかじめ決められた精度内に収まるように、インク吐出部材と位置決め部材の位置合わせを行い、接着剤で固定する方法をとっていた。また、特許文献1に記載のように、治具へ固定された位置決め部材へ、記録ヘッドを位置決め部材へ仮固定し、その状態でXY方向の移動により位置調整が行われ、位置決め部材と記録ヘッドをUV接着剤で固定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-31606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
背景技術に記載したように、位置決め部材を記録ヘッドに接着剤を用いて固定する場合は、硬化に伴う接着剤の収縮や、熱硬化接着剤を用いた場合の加熱に伴う部材の収縮などで、位置決めをした後に位置ずれが起きる虞がある。特に、複雑な形状の部材や大きな部材、重量が比較的大きい部材を高精度で短時間に位置決め固定することは難しい。
【0006】
また、位置決め部材を記録ヘッドに接着剤を用いて固定した記録ヘッドは、記録ヘッドを記録装置に搭載した際に位置決め部材へかかる外力が、接着剤へ伝わり変形やはがれ等が起きやすい。そのため、位置決め部材を記録ヘッドに接着剤で固定し、位置決めを行った後であっても、位置ズレが起きる虞がある。
【0007】
特に、フルライン型の記録ヘッドの場合、記録ヘッドが細長く、大きいため、記録ヘッドを記録装置に精度よく位置決めし、動かないように固定するためには、大きな力で固定する必要がある。そのため、接着剤の変形や接着剤のはがれ等による位置変化がより生じやすくなり、記録ヘッドの位置ずれが生じる虞が高まる。
【0008】
そこで、本開示は、接着固定に伴う液体吐出ヘッドの位置ずれの課題を改善し、位置決め部材の位置を、液体を吐出する吐出口面に水平方向(XY方向)と垂直方向(Z方向)を精度よく調整できる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
液体を吐出する液体吐出ヘッドであって、液体を吐出する吐出口が形成された吐出口面と、前記吐出口から液体を吐出するためのエネルギーを発生する複数の記録素子と、を備えた記録素子基板を有する液体吐出部材と、 前記液体吐出ヘッドが液体吐出装置に装着された際に、前記液体吐出ヘッドと液体吐出装置の水平方向と垂直方向の位置決め部となる位置決め部材と、を有し、前記位置決め部材と前記液体吐出部材の位置を調整するための調整ねじと、前記位置決め部材と前記液体吐出部材を連結固定するための固定ねじと、を有し、前記調整ねじと前記固定ねじにより、前記位置決め部材の位置を調整可能であることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【発明の効果】
【0010】
接着固定に伴う液体吐出ヘッドの位置ずれの課題を改善し、位置決め部材の位置を、液体を吐出する吐出口面に水平方向(XY方向)と垂直方向(Z方向)を精度よく調整できる技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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