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公開番号2024079276
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022192127
出願日2022-11-30
発明の名称車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人航栄事務所
主分類B60L 58/19 20190101AFI20240604BHJP(車両一般)
要約【課題】バッテリを保護しつつ、緊急時にも走行可能な車両を提供する。
【解決手段】三相モータ3と、バッテリ2と、三相モータ3及びバッテリ2を制御する制御部10と、を備える車両100であって、バッテリ2は、第1蓄電部21と、第2蓄電部22と、第1蓄電部21と第2蓄電部22を直列に接続する第1コンタクタS/C_Aと、第1蓄電部21と第2蓄電部22を並列に接続する第2コンタクタS/C_B及び第3コンタクタS/C_Cと、第2コンタクタS/C_Bと直列に配置される第1ヒューズF1と、第3コンタクタS/C_Cと直列に配置される第2ヒューズF2と、を備える。制御部10は、第1蓄電部21と第2蓄電部22とが直列接続され第1電圧で充電可能な第1電圧状態と、第1蓄電部21と第2蓄電部22とが並列接続され第2電圧で充電可能な第2電圧状態と、を切り替え可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
駆動源と、前記駆動源に電力を供給するバッテリと、前記駆動源及び前記バッテリを制御する制御部と、を備える車両であって、
前記バッテリは、
第1蓄電部と、
第2蓄電部と、
前記第1蓄電部の正極側端子と前記第2蓄電部の正極側端子とを並列に接続する正極側ノードと、
前記第1蓄電部の負極側端子と前記第2蓄電部の負極側端子とを並列に接続する負極側ノードと、
前記第1蓄電部の負極側端子と前記第2蓄電部の正極側端子とを接続する連結回路と、
前記連結回路に設けられる第1コンタクタと、
前記第2蓄電部の正極側端子と前記連結回路とを接続する第1接続部と前記正極側ノードとの間に設けられる第2コンタクタ及び第1ヒューズと、
前記第1蓄電部の負極側端子と前記連結回路とを接続する第2接続部と前記負極側ノードとの間に設けられる第3コンタクタ及び第2ヒューズと、を備え、
前記制御部は、
前記第1コンタクタをオン状態、前記第2コンタクタ及び前記第3コンタクタをオフ状態として前記第1蓄電部と前記第2蓄電部とが直列接続され第1電圧で充電可能な第1電圧状態と、
前記第1コンタクタをオフ状態、前記第2コンタクタ及び前記第3コンタクタをオン状態として前記第1蓄電部と前記第2蓄電部とが並列接続され第2電圧で充電可能な第2電圧状態と、を切り替え可能である、車両。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
駆動源と、前記駆動源に電力を供給するバッテリと、前記駆動源及び前記バッテリを制御する制御部と、を備える車両であって、
前記バッテリは、
第1蓄電部と、
第2蓄電部と、
前記第1蓄電部の正極側端子と前記第2蓄電部の正極側端子とを並列に接続する正極側ノードと、
前記第1蓄電部の負極側端子と前記第2蓄電部の負極側端子とを並列に接続する負極側ノードと、
前記第1蓄電部の負極側端子と前記第2蓄電部の正極側端子とを接続する連結回路と、
前記連結回路に設けられる第1コンタクタ及びヒューズと、
前記第2蓄電部の正極側端子と前記連結回路とを接続する第1接続部と前記正極側ノードとの間に設けられる第2コンタクタと、
前記第1蓄電部の負極側端子と前記連結回路とを接続する第2接続部と前記負極側ノードとの間に設けられる第3コンタクタと、を備え、
前記制御部は、
前記第1コンタクタをオン状態、前記第2コンタクタ及び前記第3コンタクタをオフ状態として前記第1蓄電部と前記第2蓄電部とが直列接続され第1電圧で充電可能な第1電圧状態と、
前記第1コンタクタをオフ状態、前記第2コンタクタ及び前記第3コンタクタをオン状態として前記第1蓄電部と前記第2蓄電部とが並列接続され第2電圧で充電可能な第2電圧状態と、を切り替え可能である、車両。
【請求項3】
請求項1に記載の車両であって、
前記制御部は、
前記第1ヒューズ及び前記第2ヒューズの少なくとも一方が溶断したとき、前記第1電圧状態で前記駆動源を駆動する、車両。
【請求項4】
請求項2に記載の車両であって、
前記制御部は、
前記ヒューズが溶断したとき、前記第2電圧状態で前記駆動源を駆動する、車両。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の車両であって、
前記制御部は、
前記第1コンタクタがオフ状態で固着したとき、
前記第2電圧状態で前記駆動源を駆動する、車両。
【請求項6】
請求項1から4のいずれか1項に記載の車両であって、
前記制御部は、
前記第2コンタクタ又は前記第3コンタクタがオフ状態で固着したとき、
前記第1電圧状態で前記駆動源を駆動する、車両。
【請求項7】
請求項1から4のいずれか1項に記載の車両であって、
前記第1コンタクタがオン状態で固着したとき、
前記第1電圧状態で前記駆動源を駆動する、車両。
【請求項8】
請求項1から4のいずれか1項に記載の車両であって、
前記第2コンタクタ又は前記第3コンタクタがオン状態で固着したとき、
前記第2電圧状態で前記駆動源を駆動する、車両。
【請求項9】
請求項1から4のいずれか1項に記載の車両であって、
前記駆動源は、3相のコイルが中性点で接続され、前記バッテリから供給される電力で駆動する三相モータであり、
前記バッテリと前記三相モータとの電力伝達経路上には、インバータが設けられ、
前記インバータと前記バッテリとの電力伝達経路上に位置する接続部には、直流給電回路が接続され、
正極側の前記直流給電回路は、前記中性点に接続される分岐回路を有する、車両。
【請求項10】
請求項9に記載の車両であって、
前記バッテリ及び外部電源からの直流電力で駆動可能な補機と、
前記インバータと前記接続部との電力伝達経路上に接続され、前記補機に電力を供給する補機駆動回路と、を備え、
前記補機は、前記第1電圧で動作する、車両。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する二次電池を搭載するモビリティにおける充給電に関する研究開発が行われている。
【0003】
二次電池を搭載するモビリティにおける充給電に関し、充電スタンド等の充電設備には400V級対応及び800V級対応の2種類が存在する。モビリティが400V級対応の充電設備にしか対応していない場合、800V級対応の充電設備では、800V級対応の充電設備の急速充電性能を享受することができない。
【0004】
モビリティが400V級対応及び800V級対応の充電設備に対応している場合、一般的に、400V級対応の充電設備で充電する際に電圧変換器で800Vに昇圧して充電するか、800V級対応の充電設備で充電する際に電圧変換器で400Vに降圧して充電する。しかしながら、充電時に充電用の電圧変換器を通すと効率が悪化してしまう。
【0005】
これに対し、バッテリモジュールの接続方式を切り替えることで、充電用の電圧変換器を用いずに、400V級対応の充電設備においても、800V級対応の充電設備においても充電可能なモビリティも知られている(例えば、特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-080474号公報
特開2020-150618号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このようなモビリティにおいて、充電時や切替時等において、内部短絡等によりバッテリに過電流が流れる場合がある。バッテリに過電流が流れた場合であっても、バッテリを保護しつつ、自宅やディーラー、修理工場まで走行を可能に構成されることが好ましい。
【0008】
本発明は、バッテリを保護しつつ、緊急時にも走行可能な車両を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の車両は、
駆動源と、前記駆動源に電力を供給するバッテリと、前記駆動源及び前記バッテリを制御する制御部と、を備える車両であって、
前記バッテリは、
第1蓄電部と、
第2蓄電部と、
前記第1蓄電部の正極側端子と前記第2蓄電部の正極側端子とを並列に接続する正極側ノードと、
前記第1蓄電部の負極側端子と前記第2蓄電部の負極側端子とを並列に接続する負極側ノードと、
前記第1蓄電部の負極側端子と前記第2蓄電部の正極側端子とを接続する連結回路と、
前記連結回路に設けられる第1コンタクタと、
前記第2蓄電部の正極側端子と前記連結回路とを接続する第1接続部と前記正極側ノードとの間に設けられる第2コンタクタ及び第1ヒューズと、
前記第1蓄電部の負極側端子と前記連結回路とを接続する第2接続部と前記負極側ノードとの間に設けられる第3コンタクタ及び第2ヒューズと、を備え、
前記制御部は、
前記第1コンタクタをオン状態、前記第2コンタクタ及び前記第3コンタクタをオフ状態として前記第1蓄電部と前記第2蓄電部とが直列接続され第1電圧で充電可能な第1電圧状態と、
前記第1コンタクタをオフ状態、前記第2コンタクタ及び前記第3コンタクタをオン状態として前記第1蓄電部と前記第2蓄電部とが並列接続され第2電圧で充電可能な第2電圧状態と、を切り替え可能である。
【0010】
また、本発明の車両は、
駆動源と、前記駆動源に電力を供給するバッテリと、前記駆動源及び前記バッテリを制御する制御部と、を備える車両であって、
前記バッテリは、
第1蓄電部と、
第2蓄電部と、
前記第1蓄電部の正極側端子と前記第2蓄電部の正極側端子とを並列に接続する正極側ノードと、
前記第1蓄電部の負極側端子と前記第2蓄電部の負極側端子とを並列に接続する負極側ノードと、
前記第1蓄電部の負極側端子と前記第2蓄電部の正極側端子とを接続する連結回路と、
前記連結回路に設けられる第1コンタクタ及びヒューズと、
前記第2蓄電部の正極側端子と前記連結回路とを接続する第1接続部と前記正極側ノードとの間に設けられる第2コンタクタと、
前記第1蓄電部の負極側端子と前記連結回路とを接続する第2接続部と前記負極側ノードとの間に設けられる第3コンタクタと、を備え、
前記制御部は、
前記第1コンタクタをオン状態、前記第2コンタクタ及び前記第3コンタクタをオフ状態として前記第1蓄電部と前記第2蓄電部とが直列接続され第1電圧で充電可能な第1電圧状態と、
前記第1コンタクタをオフ状態、前記第2コンタクタ及び前記第3コンタクタをオン状態として前記第1蓄電部と前記第2蓄電部とが並列接続され第2電圧で充電可能な第2電圧状態と、を切り替え可能である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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