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公開番号2024073882
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022184846
出願日2022-11-18
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類B60C 19/00 20060101AFI20240523BHJP(車両一般)
要約【課題】タイヤの高速走行時の氷上グリップ性能の向上を図ること。
【解決手段】トレッド部を備えたタイヤであって、トレッド部は、トレッド面を構成する第一層と、第一層のタイヤ半径方向内側に隣接する第二層を有し、第一層および第二層が、それぞれゴム成分および再生カーボンブラックを含有するゴム組成物により構成され、第一層を構成するゴム組成物のゴム成分100質量部に対する再生カーボンブラックの含有量をC(質量部)、第二層を構成するゴム組成物のゴム成分100質量部に対する再生カーボンブラック量をB(質量部)としたとき、B/Cが1.0以下である、タイヤ。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド部を備えたタイヤであって、
前記トレッド部は、トレッド面を構成する第一層と、前記第一層のタイヤ半径方向内側に隣接する第二層を有し、
前記第一層および前記第二層が、それぞれゴム成分および再生カーボンブラックを含有するゴム組成物により構成され、
前記第一層を構成するゴム組成物のゴム成分100質量部に対する前記再生カーボンブラックの含有量をC(質量部)、前記第二層を構成するゴム組成物のゴム成分100質量部に対する前記再生カーボンブラック量をB(質量部)としたとき、B/Cが1.0以下である、タイヤ。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記第二層を構成するゴム組成物の70℃における複素弾性率(MPa)(70℃E*2)に対する、前記第一層を構成するゴム組成物70℃における複素弾性率(MPa)(70℃E*1)の比(70℃E*1/70℃E*2)が0.70以下である、請求項1記載のタイヤ。
【請求項3】
前記第二層を構成するゴム組成物の100%モジュラスが、前記第一層を構成するゴム組成物の100%モジュラスよりも大きい、請求項1記載のタイヤ。
【請求項4】
前記第一層の厚みをt1(mm)、前記第二層の厚みをt2(mm)としたとき、t1とt2の和に対するt1の比(t1/(t1+t2))が0.80以下である、請求項1記載のタイヤ。
【請求項5】
前記第一層の厚みをt1(mm)、前記第二層の厚みをt2(mm)としたとき、C(質量部)と、t1とt2の和に対するt1の比(t1/(t1+t2))との積(C×t1/(t1+t2))が20.0以下である、請求項1記載のタイヤ。
【請求項6】
前記トレッド部が、タイヤ周方向に連続して延びる1以上の周方向溝を有し、前記周方向溝の最深部の溝深さH(mm)とC(質量部)の積(H×C)が200以下である、請求項1記載のタイヤ。
【請求項7】
前記トレッド部が、タイヤ周方向もしくはタイヤ幅方向に傾斜した溝を有し、C(質量部)に対する前記タイヤ周方向もしくはタイヤ幅方向に傾斜した溝の最大幅L(mm)の比(L/C)が0.30以上である、請求項1記載のタイヤ。
【請求項8】
前記第二層を構成するゴム組成物の70℃におけるtanδ(70℃tanδ2)が、0.02超0.20未満である、請求項1記載のタイヤ。
【請求項9】
前記第一層を構成するゴム組成物のショア硬度(Hs)が55超80未満である、請求項1記載のタイヤ。
【請求項10】
前記第一層を構成するゴム組成物のゴム成分中のイソプレン系ゴムの含有量をI(質量%)としたとき、Cに対するIの比(I/C)が1.20以上である、請求項1記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
タイヤは路面に力を伝える唯一の自動車部品であり、氷上路面においても滑ることなくブレーキ性能を高めることが望まれる。
【0003】
特許文献1には、トレッド接地面を構成するゴム層に卵殻粉等を配合してひっかき効果を得ることで、氷上路面でのブレーキ性能を高める手法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-167410号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ドライバーが視認しにくい氷(ブラックアイスバーン)の上を走行する際のブレーキ性能については更なる向上が求められている。また、自動車道の整備や車両性能の向上などにより、高速走行を行うことが珍しくなくなった昨今においては、ブラックアイスバーン上を高速で走行することも想定される。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みて、タイヤの高速走行時の氷上グリップ性能の向上を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下のタイヤに関する。
トレッド部を備えたタイヤであって、
前記トレッド部は、トレッド面を構成する第一層と、前記第一層のタイヤ半径方向内側に隣接する第二層を有し、
前記第一層および前記第二層が、それぞれゴム成分および再生カーボンブラックを含有するゴム組成物により構成され、
前記第一層を構成するゴム組成物のゴム成分100質量部に対する前記再生カーボンブラックの含有量をC(質量部)、前記第二層を構成するゴム組成物のゴム成分100質量部に対する前記再生カーボンブラック量をB(質量部)としたとき、B/Cが1.0以下である、タイヤ。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、タイヤの高速走行時の氷上グリップ性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
タイヤのトレッド部のタイヤ回転軸を通る断面が示された図面である。
本発明の一実施形態に係るタイヤのトレッド部を平面に押し付けたときの接地面の模式図である。
本発明の他の実施形態に係るタイヤのトレッド部を平面に押し付けたときの接地面の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施形態であるタイヤは、トレッド部を備えたタイヤであって、前記トレッド部は、トレッド面を構成する第一層と、前記第一層のタイヤ半径方向内側に隣接する第二層を有し、前記第一層および前記第二層が、それぞれゴム成分および再生カーボンブラックを含有するゴム組成物により構成され、前記第一層を構成するゴム組成物のゴム成分100質量部に対する前記再生カーボンブラックの含有量をC(質量部)、前記第二層を構成するゴム組成物のゴム成分100質量部に対する前記再生カーボンブラック量をB(質量部)としたとき、B/Cが1.0以下である、タイヤである。
(【0011】以降は省略されています)

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