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公開番号2024059429
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022167103
出願日2022-10-18
発明の名称ハイブリッド車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B60W 10/06 20060101AFI20240423BHJP(車両一般)
要約【課題】エンジンの始動時に異音が発生することを抑制したハイブリッド車両の制御装置を提供することを課題とする。
【解決手段】走行動力源であるモータと、カムシャフトの回転に応じて駆動する油圧式のラッシュアジャスタ、及びクランクシャフトの回転に応じて駆動して前記ラッシュアジャスタに潤滑油を供給する機械式のオイルポンプ、を有した走行動力源であるエンジンと、を備えたハイブリッド車両の制御装置において、前記カムシャフトの単位角度毎の回転を検知する検知部と、前記エンジンでの燃焼が停止し前記モータによる走行中に、前記カムシャフトの単位角度毎の前記ラッシュアジャスタからの前記潤滑油の流出量である単位流出量を算出し、前記単位流出量の合計値に基づいて前記ラッシュアジャスタ内での前記潤滑油の残量を算出する算出部と、前記残量に基づいて前記エンジンを強制始動する始動制御部と、を備えたハイブリッド車両の制御装置。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
走行動力源であるモータと、
カムシャフトの回転に応じて駆動する油圧式のラッシュアジャスタ、及びクランクシャフトの回転に応じて駆動して前記ラッシュアジャスタに潤滑油を供給する機械式のオイルポンプ、を有した走行動力源であるエンジンと、
を備えたハイブリッド車両の制御装置において、
前記カムシャフトの単位角度毎の回転を検知する検知部と、
前記エンジンでの燃焼が停止し前記モータによる走行中に、前記カムシャフトの単位角度毎の前記ラッシュアジャスタからの前記潤滑油の流出量である単位流出量を算出し、前記単位流出量の合計値に基づいて前記ラッシュアジャスタ内での前記潤滑油の残量を算出する算出部と、
前記残量に基づいて前記エンジンを強制始動する始動制御部と、を備えたハイブリッド車両の制御装置。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記算出部は、前記単位流出量がゼロ以外に算出される回転位置に前記カムシャフトが位置している時間が短いほど、前記単位流出量を少なく算出する、請求項1のハイブリッド車両の制御装置。
【請求項3】
前記算出部は、前記潤滑油の温度が低いほど前記単位流出量を少なく算出する、請求項1又は2のハイブリッド車両の制御装置。
【請求項4】
前記ハイブリッド車両は、前記モータとは異なる、前記クランクシャフトに連結された別のモータを備え、
前記エンジンは、複数の前記ラッシュアジャスタを有し、
前記算出部は、複数の前記ラッシュアジャスタのそれぞれについて前記残量を算出し、
前記別のモータを駆動することにより、複数の前記残量のうち最小の前記残量に対応した前記ラッシュアジャスタからの前記単位流出量がゼロとして算出される前記回転位置に、前記カムシャフトの位置を調整する調整部を備えた、請求項1又は2のハイブリッド車両の制御装置。
【請求項5】
前記調整部は、複数の前記残量のうち最小の前記残量に対応した前記ラッシュアジャスタからの前記単位流出量がゼロ以外に算出される角度範囲から180度ずれた範囲に最も近い、何れの前記ラッシュアジャスタからの前記単位流出量もゼロと算出される範囲に、前記カムシャフトの位置を調整する、請求項4のハイブリッド車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
エンジン停止中に油圧式のラッシュアジャスタ内の潤滑油が流出し、エンジン始動時に異音が発生するおそれがある。例えば特許文献1では、このようなラッシュアジャスタからの潤滑油の流出を抑制するために、カムシャフトの回転位置を調整することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-198252号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ハイブリッド車両では、エンジンの燃焼が停止した状態でモータによる走行が可能である。モータによる走行中では、路面からの振動やモータとエンジンとの連結状態等により、カムシャフトが回転してラッシュアジャスタから潤滑油が流出するおそれがある。この結果、エンジン始動時に異音が発生するおそれがある。
【0005】
そこで本発明は、エンジンの始動時に異音が発生することを抑制したハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、走行動力源であるモータと、カムシャフトの回転に応じて駆動する油圧式のラッシュアジャスタ、及びクランクシャフトの回転に応じて駆動して前記ラッシュアジャスタに潤滑油を供給する機械式のオイルポンプ、を有した走行動力源であるエンジンと、を備えたハイブリッド車両の制御装置において、前記カムシャフトの単位角度毎の回転を検知する検知部と、前記エンジンでの燃焼が停止し前記モータによる走行中に、前記カムシャフトの単位角度毎の前記ラッシュアジャスタからの前記潤滑油の流出量である単位流出量を算出し、前記単位流出量の合計値に基づいて前記ラッシュアジャスタ内での前記潤滑油の残量を算出する算出部と、前記残量に基づいて前記エンジンを強制始動する始動制御部と、を備えたハイブリッド車両の制御装置によって達成できる。
【0007】
前記算出部は、前記単位流出量がゼロ以外に算出される回転位置に前記カムシャフトが位置している時間が短いほど、前記単位流出量を少なく算出してもよい。
【0008】
前記算出部は、前記潤滑油の温度が低いほど前記単位流出量を少なく算出してもよい。
【0009】
前記ハイブリッド車両は、前記モータとは異なる、前記クランクシャフトに連結された別のモータを備え、前記エンジンは、複数の前記ラッシュアジャスタを有し、前記算出部は、複数の前記ラッシュアジャスタのそれぞれについて前記残量を算出し、前記別のモータを駆動することにより、複数の前記残量のうち最小の前記残量に対応した前記ラッシュアジャスタからの前記単位流出量がゼロとして算出される前記回転位置に、前記カムシャフトの位置を調整する調整部を備えてもよい。
【0010】
前記調整部は、複数の前記残量のうち最小の前記残量に対応した前記ラッシュアジャスタからの前記単位流出量がゼロ以外に算出される角度範囲から180度ずれた範囲に最も近い、何れの前記ラッシュアジャスタからの前記単位流出量もゼロと算出される範囲に、前記カムシャフトの位置を調整してもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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