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公開番号2024058220
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165442
出願日2022-10-14
発明の名称表示装置用部材、および表示装置
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類G09F 9/00 20060101AFI20240418BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】耐衝撃性、耐擦傷性、および耐屈曲性に優れた表示装置用部材を提供する。
【解決手段】衝撃吸収層2と、ハードコート層3と、が積層されてなる積層体を有する表示装置用部材1であって、上記積層体の引張応力を測定した際に、上記ハードコート層が破断したときの応力をハードコート層破断強度とし、上記ハードコート層が破断したときの伸度をハードコート層破断伸度とした場合、上記ハードコート層破断強度が7MPa以上であり、上記ハードコート層破断伸度が4%以上36%以下である、表示装置用部材を提供する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
衝撃吸収層と、ハードコート層と、が積層されてなる積層体を有する表示装置用部材であって、
前記積層体の引張応力を測定した際に、前記ハードコート層が破断したときの応力をハードコート層破断強度とし、前記ハードコート層が破断したときの伸度をハードコート層破断伸度とした場合、
前記ハードコート層破断強度が7MPa以上であり、前記ハードコート層破断伸度が4%以上36%以下である、表示装置用部材。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記ハードコート層破断伸度が、30%未満である、請求項1に記載の表示装置用部材。
【請求項3】
前記衝撃吸収層の、前記ハードコート層とは反対側の面に、厚さが100μm以下のガラス基材が配置されている、請求項1に記載の表示装置用部材。
【請求項4】
表示パネルと、
前記表示パネルの観察者側に配置された、請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載の表示装置用部材を備える、表示装置。
【請求項5】
折りたたみ可能である、請求項4に記載の表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、表示装置用部材、および表示装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、表示装置には、表示装置を保護する目的で、ガラス製や樹脂製のカバー部材が用いられている。このカバー部材は、表示装置を衝撃や傷から保護するものであり、強度、耐衝撃性、耐傷性等が求められる。ガラス製のカバー部材は、表面硬度が高く傷が付きにくい、透明度が高い等の特徴があり、樹脂製のカバー部材は、軽量、割れにくいといった特徴がある。また、一般にカバー部材の厚みが厚いほど表示装置を衝撃から保護する機能が高く、重量やコスト、表示装置のサイズ等から、カバー部材の材質や厚みが適宜選択されて用いられている。
【0003】
近年、フォルダブルディスプレイ、ローラブルディスプレイ、ベンダブルディスプレイ等のフレキシブルディスプレイの開発が盛んに行われており、中でも、フォルダブルディスプレイ、すなわち折り曲げられる表示装置の開発が進められている。
【0004】
折れ曲げられる表示装置においては、カバー部材も表示装置の動きに追随して曲がる必要があることから、折り曲げることができるカバー部材が適用されている。樹脂製のカバー部材の場合、化学構造の工夫により無色透明化したポリイミドやポリアミドイミドのフィルムが開発されている(例えば特許文献1参照)。また、ガラス製のカバー部材の場合、超薄板ガラス(Ultra-Thin Glass;UTG)等のようにガラスを薄くすることで折り曲げることができるようにしたカバー部材の検討が進められている(例えば特許文献2参照)。ガラスの中でも、特に、屈曲耐性が高いのは、化学強化ガラスといわれるもので、ガラス表面に膨張する応力を内在させることにより、ガラス表面に生じた微小な傷が屈曲時に大きくならないようにすることで、ガラスを割れにくくしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-137864号公報
特開2018-188335号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ガラスは、樹脂に比べ弾性率が高いので、同じ厚みの場合、樹脂よりも表示装置を保護する能力が高い。また、ガラスは、光学的にも透明性が高く、より視認性の良い表示装置を製造することが可能となる。一方で、ガラスは薄くなることで、より割れやすくなってしまい、耐衝撃性が劇的に悪化する。外部からの衝撃によって、カバー部材のガラスが割れてしまうと、表示装置を保護する機能が低下するだけでなく、発生した破片や鋭利な端面により使用者の指先等を傷付けてしまうおそれがある。
【0007】
上記ガラス基材には、外部からの衝撃によるガラス基材の割れを防止する目的で、上記ガラス基材の外表面に衝撃吸収層が設けられる場合がある。この際、上記衝撃吸収層のガラス基材とは反対側の表面には、耐擦傷性を向上させる目的で、ハードコート層が設けられる。
【0008】
このようなガラス基材の外表面側に配置される、衝撃吸収層およびハードコート層からなる積層体は、耐衝撃性および耐擦傷性に優れるばかりではなく、フレキシブルディスプレイに用いられる場合は耐屈曲性をも求められるが、これらの三つの特性をバランスよく有する積層体を得ることは極めて難しいものであった。
【0009】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、耐衝撃性、耐擦傷性、および耐屈曲性に優れた表示装置用部材を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本開示の発明者らは鋭意検討を行った結果、上記積層体の引張応力を測定する際に、まずハードコート層が破断するが、このときの応力および伸度を所定の範囲とした場合に、耐衝撃性、耐擦傷性、および耐屈曲性に優れた表示装置用部材とすることを見出し、本発明を完成させるに至ったものである。
(【0011】以降は省略されています)

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