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公開番号2024074646
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-31
出願番号2022185940
出願日2022-11-21
発明の名称インキつぼ
出願人寿原株式会社
代理人個人,個人
主分類B41F 31/02 20060101AFI20240524BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】インキ溜めに貯留するインキの色を変更する際の作業効率を向上できるインキつぼを提供する。
【解決手段】インキつぼ13は、つぼローラ14と、つぼローラ14の軸方向に離れて内面15a同士が対向する一対の側壁部15と、つぼローラ14に近い側である前端側の方がつぼローラ14から遠い側である後端側よりも鉛直下方となる前下がり勾配の姿勢で一対の側壁部15の間に位置する底壁部17と、を備え、つぼローラ14の外周面14aと側壁部15の各内面15aと底壁部17の上面17aとで、インキ38を貯留可能にしたインキ溜め39が囲んで形成される。インキつぼ13は、側壁部15が装着される装着部16をさらに備える。側壁部15は、合成樹脂によって構成され、且つ装着部16に対して着脱自在に装着されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
つぼローラと、前記つぼローラの軸方向に離れて内面同士が対向する一対の側壁部と、前記つぼローラに近い側である前端側の方が前記つぼローラから遠い側である後端側よりも鉛直下方となる前下がり勾配の姿勢で一対の前記側壁部の間に位置する底壁部と、を備え、前記つぼローラの外周面と前記側壁部の各内面と前記底壁部の上面とで、インキを貯留可能にしたインキ溜めが囲んで形成されるインキつぼであって、
前記側壁部が装着される装着部を備え、
前記側壁部は、合成樹脂によって構成され、且つ前記装着部に対して着脱自在に装着されていることを特徴とするインキつぼ。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記装着部は、前記側壁部を前記つぼローラの外周面に押し付ける付勢部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のインキつぼ。
【請求項3】
前記装着部は、前記側壁部が装着された際に、前記側壁部を下側から支持する下側支持部と、前記側壁部を上側から支持する上側支持部とを備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインキつぼ。
【請求項4】
前記側壁部は、可撓性を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインキつぼ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、オフセット印刷機等の印刷機において印刷用のインキを供給するインキつぼに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種のインキつぼとして、例えば特許文献1に示すものが知られている。こうしたインキつぼは、外周面が鋼鉄製のつぼローラと、つぼローラの軸方向で対向する一対の側壁部と、当該両側壁部間でつぼローラが位置する側に前下がり勾配をなす底壁部とを備えている。そして、つぼローラの外周面と一対の側壁部の各内側面と両側壁部間に位置する底壁部の上面とで印刷用のインキを貯留可能としたインキ溜めを囲んで形成している。
【0003】
インキ溜めにインキを貯留すると、当該インキが側壁部の各内面に付着する。しかし、底壁部の上面は、例えば樹脂フィルムで覆うことで、インキが直接付着しない。そして、インキ溜めに貯留するインキの色を変更する場合には、インキ溜めに貯留した変更前の古いインキを完全に除去する必要がある。この際、樹脂フィルムを新しいものに交換すれば、大半の古いインキは除去されるが、側壁部の各内面に付着した古いインキまでは除去されない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-37693号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このため、側壁部の各内面に付着した古いインキは、洗浄剤などを用いて完全に除去する必要がある。しかし、側壁部は、通常、金属製であってボルトなどによって高い位置精度で固定されているため、容易に取り外すことができない。この結果、側壁部の各内面に付着した古いインキの除去作業に手間がかかり、ひいてはインキ溜めに貯留したインキの交換作業に手間がかかるという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記課題を解決するためのインキつぼの各態様を記載する。
[態様1]つぼローラと、前記つぼローラの軸方向に離れて内面同士が対向する一対の側壁部と、前記つぼローラに近い側である前端側の方が前記つぼローラから遠い側である後端側よりも鉛直下方となる前下がり勾配の姿勢で一対の前記側壁部の間に位置する底壁部と、を備え、前記つぼローラの外周面と前記側壁部の各内面と前記底壁部の上面とで、前記インキを貯留可能にしたインキ溜めが囲んで形成されるインキつぼであって、前記側壁部が装着される装着部を備え、前記側壁部は、合成樹脂によって構成され、且つ前記装着部に対して着脱自在に装着されていることを特徴とするインキつぼ。
【0007】
通常、インキ溜めにインキを貯留すると、当該インキは側壁部の各内面に付着する。そして、インキ溜めに貯留するインキの色を変更する場合には、インキ溜めに貯留した変更前の古いインキを完全に除去する必要がある。この際、側壁部の各内面に付着した古いインキも洗浄剤などを用いて完全に除去する必要があるため、インキ溜めに貯留するインキの交換作業に手間がかかってしまう。
【0008】
この点、上記構成によれば、側壁部が金属に比べて軽い合成樹脂によって構成されている上に、側壁部が装着部に対して着脱自在に装着されている。このため、側壁部を容易に交換することができる。したがって、インキ溜めに貯留するインキの色を変更する場合には、側壁部を新しいものと丸ごと交換することで、側壁部の洗浄作業が不要となる。よって、インキ溜めに貯留するインキの色を変更する際の作業効率を向上できる。
【0009】
[態様2]前記装着部は、前記側壁部を前記つぼローラの外周面に押し付ける付勢部を備えていることを特徴とする[態様1]に記載のインキつぼ。
上記構成によれば、付勢部によって側壁部がつぼローラの外周面に押し付けられるので、側壁部とつぼローラの外周面との間に隙間ができることを抑制できる。したがって、インキ溜めに貯留したインキが側壁部とつぼローラの外周面との間から漏れ出すことを抑制できる。
【0010】
[態様3]前記装着部は、前記側壁部が装着された際に、前記側壁部を下側から支持する下側支持部と、前記側壁部を上側から支持する上側支持部とを備えていることを特徴とする[態様1]または[態様2]に記載のインキつぼ。
(【0011】以降は省略されています)

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