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公開番号2024059592
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2023178550
出願日2023-10-17
発明の名称自動車用密閉固定窓モジュール
出願人ハッチンソン シーリング システムズ, インク.
代理人弁理士法人広江アソシエイツ特許事務所
主分類B60J 1/10 20060101AFI20240423BHJP(車両一般)
要約【課題】本発明は、固定窓モジュールの美観を高める解決策を提供する。
【解決手段】自動車用密閉固定窓モジュールは、固定窓ガラス14と、可動窓ガラス12によって支えられるガイド手段を受容するように構成された縦溝を画定し、固定窓ガラス内装表面と面する外壁を有する、第1分割ポスト形材と、前記第1分割ポスト形材を前記固定窓ガラスに固定するオーバーモールド材とを含み、前記オーバーモールド材は、前記分割ポスト外壁と前記固定窓ガラス内装表面との間で延在する第1オーバーモールド処理部分と、前記側壁と前記内装表面との間で延在する第2オーバーモールド処理部分とを含み、前記第1オーバーモールド処理部分は、前記第1オーバーモールド処理部分の主要部分に沿って一定の第1厚さを有し、前記第2オーバーモールド処理部分は、前記第2部分の主要部分に沿って一定の第2厚さを有する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
自動車用密閉固定窓モジュールであって、
外装表面と、内装表面と、前記外装表面と前記内装表面との間で延在する周縁部とを有する、固定窓ガラスと、
前記周縁部の少なくとも一部に沿って延在する少なくとも1つの分割ポストであって、前記分割ポストは、断面がU字形であり、外壁と、内壁と、前記外壁と前記内壁とを接続する側壁とを有する第1縦断形材を含み、前記第1形材は、可動窓ガラスによって支えられるガイド手段を受容するように構成された縦溝を画定し、前記外壁は前記内装表面に面している、少なくとも1つの分割ポストと、
前記第1形材を前記固定窓ガラスに固定するオーバーモールド材とを含み、前記オーバーモールド材は、前記外壁と前記内装表面との間で延在する第1部分と、前記側壁と前記内装表面との間で延在する第2部分とを含み、前記第1部分及び前記第2部分は、互いに接続されており、前記第1部分は、前記第1部分の主要部分に沿って一定の第1厚さE1を有し、前記第2部分は、側壁と前記内装表面との間で延在し、前記内装表面に対して傾斜している主要部分を含む外面を有し、
前記第2部分は、前記第2部分の主要部分に沿って一定の第2厚さE2を有する、密閉固定窓モジュール。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記側壁は、前記内装表面に平行な第1表面と、前記内装表面に対して傾斜した第2表面とを含む歯を備え、前記第1部分は、前記第1表面と前記内装表面との間で延在し、前記第2部分は、前記第2表面と前記内装表面との間で延在する、請求項1に記載の密閉固定窓モジュール。
【請求項3】
前記第1表面は平面であり、前記第2表面は平面、凹面又は凸面である、請求項2に記載の密閉固定窓モジュール。
【請求項4】
前記第2表面は、主として前記外側表面に平行であるか、又はこの第2表面が凹面又は凸面である場合に一定のずれを提供する、請求項2に記載の密閉固定窓モジュール。
【請求項5】
前記第1表面及び第2表面は、断面がV字形である、請求項2に記載の密閉固定窓モジュール。
【請求項6】
前記歯は、角度が20°~85°、好ましくは50°~70°を含む先端部を有する、請求項2に記載の密閉固定窓モジュール。
【請求項7】
前記オーバーモールド材はV字形である、請求項1に記載の密閉固定窓モジュール。
【請求項8】
0,8.E1≦E2≦1,2.E1であり、E1及びE2はそれぞれ、前記第1厚さ及び第2厚さである、請求項1に記載の密閉固定窓モジュール(10)。
【請求項9】
前記外壁は、前記側壁と対向する長手方向端を含み、前記長手方向端は、前記外壁に対して垂直であり、且つ、前記周縁部に当接する突出脚を含む、請求項1に記載の密閉固定窓モジュール。
【請求項10】
前記突出脚は、前記可動窓ガラスの周縁部に当接するように構成された第1シーリングリップを備える、請求項9に記載の密閉固定窓モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、全般に、自動車用密閉固定窓モジュール、並びにかかる自動車に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
多くの自動車では、ドアアセンブリは、可動窓ガラスを支える第1の、例えば、前方窓開口部と、固定、又は定置窓ガラスを支える第2の、例えば、後方開口部とを、備えるように設計されている。当然のことながら、前方窓ガラスは固定され、後方窓ガラスは移動可能であってもよい。従来設計の固定窓は、窓パネル、隣接する可動窓のトラックとして機能するポスト、並びに、様々な構成の成形体、又はトリムピース、あるいは分割ポスト、最も具体的には、インターロッキングチャンネル等を使用して窓モジュールアセンブリへと機械的に取り付けることができる押出成形ヘッダ/Bピラー・トリム・ピースを含む、個別の要素から組み立てることができる。
【0003】
幾つかの先行技術の設計における分割ポストは、既製の弾力性のあるバンドの性質を持つ物品を含む。このような設計では、窓はトリムバンドのチャネルに挿入され、弾性的に窓ガラスに係合するが、しっかりと係合しないことが多い。従来の設計は、水漏れ、車外からの騒音(風切り音)又は車内からの騒音、よく見られる装着感、及び仕上げの問題等、個々の構成部品から組み立てられていることによる、多くの欠陥を抱えている。さらに、個々の構成部品が複数の供給業者によって製造されている場合は特に、こうしたモジュールの組み立ては困難であることが多い。
【0004】
射出成形技術を使って窓周辺をポリマーで封入することにより、窓ガラスを囲むトリム又はポストの一部を製造するオーバーモールディング工程を使用することにより、従来の設計の問題点の幾つかが克服される。本質的には、窓ガラスは、窓ガラスの縁で円周トリムを生成するように構成されている型穴に配置される。型穴には、分割ポスト形材、及びヘッダ形材も配置される。場合によっては、追加のマージンシール押出加工体を型穴に追加することができる。接着を促進し、成形物品に遮水シールを形成するために、射出成形トリムが接着する窓ガラスの縁を洗浄し、下塗り処理をする。次に金型を閉じ、材料を注入して窓ガラスの縁を密閉し、所望のトリム形状を形成する。
【0005】
図1は、自動車の隣接する窓ガラス1、2の断面図である。窓ガラス1は固定され、窓ガラス2は可動である。固定窓ガラス1は、外装表面1aと、内装表面1bと、外装表面1aと内装表面1bとの間で延在する周縁部1cとを有する。分割ポスト3が周縁部1cに沿って延在し、そこにオーバーモールド材4によって固定されている。
【0006】
分割ポスト3は、断面がU字形であり、外壁3aと、内壁3bと、外壁3aと内壁3bとを接続する側壁3cとを有する。分割ポスト3は、可動窓ガラス2の一部を受容するように構成された縦溝5を画定する。分割ポスト3の側壁3cは、固定窓ガラス1の周縁部1cに当接し、オーバーモールド材4は、側壁3cと外装表面1aとの間に延在する第1部分4aと、側壁3cと内装表面1bとの間で延在する第2部分4bとを含む。
【0007】
この構成により、内装表面1bと内壁3bとの間に小さなずれOが生じると共に、固定窓ガラス1の両側に限られた量のオーバーモールド材が必要となる。したがって、ヒケによる外観上の問題のリスクは下がる。
【0008】
窓モジュールの外観は、顧客、つまり、自動車のユーザにとって非常に重要である。窓モジュールの外観を向上させる解決策は、自動車の外側に位置し、ユーザから見える仕上げパネルを窓ガラスの外周に設けることである。仕上げパネルは、例えば、窓モジュールに固定される装飾的な金属構成部品である。
【0009】
また、定置窓ガラスの外側を隣接する可動窓ガラスの外側と面一にすることで、窓モジュールの美観を高めることも分かっている。
【0010】
図2は、自動車の隣接する面一の窓ガラス1、2の断面図である。分割ポスト3が周縁部1cに沿って延在し、内装表面1bにオーバーモールド材4によって固定されている。
(【0011】以降は省略されています)

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