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公開番号2024071255
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022182100
出願日2022-11-14
発明の名称ハイブリッド車
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B60W 10/06 20060101AFI20240517BHJP(車両一般)
要約【課題】エアクリーナの下流側の吸気管内での凍結を防止する。
【解決手段】ハイブリッド車は、エンジンと、エンジンからの動力を用いて発電可能な第1モータと、走行用の動力を出力可能な第2モータと、エンジンと第1モータと第2モータとを制御する制御装置とを備える。制御装置は、外気温が所定温度未満で車速が所定車速以上で吸気圧が所定圧以上のときには、前記エンジンの動作点を非過給領域に変更する。これにより、ブローバイガスが逆流してエアクリーナの下流側の吸気管内に流入するのを抑止し、吸気管内に流入したブローバイガスに含まれる水蒸気が吸気管内で凍結するのを防止することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
過給機を有するエンジンと、前記エンジンからの動力を用いて発電可能な第1モータと、走行用の動力を出力可能な第2モータと、前記第1モータおよび前記第2モータと電力をやりとり可能なバッテリと、前記エンジンと前記第1モータと前記第2モータとを制御する制御装置と、を備えるハイブリッド車であって、
前記制御装置は、
前記エンジンの冷却水温が第1所定水温以上に至ったときには前記エンジンの動作点をパワーを保持した状態で目標動作点から高回転低トルク側の高温時動作点に変更し、
前記高温時動作点で前記エンジンを運転している最中に前記過給機により過給された吸入空気の温度が第2所定温度以上に至ったときには前記エンジンの動作点をパワーを保持した状態で前記エンジンの回転数が前記目標動作点より大きく且つ前記高温時動作点より小さい中間動作点に変更する、
ことを特徴とするハイブリッド車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイブリッド車に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の技術としては、モータの冷却用のオイルをラジエータにより冷却された冷却水で冷却する水冷オイルクーラーを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-118628号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
過給機を有するエンジンを搭載するハイブリッド車では、過給機より下流の吸気管に取り付けられたインタークーラーの冷却系のラジエータをエンジンの冷却系のラジエータの前方に配置する場合が多い。バイブリッド自動車において、外気温が高く、牽引しながら連続する登坂路を走行すると、エンジンの冷却水温が高くなる場合が生じる。この場合、エンジン出力の低下を抑止するために、エンジンの動作点を出力パワーを保持した状態で高回転低トルク側の動作点に変更することも考えられる。しかし、過給された吸気管内の空気の温度が上昇し、インタークーラーの冷却水の温度も上昇するため、インタークーラーの冷却系のラジエータ内の温度が高くなり、その後方に配置されたエンジンの冷却系のラジエータ内の温度も高くなり、エンジンの冷却系の冷却性能が低下してしまう。
【0005】
本発明のハイブリッド車は、エンジンの冷却水温が高くなったときにより適正に対処することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のハイブリッド車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本発明のハイブリッド車は、過給機を有するエンジンと、前記エンジンからの動力を用いて発電可能な第1モータと、走行用の動力を出力可能な第2モータと、前記第1モータおよび前記第2モータと電力をやりとり可能なバッテリと、前記エンジンと前記第1モータと前記第2モータとを制御する制御装置と、を備えるハイブリッド車であって、
前記制御装置は、前記エンジンの冷却水温が第1所定水温以上に至ったときには前記エンジンの動作点をパワーを保持した状態で目標動作点から高回転低トルク側の高温時動作点に変更し、前記高温時動作点で前記エンジンを運転している最中に前記過給機により過給された吸入空気の温度が第2所定温度以上に至ったときには前記エンジンの動作点をパワーを保持した状態で前記エンジンの回転数が前記目標動作点より大きく且つ前記高温時動作点より小さい中間動作点に変更する、ことを特徴とする。
【0008】
本発明のバイブリッド車では、エンジンの冷却水温が第1所定水温以上に至ったときにはエンジンの動作点をパワーを保持した状態で目標動作点から高回転低トルク側の高温時動作点に変更する。これにより、エンジンからのパワーを保持しながら冷却系の機械式ポンプの回転数を上昇させて冷却水温の低下を促すことができる。この高温時動作点でエンジンを運転している最中に過給機により過給された吸入空気の温度が第2所定温度以上に至ったときにはエンジンの動作点をパワーを保持した状態でエンジンの回転数が目標動作点より大きく且つ高温時動作点より小さい中間動作点に変更する。これにより、エンジンの回転数を低下して過給機により過給された吸入空気の温度の上昇を抑制することができる。これらの結果、エンジンの冷却水温が高くなったときにより適正に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態のハイブリッド車20の構成の概略を示す構成図。
エンジン動作点変更処理の一例を示すフローチャートである。
エンジン22の動作点の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本発明の実施形態について説明する。図1は実施形態のハイブリッド車20の構成の概略を示す構成図である。実施形態のハイブリッド車20は、図示するように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、バッテリ50と、ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)70とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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