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公開番号2024058475
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165872
出願日2022-10-14
発明の名称車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60W 10/30 20060101AFI20240418BHJP(車両一般)
要約【課題】高地環境下において動力性能の低下を抑制するとともに車室内の快適性の低下を抑制できる車両の制御装置を提供する。
【解決手段】エンジン12と、エンジン12により回転駆動されて発電する電動機MGと、エアコンディショナ50と、を備える車両10の、電子制御装置90は、エンジン12を動力源に用いたエンジン走行中且つ車両10が所定の高地環境下にある場合において、(a)電動機MGでの発電電力により充電されるメインバッテリ40の充電状態値SOCが判定値SOC_jdg1未満である場合にはエアコンディショナ50を駆動するコンプレッサ用電動機60aの消費電力量Pcmpを所定量Pcmp_lmt未満に制限し、(b)充電状態値SOCが判定値SOC_jdg1よりも低い判定値SOC_jdg2(<SOC_jdg1)未満である場合にはエアコンディショナ50の作動を停止させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと、前記エンジンにより回転駆動されて発電する回転電機と、エアコンディショナと、を備える車両の、制御装置であって、
前記エンジンを動力源に用いた走行中において前記回転電機での発電よりも走行用駆動力の確保が優先され且つ前記車両が所定の高地環境下にある場合において、前記回転電機での発電電力により充電されるバッテリの充電状態値が所定の第1閾値未満である場合には前記エアコンディショナの空調能力を所定量未満に制限し、前記充電状態値が前記第1閾値よりも低い所定の第2閾値未満である場合には前記エアコンディショナの作動を停止させ、前記充電状態値が前記第1閾値以上である場合には前記エアコンディショナの前記空調能力を制限しない
ことを特徴とする車両の制御装置。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記充電状態値が前記第1閾値未満且つ前記第2閾値以上である場合には、前記充電状態値が低くなるのに応じて前記所定量が低く設定される
ことを特徴とする請求項1に記載された車両の制御装置。
【請求項3】
前記バッテリに蓄電された電力を用いた電動コンプレッサの作動により前記エアコンディショナが作動させられる場合、前記空調能力の制限は、前記電動コンプレッサの消費電力量を制限することにより行われる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載された車両の制御装置。
【請求項4】
前記エンジンに連結された機械式コンプレッサの作動により前記エアコンディショナが作動させられる場合、前記空調能力の制限は、前記エンジンに対する前記機械式コンプレッサの駆動負荷を制限することにより行われる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載された車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
エンジンと、そのエンジンにより回転駆動されて発電する回転電機と、エアコンディショナと、を備える車両の、制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
エンジンにより回転駆動されて発電することが可能な回転電機を備える車両において、車両が高地環境下にある場合、エンジンの出力が低下するためバッテリへの充電が確保できないおそれがある。そのような場合、エアコンディショナの作動を停止させる車両の制御装置が知られている。例えば、特許文献1に記載のものがそれである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-175429号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の車両の制御装置では、バッテリの充電状態値に余裕があるにもかかわらずエアコンディショナの作動を停止させる場合がある。そのような場合には、不必要にエアコンディショナが停止させられてしまうことにより、車室内の快適性が損なわれてしまうおそれがある。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、高地環境下において動力性能の低下を抑制するとともに車室内の快適性の低下を抑制できる車両の制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の要旨とするところは、エンジンと、前記エンジンにより回転駆動されて発電する回転電機と、エアコンディショナと、を備える車両の、制御装置であって、前記エンジンを動力源に用いた走行中において前記回転電機での発電よりも走行用駆動力の確保が優先され且つ前記車両が所定の高地環境下にある場合において、(a)前記回転電機での発電電力により充電されるバッテリの充電状態値が所定の第1閾値未満である場合には前記エアコンディショナの空調能力を所定量未満に制限し、(b)前記充電状態値が前記第1閾値よりも低い所定の第2閾値未満である場合には前記エアコンディショナの作動を停止させ、(c)前記充電状態値が前記第1閾値以上である場合には前記エアコンディショナの前記空調能力を制限しないことにある。
【発明の効果】
【0007】
本発明の車両の制御装置によれば、前記エンジンを動力源に用いた走行中において前記回転電機での発電よりも走行用駆動力の確保が優先され且つ前記車両が所定の高地環境下にある場合において、(a)前記回転電機での発電電力により充電されるバッテリの充電状態値が所定の第1閾値未満である場合には前記エアコンディショナの空調能力が所定量未満に制限され、(b)前記充電状態値が前記第1閾値よりも低い所定の第2閾値未満である場合には前記エアコンディショナの作動が停止させられ、(c)前記充電状態値が前記第1閾値以上である場合には前記エアコンディショナの前記空調能力が制限されない。高地環境下において、バッテリの充電状態値に余裕がある場合には、エアコンディショナの空調能力が制限されない。一方、バッテリの充電状態値に余裕がない場合には、エアコンディショナの空調能力が制限又は作動が停止させられる。このように、走行用駆動力が確保されるとともに必要な場合に限ってエアコンディショナの空調能力が制限又は作動が停止させられるので、動力性能の低下が抑制されるとともに車室内の快適性の低下が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1に係る電子制御装置が搭載された車両の概略構成図である。
図1に示す電子制御装置の制御作動を説明するフローチャートの例である。
実施例2に係る電子制御装置が搭載された車両の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の各実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の各実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比及び形状等は必ずしも正確に描かれていない。
【実施例】
【0010】
図1は、実施例1に係る電子制御装置90が搭載された車両10の概略構成図である。
(【0011】以降は省略されています)

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