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公開番号
2024074679
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-31
出願番号
2022185998
出願日
2022-11-21
発明の名称
人力駆動車用の制御装置
出願人
株式会社シマノ
代理人
個人
,
個人
主分類
B62M
6/45 20100101AFI20240524BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】人力駆動車の加速度を好適に利用できる、人力駆動車用の制御装置を提供する。
【解決手段】人力駆動車用の制御装置であって、人力駆動車は、前記人力駆動車に対してライダが行う所定操作に相関する第1パラメータを検出する操作検出部、および、サスペンションを含み、前記操作検出部は、加速度センサを含み、前記加速度センサは、前記人力駆動車のうちの前記サスペンションの動作部分よりも前記人力駆動車の車輪軸に近い部分、および、前記車輪軸の少なくとも1つに設けられ、前記第1パラメータは、前記人力駆動車の前後方向の加速度を含み、制御部を備え、前記制御部は、前記前後方向の加速度に基づいて、前記所定操作を判定するように構成され、前記所定操作は、前記人力駆動車のハンドルバーを前記ライダが押す第1操作、および、前記ハンドルバーを前記ライダが引く第2操作の少なくとも1つを含む。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
人力駆動車用の制御装置であって、
人力駆動車は、前記人力駆動車に対してライダが行う所定操作に相関する第1パラメータを検出する操作検出部、および、サスペンションを含み、
前記操作検出部は、加速度センサを含み、
前記加速度センサは、前記人力駆動車のうちの前記サスペンションの動作部分よりも前記人力駆動車の車輪軸に近い部分、および、前記車輪軸の少なくとも1つに設けられ、
前記第1パラメータは、前記人力駆動車の前後方向の加速度を含み、
制御部を備え、
前記制御部は、前記前後方向の加速度に基づいて、前記所定操作を判定するように構成され、
前記所定操作は、前記人力駆動車のハンドルバーを前記ライダが押す第1操作、および、前記ハンドルバーを前記ライダが引く第2操作の少なくとも1つを含む、制御装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
記憶部をさらに備え、
前記制御部は、前記記憶部に前記第1パラメータを記憶させるように構成される、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記人力駆動車は、前記人力駆動車が走行する走行路の地形に相関する第2パラメータを検出する地形検出部をさらに含み、
前記地形検出部は、前記人力駆動車のうちの前記サスペンションの動作部分よりも前記車輪軸に近い部分、および、前記車輪軸の少なくとも1つに設けられ、
前記制御部は、前記第1パラメータ、および、前記第2パラメータに基づいて、前記所定操作と前記地形とを関連させた第1情報を作成するように構成される、請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記地形検出部は、第1加速度センサを含み、
前記第2パラメータは、前記人力駆動車の上下方向の加速度を含み、
前記制御部は、前記上下方向の加速度に基づいて、前記走行路の凹凸を判定するように構成される、請求項3に記載の制御装置。
【請求項5】
前記地形検出部は、第2加速度センサを含み、
前記第2パラメータは、前記人力駆動車の左右方向の加速度を含み、
前記制御部は、前記左右方向の加速度に基づいて、前記走行路のカーブを判定するように構成される、請求項3または4に記載の制御装置。
【請求項6】
人力駆動車用の制御装置であって、
前記人力駆動車は、前記人力駆動車が走行する走行路の地形に相関する第2パラメータを検出する地形検出部、および、サスペンションを含み、
前記地形検出部は、第1加速度センサを含み、
前記第1加速度センサは、前記人力駆動車のうちの前記サスペンションの動作部分よりも前記人力駆動車の車輪軸に近い部分、および、前記車輪軸の少なくとも1つに設けられ、
前記第2パラメータは、前記人力駆動車の上下方向の加速度を含み、
制御部と、
記憶部と、を備え、
前記制御部は、
前記上下方向の加速度に基づいて、前記走行路の凹凸を判定するように構成され、
前記記憶部に判定した前記走行路の凹凸に関する判定の結果を記憶させるように構成される、制御装置。
【請求項7】
人力駆動車用の制御装置であって、
前記人力駆動車は、前記人力駆動車が走行する走行路の地形に相関する第2パラメータを検出する地形検出部、および、サスペンションを含み、
前記地形検出部は、第2加速度センサを含み、
前記第2加速度センサは、前記人力駆動車のうちの前記サスペンションの動作部分よりも前記人力駆動車の車輪軸に近い部分、および、前記車輪軸の少なくとも1つに設けられ、
前記第2パラメータは、前記人力駆動車の左右方向の加速度を含み、
制御部を備え、
前記制御部は、前記左右方向の加速度に基づいて、前記走行路のカーブを判定するように構成される、制御装置。
【請求項8】
記憶部をさらに備え、
前記制御部は、前記記憶部に前記走行路のカーブに関する判定の結果を記憶させるように構成される、請求項7に記載の制御装置。
【請求項9】
前記人力駆動車は、前記人力駆動車に対してライダが行う所定操作に相関する第1パラメータを検出する操作検出部をさらに含み、
前記所定操作は、前記人力駆動車のハンドルバーを前記ライダが押す第1操作、および、前記ハンドルバーを前記ライダが引く第2操作の少なくとも1つを含む、請求項6から8のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項10】
前記操作検出部は、前記人力駆動車の加速度を検出する加速度センサを含み、
前記第1パラメータは、前記人力駆動車の加速度を含む、請求項9に記載の制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、人力駆動車用の制御装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示される人力駆動車は、人力駆動車の加速度を検出する加速度センサを含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-43322号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の加速度センサは、人力駆動車のピッチ角度を補正するために利用されているが、それ以外については利用されていない。
本開示の目的の1つは、加速度を好適に利用できる、人力駆動車用の制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1側面に従う制御装置は、人力駆動車用の制御装置であって、人力駆動車は、前記人力駆動車に対してライダが行う所定操作に相関する第1パラメータを検出する操作検出部、および、サスペンションを含み、前記操作検出部は、加速度センサを含み、前記加速度センサは、前記人力駆動車のうちの前記サスペンションの動作部分よりも前記人力駆動車の車輪軸に近い部分、および、前記車輪軸の少なくとも1つに設けられ、前記第1パラメータは、前記人力駆動車の前後方向の加速度を含み、制御部を備え、前記制御部は、前記前後方向の加速度に基づいて、前記所定操作を判定するように構成され、前記所定操作は、前記人力駆動車のハンドルバーを前記ライダが押す第1操作、および、前記ハンドルバーを前記ライダが引く第2操作の少なくとも1つを含む。
第1側面の制御装置によれば、制御部は、操作検出部によって検出される前後方向の加速度に基づいて、人力駆動車のハンドルバーをライダが押す第1操作、および、ハンドルバーをライダが引く第2操作の少なくとも1つを含む所定操作を検出できるため、加速度を好適に利用できる。第1側面の制御装置によれば、加速度センサは、人力駆動車のうちのサスペンションの動作部分よりも人力駆動車の車輪軸に近い部分、および、車輪軸の少なくとも1つに設けられるため、加速度センサは、加速度を好適に検出できる。
【0006】
本開示の第1側面に従う第2側面の制御装置において、記憶部をさらに備え、前記制御部は、前記記憶部に前記第1パラメータを記憶させるように構成される。
第2側面の制御装置によれば、記憶部に記憶される前後方向の加速度を所定操作の判定に利用できる。
【0007】
本開示の第1または第2側面のいずれか1つに従う第3側面の制御装置において、前記人力駆動車は、前記人力駆動車が走行する走行路の地形に相関する第2パラメータを検出する地形検出部をさらに含み、前記地形検出部は、前記人力駆動車のうちの前記サスペンションの動作部分よりも前記車輪軸に近い部分、および、前記車輪軸の少なくとも1つに設けられ、前記制御部は、前記第1パラメータ、および、前記第2パラメータに基づいて、前記所定操作と前記地形とを関連させた第1情報を作成するように構成される。
第3側面の制御装置によれば、制御部は、第1パラメータ、および、第2パラメータに基づいて、所定操作と、走行路の地形とを関連させた第1情報を作成するため、ユーザは、走行路の地形に合わせて行われた所定操作の確認に第1情報を利用できる。第3側面の制御装置によれば、地形検出部は、人力駆動車のうちのサスペンションの動作部分よりも人力駆動車の車輪軸に近い部分、および、車輪軸の少なくとも1つに設けられるため、地形検出部は、第2パラメータを好適に検出できる。
【0008】
本開示の第3側面に従う第4側面の制御装置において、前記地形検出部は、第1加速度センサを含み、前記第2パラメータは、前記人力駆動車の上下方向の加速度を含み、前記制御部は、前記上下方向の加速度に基づいて、前記走行路の凹凸を判定するように構成される。
第4側面の制御装置によれば、制御部は、第1加速度センサによって検出される上下方向の加速度に基づいて、走行路の凹凸を判定できる。
【0009】
本開示の第3または第4側面のいずれか1つに従う第5側面の制御装置において、前記地形検出部は、第2加速度センサを含み、前記第2パラメータは、前記人力駆動車の左右方向の加速度を含み、前記制御部は、前記左右方向の加速度に基づいて、前記走行路のカーブを判定するように構成される。
第5側面の制御装置によれば、制御部は、第2加速度センサによって検出される左右方向の加速度に基づいて、走行路のカーブを判定できる。
【0010】
本開示の第6側面に従う制御装置は、人力駆動車用の制御装置であって、前記人力駆動車は、前記人力駆動車が走行する走行路の地形に相関する第2パラメータを検出する地形検出部、および、サスペンションを含み、前記地形検出部は、第1加速度センサを含み、前記第1加速度センサは、前記人力駆動車のうちの前記サスペンションの動作部分よりも前記人力駆動車の車輪軸に近い部分、および、前記車輪軸の少なくとも1つに設けられ、前記第2パラメータは、前記人力駆動車の上下方向の加速度を含み、制御部と、記憶部と、を備え、前記制御部は、前記上下方向の加速度に基づいて、前記走行路の凹凸を判定するように構成され、前記記憶部に判定した前記走行路の凹凸に関する判定の結果を記憶させるように構成される。
第6側面の制御装置によれば、制御部は、第1加速度センサによって検出される上下方向の加速度に基づいて、走行路の凹凸を判定できるため、制御部は加速度を好適に利用できる。第6側面の制御装置によれば、第1加速度センサは、人力駆動車のうちのサスペンションの動作部分よりも人力駆動車の車輪軸に近い部分、および、車輪軸の少なくとも1つに設けられるため、第1加速度センサは、第2パラメータを好適に検出できる。
(【0011】以降は省略されています)
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