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公開番号2024077352
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-07
出願番号2022189405
出願日2022-11-28
発明の名称鞍乗り型車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類B62J 23/00 20060101AFI20240531BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】排風口の外観への影響を抑えつつ、走行風を適切に排出し易くすること。
【解決手段】メータ(31)を囲うメータカバー(25)と、前記メータカバー(25)が取り付けられるフロントカバー(23)とを備える鞍乗り型車両において、前記メータカバー(25)の後部(25R)は、前記フロントカバー(23)との間に、後方に開口するスリット(41)を含む隙間(43S)を空けて、前記フロントカバー(23)に対して後方に離間し、かつ前記フロントカバー(23)と前後方向で重なる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
メータ(31)を囲うメータカバー(25)と、前記メータカバー(25)が取り付けられるフロントカバー(23)とを備える鞍乗り型車両において、
前記メータカバー(25)の後部(25R)は、前記フロントカバー(23)との間に、後方に開口するスリット(41)を含む隙間(43S)を空けて、前記フロントカバー(23)に対して後方に離間し、かつ前記フロントカバー(23)と前後方向で重なる
鞍乗り型車両。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記スリット(41)は、前記メータカバー(25)の後部(25R)から側部(25S)の範囲に渡って前記メータカバー(25)と前記フロントカバー(23)との間を連続して開口する
請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項3】
前記メータカバー(25)の側部(25S)は、前記フロントカバー(23)に対して車幅方向外側に離間し、かつ前記フロントカバー(23)と車幅方向で重なる
請求項2に記載の鞍乗り型車両。
【請求項4】
前記フロントカバー(23)は、前記メータ(31)を露出させ、かつ前記メータカバー(25)で覆われる開口部(24K)を有し、
前記開口部(24K)の縁部(24W)には、前記メータカバー(25)が連結される連結部(24R1~24R3)が間隔を空けて設けられ、
前記連結部(24R1~24R3)の間、かつ、前記メータカバー(25)との間に、前記スリット(41)につながる隙間(42S,43S)が設けられる
請求項3に記載の鞍乗り型車両。
【請求項5】
前記メータ(31)の下方に、前記メータカバー(25)で囲まれる手動操作部(33)を有し、
前記手動操作部(33)の下縁と前記メータカバー(25)との間の隙間(43)は、前記手動操作部(33)の上縁と前記メータカバー(25)との間の隙間(44)よりも広く開口して、前記スリット(41)と異なる位置の他の排風口として機能する
請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項6】
前記メータ(31)の下方に、前記メータカバー(25)で囲まれる手動操作部(33)を有し、
前記手動操作部(33)の下縁と前記メータカバー(25)との間の隙間(43)は、前記手動操作部(33)の上縁と前記メータカバー(25)との間の隙間(44)よりも広く開口して、前記スリット(41)と異なる位置の他の排風口として機能し、
前記スリット(41)は、車体側面視で、前記メータカバー(25)の後部(25R)から、前記他の排風口となる隙間(44)と幅方向で重なる位置まで連続する
請求項2に記載の鞍乗り型車両。
【請求項7】
前記メータ(31)の前方に、前方からの光の一部を遮光する庇部(23H)を有し、
前記庇部(23H)の下面に、上方に凹む凹み部(23J)を有する
請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項8】
前記フロントカバー(23)は、ヘッドライト(27)を囲うヘッドライトカバー(24)を有し、
前記ヘッドライト(27)の外周部と前記ヘッドライトカバー(24)との間に、走行風導入口として機能する前方開口部(27K)を有し、
前記前方開口部(27K)と前後方向に重なる範囲に、少なくとも前記メータカバー(25)の後部(25R)の前記スリット(41)を有する
請求項1から7のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
【請求項9】
前記フロントカバー(23)は、ヘッドライト(27)を囲うヘッドライトカバー(24)を有し、
前記ヘッドライト(27)の外周部と前記ヘッドライトカバー(24)との間に、走行風導入口として機能する前方開口部(27K)を有し、
前記前方開口部(27K)と前後方向に重なる範囲に前記スリット(41)を有し、前記前方開口部(27K)と前記スリット(41)との間に前記庇部(23H)を有する
請求項7に記載の鞍乗り型車両。
【請求項10】
前記フロントカバー(23)の前面部(24F)は、前方から走行風を前記前方開口部(27K)にガイドする傾斜断面形状を有する
請求項9に記載の鞍乗り型車両。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗り型車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
自動二輪車等の鞍乗り型車両には、メータを囲うメータカバーと、メータカバーが取り付けられるハンドルカバーとを備えた構成が広く採用されている。この種の鞍乗り型車両には、フロントカウルの前面に導風口を設け、メータカバーの周囲に、多数の整流板を有する複数の排風口を設けた構成が知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-284073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の構成は、排風口が目立つ外観となり、かつ、大型の排風口を配置するスペースが必要になるため、例えば小型車両には採用し難い。仮に、排風口の外観への影響を抑えるために排風口を小さくした場合、十分な排風量が得られないおそれが生じる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、排風口の外観への影響を抑えつつ、走行風を適切に排出し易くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
メータを囲うメータカバーと、前記メータカバーが取り付けられるフロントカバーとを備える鞍乗り型車両において、前記メータカバーの後部は、前記フロントカバーとの間に、後方に開口するスリットを含む隙間を空けて、前記フロントカバーに対して後方に離間し、かつ前記フロントカバーと前後方向で重なる鞍乗り型車両を提供する。
【発明の効果】
【0006】
排風口の外観への影響を抑えつつ、走行風を適切に排出し易くなる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の前部の側面図である。
鞍乗り型車両の前部を斜め上方から示す図である。
ヘッドライトを周辺構成と共に前方から示す図である。
メータカバーを取り外した状態のハンドルカバーをメータと共に上方から示す図である。
メータカバーを裏側から示す図である。
鞍乗り型車両の前部を左斜め後方から示す斜視図である。
スリットを車体左側方から周辺構成と共に示す図である。
図6のA-A断面を示す図である。
図6のB-B断面を示す図である。
フロントカバーを後方から示す図である。
フロントカバーを前方から示す図である。
フロントカバーを周辺構成と共に左側方から示す図から示す図である。
メータ下方の操作スイッチを周辺構成と共に後方から示す図である。
図13のC-C断面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
【0009】
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の前部の側面図である。図2は、鞍乗り型車両10の前部を斜め上方(運転者の視線位置に相当)から示す図である。図2及び後述する各図の符号CTは、車幅中央(車幅中心とも言う)を示している。
図1に示すように、鞍乗り型車両10は、車体フレームに回動自在に支持されるステアリングシャフト21を備える。ステアリングシャフト21は、車体フレームの前部を構成するヘッドパイプに挿通され、車幅中央位置で後上方に向けて傾斜し、前輪と一体に左右に回動する。ステアリングシャフト21の上部には操舵用のハンドル22が取り付けられている。
【0010】
鞍乗り型車両10の前部は、車体カバーの一部を構成するフロントカバー23で覆われる。フロントカバー23は、ハンドル22周辺を覆うハンドルカバー24と、ハンドルカバー24に取り付けられるメータカバー25と、ハンドルカバー24よりも下方に設けられるレッグシールド26とを備えている。
図1及び図2に示すように、ハンドル22の左右中央かつ前方には、ヘッドライト27が配置される。ヘッドライト27の高さは、ハンドル22の高さと略同じである。ハンドル22の左右両端には、乗員が把持する左右一対の把持部22Aが設けられ、各把持部22Aの前方にはブレーキ操作用の操作レバー28が設けられる。左右の把持部22Aの車幅方向内側には、左右一対のミラー29の基端部29Aが取り付けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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