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公開番号2024073931
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022184922
出願日2022-11-18
発明の名称コンバイン
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類A01D 67/00 20060101AFI20240523BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】コンバインの走行時において、後部カバーのバタつきを抑制することができるコンバインを提供する。
【解決手段】穀粒タンク7の後下部に接続されて穀粒タンク7に貯留された穀粒を排出する縦搬送装置と、穀粒タンク7の横外側壁22の後縁部に沿って上下に長く形成され、縦搬送装置の横外側方を覆う後部カバー40と、が備えられ、横外側壁22と後部カバー40とが面状に連なっており、後部カバー40は、縦向き軸芯Y2周りで揺動して、縦搬送装置を横外側方から覆う第一状態と縦搬送装置の横外側方を開放する第二状態とに切替可能なように、ヒンジ41を介して穀粒タンク7の後部に支持され、後部カバー40を第一状態にロックするロック機構Kと、後部カバー40が第一状態のときのみに後部カバー40のうちのヒンジ41よりも上下方向における遊端部側部分を保持する保持機構と、が備えられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
穀粒を貯留する穀粒タンクと、
前記穀粒タンクの後方において上下方向に沿って延ばされるとともに前記穀粒タンクの後下部に接続されて前記穀粒タンクに貯留された穀粒を排出する縦搬送装置と、
前記穀粒タンクの横外側壁の後縁部に沿って上下に長く形成され、前記縦搬送装置の横外側方を覆う後部カバーと、が備えられ、
前記横外側壁と前記後部カバーとが面状に連なっており、
前記後部カバーは、縦向き軸芯周りで揺動して、前記縦搬送装置を横外側方から覆う第一状態と前記縦搬送装置の横外側方を開放する第二状態とに切替可能なように、ヒンジを介して前記穀粒タンクの後部に支持され、
前記後部カバーを前記第一状態にロックするロック機構と、前記後部カバーが前記第一状態のときのみに前記後部カバーのうちの前記ヒンジよりも上下方向における遊端部側部分を保持する保持機構と、が備えられているコンバイン。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記保持機構に、前記穀粒タンクに設けられた第一部と、前記後部カバーに設けられた第二部と、が備えられ、
前記第二部は、前記後部カバーの開き動作によって前記第一部から離れるとともに前記後部カバーの閉じ動作によって前記第一部に近づき、かつ、前記後部カバーが前記第一状態のときに前記第一部に接触している請求項1に記載のコンバイン。
【請求項3】
前記後部カバーは弾性変形可能であり、
前記第一部と前記第二部とは、前記後部カバーが前記第一状態になる前に当接し、
前記第一部と前記第二部とが当接した後の前記後部カバーの前記第一状態への閉じ動作によって前記後部カバーが弾性変形し、前記後部カバーが前記第一状態となったとき、前記後部カバーの弾性復元力によって前記第二部が前記第一部に押し付けられている請求項2に記載のコンバイン。
【請求項4】
前記第二部は弾性変形可能であり、
前記第一部と前記第二部とは、前記後部カバーが前記第一状態になる前に当接し、
前記第一部と前記第二部とが当接した後の前記後部カバーの前記第一状態への閉じ動作によって前記第二部が弾性変形し、前記後部カバーが前記第一状態となったとき、前記第二部の弾性復元力によって前記第二部が前記第一部に押し付けられている請求項2に記載のコンバイン。
【請求項5】
前記穀粒タンクに、前記穀粒タンクの下部に形成され、徐々に左右幅が狭まる下窄まり部と、前記下窄まり部の横外側方を覆う下部カバーと、が備えられ、
前記下部カバーは、前記下窄まり部を横外側方から覆う閉状態と、前記下窄まり部の横外側方を開放する開状態とに、切替可能であり、
前記後部カバーは、前記穀粒タンクの横外側壁の後縁部と前記下部カバーの後縁部とに沿って上下に長く形成され、
前記横外側壁と前記下部カバーと前記後部カバーとが面状に連なっており、
前記保持機構は、前記後部カバーが前記第一状態のときに前記後部カバーのうちの前記下部カバーの後方に位置する部分を保持する請求項1から4の何れか一項に記載のコンバイン。
【請求項6】
前記保持機構に、前記下部カバーに設けられた第一部と、前記後部カバーに設けられた第二部と、が備えられ、
前記第二部は、前記後部カバーの開き動作によって前記第一部から離れるとともに前記後部カバーの閉じ動作によって前記第一部に近づき、かつ、前記後部カバーが前記第一状態のときに前記第一部に接触している請求項5に記載のコンバイン。
【請求項7】
前記第二部は、前記後部カバーが前記第一状態のときに前記第一部に対して機体横内側から接触しており、前記後部カバーの前記第一状態からの開き動作によって前記第一部に対して機体横内側に離れ、
前記後部カバーが前記第一状態のときに、前記下部カバーを前記閉状態と前記開状態とに状態変更可能である請求項6に記載のコンバイン。
【請求項8】
前記後部カバーは、前記穀粒タンクの横外側壁の後方に位置する上側部分と前記下部カバーの後方に位置する下側部分とが一体の一体成型物である請求項5に記載のコンバイン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、収穫物を貯留する穀粒タンクを備えるコンバインに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
上記のようなコンバインとして、例えば、特許文献1に記載のものが既に知られている。この従来のコンバインは、穀粒タンクの後方に設けられ、穀粒タンクに貯留された穀粒を排出する縦搬送装置(特許文献1では「縦向き搬送装置」)と、縦搬送装置を横外側方から覆う後部カバーとが備えられている。後部カバーは、穀粒タンクの横外側壁(特許文献1では「側壁」)と穀粒タンクの下側部部分を覆う下部カバーとの後縁部に沿うように、上下に長く形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-000075号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来のコンバインでは、例えば後部カバーのうちのヒンジよりも下側部分等、ヒンジから離れた箇所は保持されていない構成となっていた。そのため、コンバインの走行に伴う振動によって、後部カバーの下側部分がバタつき、騒音が生じていた。
【0005】
本発明の目的は、コンバインの走行時において、後部カバーのバタつきを抑制することができるコンバインを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のコンバインは、穀粒を貯留する穀粒タンクと、前記穀粒タンクの後方において上下方向に沿って延ばされるとともに前記穀粒タンクの後下部に接続されて前記穀粒タンクに貯留された穀粒を排出する縦搬送装置と、前記穀粒タンクの横外側壁の後縁部に沿って上下に長く形成され、前記縦搬送装置の横外側方を覆う後部カバーと、が備えられ、前記横外側壁と前記後部カバーとが面状に連なっており、前記後部カバーは、縦向き軸芯周りで揺動して、前記縦搬送装置を横外側方から覆う第一状態と前記縦搬送装置の横外側方を開放する第二状態とに切替可能なように、ヒンジを介して前記穀粒タンクの後部に支持され、前記後部カバーを前記第一状態にロックするロック機構と、前記後部カバーが前記第一状態のときのみに前記後部カバーのうちの前記ヒンジよりも上下方向における遊端部側部分を保持する保持機構と、が備えられている。
【0007】
コンバインの走行時には、後部カバーは縦搬送装置を横外側方から覆う第一状態となっている。本発明によれば、後部カバーが第一状態のとき、保持機構により、後部カバーのうちバタつきが発生し易い部分、つまり、後部カバーのうちヒンジが設けられていないヒンジよりも上下方向における遊端部側部分が保持される。その結果、コンバインの走行時において、後部カバーのバタつきを抑制することが可能となる。
【0008】
本発明においては、前記保持機構に、前記穀粒タンクに設けられた第一部と、前記後部カバーに設けられた第二部と、が備えられ、前記第二部は、前記後部カバーの開き動作によって前記第一部から離れるとともに前記後部カバーの閉じ動作によって前記第一部に近づき、かつ、前記後部カバーが前記第一状態のときに前記第一部に接触していると好適である。
【0009】
この構成によれば、第一部と第二部とが後部カバーが第一状態となったときに接触するという簡易な構成で、保持機構を実現することが可能となる。
【0010】
本発明においては、前記後部カバーは弾性変形可能であり、前記第一部と前記第二部とは、前記後部カバーが前記第一状態になる前に当接し、前記第一部と前記第二部とが当接した後の前記後部カバーの前記第一状態への閉じ動作によって前記後部カバーが弾性変形し、前記後部カバーが前記第一状態となったとき、前記後部カバーの弾性復元力によって前記第二部が前記第一部に押し付けられていると好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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