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公開番号2024077105
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-07
出願番号2022188950
出願日2022-11-28
発明の名称車両用収納構造
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類B60R 5/04 20060101AFI20240531BHJP(車両一般)
要約【課題】仕切り壁で仕切りつつ、収容スペースをより大きくすることができる車両用収納構造を提供する。
【解決手段】車両用収納構造Sに、荷室床面の凹みからなる床凹部S1に配置されるトランクボックスS2を備え、トランクボックスS2は、上面が開口する箱形状を有する複数の収納スペース1と、隣接する収納スペース1の間を仕切る前後仕切り壁41(仕切り壁)と、を備え、前後仕切り壁41は、隣接する収納スペース1の第1収納スペース10(一側収納スペース)を形成する第1前壁11(一側壁部)と、隣接する収納スペース1の第2収納スペース20(他側収納スペース)を形成する第2後壁22(他側壁部)と、第1前壁11の上縁と第2後壁22の上縁とを繋ぐ前後仕切り頂面42(仕切り頂面)と、で断面略コ字形状を有し、第2後壁22は、壁面を貫通する切欠き26を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
荷室床面の凹みからなる床凹部に配置されるトランクボックスを備え、
該トランクボックスは、
上面が開口する箱形状を有する複数の収納スペースと、
隣接する該収納スペースの間を仕切る仕切り壁と、
を備え、
該仕切り壁は、
隣接する該収納スペースの一側収納スペースを形成する一側壁部と、
隣接する該収納スペースの他側収納スペースを形成する他側壁部と、
該一側壁部の上縁と該他側壁部の上縁とを繋ぐ仕切り頂面と、
で断面略コ字形状を有し、
該他側壁部は、
壁面を貫通する切欠きを備える
ことを特徴とする車両用収納構造。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記他側収納スペースは、その幅寸法が、前記一側収納スペースの幅寸法よりも小さく設定された
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用収納構造。
【請求項3】
前記一側収納スペースの幅方向に沿って、複数の前記他側収納スペースが間隔を空けて配置された
ことを特徴とする請求項2に記載の車両用収納構造。
【請求項4】
前記他側収納スペースは、
前記一側収納スペースの幅方向端部に配置された
ことを特徴とする請求項3に記載の車両用収納構造。
【請求項5】
前記他側壁部は、
壁面から突出しつつ、断面略コ字形状を有する壁補強部を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用収納構造。
【請求項6】
前記一側壁部は、
前記他側壁部の前記切欠きと対向する面に、上下方向に沿って延在するリブを備える
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用収納構造。
【請求項7】
前記仕切り頂面は、
前記切欠きの上方に位置する部位が、前記トランクボックスの上縁部よりも低い位置に配置された
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用収納構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車室の内外に設定される車両用収納構造に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
車室内外の床面に開口する凹部に、収納スペースとしてのトランクボックスを設置し、限られた車内空間を有効に活用することが従来から行われている。
たとえば、特許文献1では、設置されるトランクボックスが、樹脂材を射出成形することで構成されている。
そして、トランクボックスの収容部を複数に区切るために、仕切り壁が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-088318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、仕切り壁を設ける際には、特許文献1のような中実形態とする他に、断面略コ字形状の中空形態とすることが考えられる。
中実の仕切り壁の場合には、金型に抜き勾配を設定しなければならないため、仕切り壁は収容部底側の厚さが、先端側よりも厚くしなければならない。
また、中空の仕切り壁の場合には、仕切り壁の厚さを均一にすることができるものの、金型について、抜き勾配の他に、仕切り壁の中空部分を形成する金型の部位の強度を確保するために、ある程度の厚みを設定する必要がある。
このように、仕切り壁を設ける場合には、収容部の容積が必要以上に小さくなってしまうという問題を抱えている。
【0005】
本発明は、前述の点に鑑みてなされたものであり、仕切り壁で仕切りつつ、収容スペースをより大きくすることができる車両用収納構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の目的を達成するために、本発明に係る車両用収納構造は、荷室床面の凹みからなる床凹部に配置されるトランクボックスを備え、該トランクボックスは、上面が開口する箱形状を有する複数の収納スペースと、隣接する該収納スペースの間を仕切る仕切り壁と、を備え、該仕切り壁は、隣接する該収納スペースの一側収納スペースを形成する一側壁部と、隣接する該収納スペースの他側収納スペースを形成する他側壁部と、該一側壁部の上縁と該他側壁部の上縁とを繋ぐ仕切り頂面と、で断面略コ字形状を有し、該他側壁部は、壁面を貫通する切欠きを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、仕切り壁で仕切りつつ、収容スペースをより大きくすることができる車両用収納構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態のトランクボックスを示す平面図である。
本実施形態のトランクボックスを示す斜視図である。
図1のIII-III線に沿った車両用収納構造の断面図である。
図1のIII-III線に沿ったトランクボックスの断面図である。
図1のV-V線に沿ったトランクボックスの断面図である。
図1のVI-VI線に沿ったトランクボックスの断面図である。
図2のVII-VII線に沿ったトランクボックスの断面図である。
図2のVIII部を示す要部拡大図である。
図3のIX部を示す要部拡大図である。
トランクボックスを形成する金型を示す断面図で、射出成形前の上型が下型に重なった状態を示している。
トランクボックスを形成する金型を示す断面図で、射出成形後の上型が下型から離れた状態を示している。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態について、図1~図11を参照して詳細に説明する。
なお、説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
また、以下の説明において、「前」、「後」については、特別に断らない限り、「車両前方」、および「車両後方」を指すものとする。
さらに、「内側」、「外側」については、特別に断らない限り、「車幅方向の内側」、および「車幅方向の外側」を指すものとする。
【0010】
本実施形態の車両用収納構造Sは、床凹部S1、トランクボックスS2、カバー蓋S3で構成されている(図1~図3参照)。
床凹部S1は、車両後方、および車両前方に位置する荷室空間の床部に形成されている。
床凹部S1は、床面に開口する有底の凹みで構成されている。
床凹部S1内にトランクボックスS2が組み込まれるとともに、トランクボックスS2を覆うようにカバー蓋S3が配置されている。
そして、カバー蓋S3が、荷室空間の平坦な床面を形成している。
(【0011】以降は省略されています)

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