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公開番号2024059508
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022167218
出願日2022-10-18
発明の名称四輪駆動車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60K 17/348 20060101AFI20240423BHJP(車両一般)
要約【課題】前後輪の駆動力配分を調整可能な四輪駆動車両における前後輪の何れかへの負荷の偏りを抑制することができる制御装置を提供する。
【解決手段】機械学習によって予め作成された学習モデル58を用い、ドライバ要求がドラビリ優先及び寿命優先の何れであるかを判定し、ドライバ要求が前記寿命優先と判定した場合、前後輪の駆動力配分比を50:50に設定する為、前後輪の一方に負荷が偏ることが抑制される。その結果、前輪駆動ユニット14及び後輪駆動ユニット18の何れかの寿命が短くなることが抑制される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
前後輪の駆動力配分を調整可能な四輪駆動車両の制御装置であって、
複数の駆動力関連値に基づいて前後輪の駆動力配分比を設定する駆動力配分比設定部と、
機械学習によって予め作成された関係を用いて、ドライバ要求がドラビリ優先及び寿命優先の何れであるかを判定するドライバ要求判定部と、を備え、
前記駆動力配分比設定部は、前記ドライバ要求が前記寿命優先と判定された場合、前後輪の駆動力配分比を50:50に設定する
ことを特徴とする四輪駆動車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、前後輪の駆動力配分を調整可能な四輪駆動車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、アクセル開度の今回値と前回値との差が大きいときは、加速性能重視の前後駆動力配分にする一方で、差が小さいときは、電費重視の前後駆動力配分にする電動車両の制御装置について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-15611号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の電動車両では、アクセル開度の今回値と前回値との差が頻繁に大きくなると、前後輪の何れかに負荷が偏ることで、前後輪の何れかの駆動ユニットの寿命が短くなる虞がある。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、前後輪の駆動力配分を調整可能な四輪駆動車両における前後輪の何れかへの負荷の偏りを抑制することができる制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の要旨とするところは、(a)前後輪の駆動力配分を調整可能な四輪駆動車両の制御装置であって、(b)複数の駆動力関連値に基づいて前後輪の駆動力配分比を設定する駆動力配分比設定部と、(c)機械学習によって予め作成された関係を用いて、ドライバ要求がドラビリ優先及び寿命優先の何れであるかを判定するドライバ要求判定部と、を備え、(d)前記駆動力配分比設定部は、前記ドライバ要求が前記寿命優先と判定された場合、前後輪の駆動力配分比を50:50に設定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、機械学習によって予め作成された関係を用い、ドライバ要求がドラビリ優先及び寿命優先の何れであるかを判定し、ドライバ要求が前記寿命優先と判定した場合、前後輪の駆動力配分比を50:50に設定する為、前後輪の一方に負荷が偏ることが抑制される。その結果、前後輪の何れかの駆動ユニットの寿命が短くなることが抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明が適用された電動車両の駆動系統の概略構成を説明する図であって、電子制御装置による制御機能の要部を併せて示した図である。
学習モデルを概念的に示す図である。
図1の電子制御装置の制御機能の要部を説明する為のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
【実施例】
【0010】
図1は、本発明が適用された電動車両10の駆動系統の概略構成を説明する図であり、電子制御装置50による制御機能の要部を併せて示した図である。電動車両10は、例えばカーシェアリング用として使用され、複数の運転者によって使用される。電動車両10は、車両前側に搭載されて左右の前輪12を回転駆動する前輪駆動ユニット14と、車両後側に搭載されて左右の後輪16を回転駆動する後輪駆動ユニット18とを、互いに離間して別々に備えている。従って、電動車両10は、前輪12及び後輪16の駆動力配分を調整可能な四輪駆動車両である。尚、前輪12及び後輪16が、本発明の前後輪に対応する。
(【0011】以降は省略されています)

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